肛宴のお龍

39.お龍昇天

「1分20秒。随分派手に気を遣ったもんだね。お陰で20秒も余計に掛かったよ」

懐中時計から目を上げるとお銀が忌々しそうに言ったが、お龍はサトシの肩に顔を埋めたまま何も言わず、ただ「ハーハー」と荒い息を吐きながら一層膨らんだように見える豊満な胸を激しく上下させていた。唇の端から は唾液とも涎ともつかないものが二筋三筋と サトシの肩から胸の方へ流れていて、後手に縛られた裸身が時折ブルブルっと震えていた。あまりにも激しい気の遣りように流石の芸者衆も途中で越後獅子を止めてしまった。

「あんまり気持ち良すぎて昇天なさったようですな」

相模屋が言うと、サトシがお龍の裸身を何度か揺すぶった。

「おい、お龍さん、大丈夫かい?」

すると、「ウゥゥーン」 と呻きながらお龍が少し青ざめた顔を上げた。そして焦点が定まらないのか涙で濡れた長い睫毛を揺らしながら顔を左右に振っていたが、突然「ヒ、ヒィー」と悲鳴を上げると、「イヤ、イヤァアアア」と叫びながら後手に縛られた裸身を激しくくねらせた。

「おいおい、そんなに暴れるなよ」

サトシが笑いながらお龍を抱きしめるが、お龍は「イヤァ、イヤァ、縄をほどいて!」とますます激しくもがいた。しかし後手に縛られた素っ裸でサトシに跨り、交差させられた両足首を縄で縛られていては、いくらお龍が激しくもがいてもヤクザ達の目を楽しませるだけであった。

そして次第に正気に戻って来るに連れ、今度は「アァァ、アァァ」と小さく喘ぎながら、少しでもサトシの身体から離れようと裸身をすくませるが、「いまさら遠慮するなよ」と豊満な乳房が押し潰される程にサトシにギュッと抱きしめられると、「アァ、イヤァ」と小さく喘ぎながら紅潮させた顔を背けるのであった。

「やっと自分が何をしてたのか思い出したようだね」

お銀がお龍の顔を覗き込むと、お龍は「イヤァ」と喘ぎながら、今度はサトシの方へ顔を向けたが、サトシが唇を合わせようとしたので、慌ててサトシの肩に顔を埋めた。

「あれだけ恥ずかしいことをしておいて、いまさら顔を隠してどうするんだい?」

お銀が揶揄するがお龍は顔を埋めたまま黙っていた。

しかし、お銀が「さて親分さん、20秒も超えちまったんですが、どうします、お京と交替させますか?」と言うと、さっと顔を上げて親分の方を振り返りながら言った。

「あぁ、それは駄目です。私にさせて下さい」

「さあ、どうするかな?お龍も頑張ったようだが」

親分が言うと、相模屋が続けた。

「あんなに気を失うほど気を遣ったのに、まだ続けるるんですか、お龍さんよ」

「は、はぃ」

「あとまだ何人も残ってるんですよ。最後まで身体が持ちますかな?いや、途中で気が狂うかもしれませんよ」

「いいんです。たとえ気が狂おうとも、私にさせて下さい」

「そこまで言うんなら、もう少しお龍にやらせるか」と親分が言うと、「私もお龍さんの産卵をもう少し見たいものですな、ヒッヒッヒ」と相模屋も了承した。

「親分さんも相模屋さんもお龍に甘い気もしますが、まあいいでしょう。お前さん、助かったね。でも次はちゃんと一分以内に産むんだよ」

お銀はそう言うと若い衆に命じてお龍の足首を重ねて括っていた縄を解かせた。そして二人の若い衆が左右からお龍の二の腕を掴み、お銀が「さあ、立つんだよ」と後ろ縄を引くと、お龍の裸身は左右から抱きかかえられるようにサトシの身体から離れた。

「あっ、待って!」

お龍は慌てて膝を閉じようとするが、両足首に結わえられている縄が左右に大きく引かれたので、「アァ、イヤァ」と喘ぎながらサトシの目の前に「人」の字の格好で立たされたのである。大きく開かされた局部からは粘液の 太い糸が何本も垂れ下がっている。

「これは凄い濡れようだな、お龍さんよ。俺の身体もヌルヌルじゃないか」

サトシが笑いながら言うと、お龍は豊満な乳房を揺らしながら顔を背けて恥ずかしそうに身体をくねらせたが、 両足を大きく開かれている上に後手に縛られた裸身を二人の若い衆に抱きかかえられていてはそれ以上には抵抗のしようもなく、「ハーハー」と荒い息をしながらしばらくの間そのままの格好でヤクザ達の目の前に紅潮した裸身を晒したのである。

「それ位でいいだろう。さあ、次はカズヤだ。さっさと跨るんだよ!」

ようやくお銀の許しが出て、両足を左右に引っ張っていた縄が緩められると、お龍は慌てて膝を閉じようとした。しかし会席膳を挟むように拡げたサトシの太腿辺りに跨って 立っているお龍は、大きく開いていた膝をほんの少し狭めることが出来ただけで、局部を視線から遮ることは叶わず、少しでも太腿を閉じようと尻を突き出すような中腰になったが、両側からお龍の裸身を抱えていた若い衆が 手を放すとよろけて後ろに倒れそうになった。

「アァッ」

お龍の短い悲鳴が上がると同時に両側の若い衆が再びお龍の裸身を抱えようとしたが間に合わず、お龍はそのまま後ろへ二三歩たたらを踏んだ後に勢い良く尻から仰向けに倒れ、開いたままの両足が宙に舞った。

「ヒィ」と短く叫びながらお龍は下半身を捻って膝を閉じたが、次の瞬間「アァァゥゥゥ」と呻いたかと思うと、豊満な二つの乳房を揺らしながら仰向けのままの裸身をブルブルっと震わせたのである。

「気持良すぎて腰が抜けましたか?そして尻餅を付いた途端にまた卵が悪さをしたようですな、フッフッフッ」

相模屋が言うと、「そうなのかい、また気を遣ったのかい?」とお銀が上から覗きこんだ。

お龍は無言のまま太腿をきつく閉じて横に倒し、紅潮した顔を恥ずかしそうに背けたが、固く尖った乳首を載せた豊満な乳房は隠しようもない。

「どうなんだい?また気を遣ったのかって聞いてるんだよ」

お銀が強い調子で言うと、お龍は顔を捻ったままコクンと頷いた。

「そうかい、本当に何度も何度も気を遣るもんだね、こんなに大勢に見られてるっていうのに恥ずかしくないのかね」

お銀が嵩にかかって揶揄するがお龍は何も言い返せずに黙って横を向いていた。

「まあいいだろう。さあ、後がつかえてるんだ、さっさと立つんだよ」

お銀が後ろ縄を引くとお龍は上体を起こし、揃えた膝を曲げて一旦横座りになってから、膝を揃えたままで立ち上がろうとしたがどうにも尻が持ち上がらない。

「あぁ、す、少しだけ休ませて下さい」

「そんな時間は無いんだよ。自分で立てないんなら、そのまま抱えてカズヤに跨らせてやろうか?」とお銀が言った。

「あっ、いえ、じ、自分で立てますから。でも、お、お水を少し戴けませんか?」

「お銀さん、あれだけ派手に気を遣ったんだ、喉も乾いてるだろうから、水を飲ませてやってもらえませんかな。それにカズヤさんには自分で跨らせた方が色々と楽しめると思いませんか、フッフッフッ」

薄っすらと脂肪を載せているが後手に縛られても少しの弛みを見せていない引き締まったお龍の背中を見ながら相模屋が言うと親分が続けた。

「そうだな、お銀。腹を空かせた若い衆には悪いが、芸者衆も揃ったことだし、ここはじっくりとお龍の産卵を見物しようじゃないか」

「分かりました。お二人が良ければ私は構いませんよ」

お銀がそう言って若い衆に水の入った湯呑みを持って来させると、お龍は美味そうにゴクゴクと全部飲み干した。

「さあ用意はいいかい?次はカズヤだ。さっさと立つんだよ!」

お銀が後ろ縄を引きながら厳しい口調で言うと、若い衆が二人お龍を抱き起こそうと両側から近づいてきたが、「あぁ、自分で立てますから」とお龍は強い調子で断った。

「なんだよ、折角手を貸してやろうとしてるのに」

若い衆の 一人が不満げに言うと、「あぁ、済みません。でも一人で立てますから」とお龍も譲らない。

「無理に立たされるよりは自分で立った方が気を遣りにくいとでも思ってるんですか?」と相模屋がお龍の背中に向かって言った。

「そうなんですか、相模屋さん?」

「いや、お銀さん、それはどうかな。卵は3個残ってますからな。どうやったって一番奥のが精嚢に、二番目のが前立腺に当たりますよ。それにお龍さんは後手に括られてるんですから膝を開かずに自分で立とうとするとあちこちの筋肉を総動員することになりますな。それはつまり骨盤の奥のあちこちの筋肉も。だから私は逆に気を遣りやすいんじゃないかと思うんですよ」

「だとよ、お龍。それでも自分で立つのかい?」

お銀に言われてお龍は少し迷いを見せたが、「じ、自分で立ちます!」とはっきりと言った。

相模屋は少し残念そうな顔をしたが、ニヤリと笑うと黙って頷き、お銀に目配せをすると縄を引く真似をした。

「それじゃ我々はここでじっくりと見物させてもらいましょうか。お龍さんが首尾よく気を遣らずに自分で立ち上がれるかどうか」

相模屋が言うと、親分も頷いた。そして芸者衆の方を振り返って、「さっきは驚かして済まなかったな。悪いがさっきの越後獅子の続きをやってくれないか」と言うと、芸者衆は「承知致しました」と微笑んだ。

三味線の音が響き、芸者衆の甲高い声が再び座敷中に響くと、「さあ、お龍さん、さっさと立ち上がってサトシに跨るんだよ!」とお銀が言った。

「は、はい」

お龍はそう返事をすると膝をピタリと閉じて横座りになっている裸身をくねらせて立ち上がろうとするが、後手に縛られていては如何に上体をゆり動かしても、その動作は豊満な乳房を揺するばかりで尻を持ち上げることはできない。

「少しは膝を開かないと無理じゃないですか、お龍さん?」

相模屋がお龍の正面へ回りこんで来ると覗きこんだ。

「もっとも私はそうやってお龍さんが乳房を何度も揺するのを見るのも楽しいですがね、フッフッフッ」

「あぁ、見ないで下さい」

お龍は相模屋に背を向けるように身体の向きを変え、反動を付けて何とか膝立ちになろうとするが、膝を閉じたままではあと一歩のところで尻が持ち上がらないようである。

「膝を開かないと無理ですよ。ほらほら少しだけ開くんですよ」

相模屋はそう言いながらお龍の正面へと回りこんでくる。

「あぁ、見ないで」と何度かは相模屋に背を向けるように身体の向きを変えながら立ち上がろとしたお龍であったがついに諦めたのであろう、膝を大きくずらせると 上体を折り曲げるようにして相模屋の視線から局部を遮りながら、何とか尻を持ち上げると直ぐにまた膝をピタリと閉じて正座した。

しかし、「うまく切り抜けましたね」と相模屋がニヤニヤと笑いなが言うと同時に、お龍は「アゥゥゥ」と喘ぎながらまるで豊満な乳房を相模屋に見せつけるように上体を仰け反らせると、正座したままで裸身をブルブルっと震わせたのである。

「おやまあ、もう気を遣りましたか」

相模屋が満足そうに言うとお龍は俯いて顔を左右に振ったが、その間に相模屋がお龍の足首に結わえられている足縄を持った二人の若い衆に目配せをすると足縄が左右にグイッと引かれた。

「アッ」

お龍が声を上げた時には既にお龍の向こう脛から下は水平近くに開かれ、捻られた膝の痛みを避けるために勢い良く尻を持ち上げて膝立ちの姿勢になったお龍は、またしても「アゥゥゥ」と喘ぎながら後手に縛られた裸身をブルブルっと震わせたのである。

「なかなかお前さんの自由には立たせてもらないね」

お銀が満足そうに言うと、お龍は必死に膝を合わせたままの姿勢で快感に耐えようとしていたが、足縄を持った二人の若い衆がさらに強く縄を引くと、「イヤァァァ」と喘ぎながらズルズルと膝を開かされ、開いた陰裂からは早くも粘液の糸が垂れ始めた。

「おやまあ、もうこんなに濡らして」

そう言いながらお銀がお龍の局部に顔を近づけようとすると、お龍は「イヤァ」と喘ぎながら膝立ちの姿勢から立ち上がろうしたが、その瞬間に いつの間にか背中に回っていた相模屋が後ろ縄を強く引いたのである。

「ヒィィィ」

鋭い悲鳴を上げながらお龍は尻餅を付き、宙に舞った両方の足首に結わえられている縄がさらに強く左右に引かれたので、お龍は両足を大きく開いた『人』の字の形に仰向けになった。そして次の瞬間、「アゥゥゥゥ」と喘ぐと再び裸身をブルブルっと震わせたのである。

芸者衆は何事も無かったように越後獅子を歌い続けていて、三味線の音が軽快に響いている。

「おやまあ、どうしました、お龍さん。一人では立ち上がれませんか?」

相模屋がニヤニヤと笑いながら、『人』の字になった裸身を見下すと、「ひ、卑怯者!」とお龍は叫んだが、他のヤクザ達が次々に寄って来て、豊満な乳房やしとどに濡らした局部に視線が集まると、恥ずかしさに耐えられなくなったのか、「イヤァ」と言って顔を背けた。

「相模屋さん、いたずらはその位にしませんか?それじゃいつまで経っても立てませんよ」

お銀が笑いながら言うと、「あっ、すまんすまん、お龍さんを見てるとついつい苛めたくなるんですよ」と言いながら相模屋は頭をポンと叩いた。

「お前たちももう足縄は引っ張らなくていいからね」

お銀に言われて二人の若い衆が掴んでいた縄をポトリと落とすと、お龍は大きく開かされていた両脚を慌てて閉じた。

「さあ、お龍さんよ、もう邪魔はしないからさっさと立つんだよ!」


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