肛宴のお龍

34.四卵挿入

東組の座敷の中央で再びまんぐり返しの体勢を取らされたお龍は、若い衆に支えられながら両脚を極限まで開いていた。馬鹿な遊びに時間を費やしていたこともあって、お龍の後門は完全に元通りにピタリと口を閉ざしていた。そんな後門をお銀は指で解すこともせずにいきなり卵を押し付けてくるのである。 直腸には既に二個の卵を挿入されているというのに、先ほどと同じように10秒以内に飲み込まないとお京と交代させると脅され、お龍は死に物狂いで息んで後門を開かなければならなかった。

しかし如何に息んでも卵を通す程には後門が開く道理も無く、お銀に卵を捩じ込まれて無理矢理に後門を開かれるお龍は、熱い喘ぎ声を吐きながら陰核からは透明な熱い滴りを途切れなく漏らし た。そしてお銀が一際強い力で押し込むと、「イヤァァァアアア」と叫びながら裸身をガクガクと震わせ、見事に三個目の卵を飲み込 んだのであるが、さらに「クゥゥゥゥゥ」と呻きながら後手に縛られた上体を激しくくねらせたのである。

もちろんその時も大きく開いた両脚は若い衆にしっかりと掴まれていて閉じることは許されず、陰裂から顔を覗かせている陰核から 少し白濁した愛液をトロトロと吐き出すところまではっきりとヤクザ達に見せなければならなかった。

そして気を遣ったことを自ら告白した後に脚を閉じることを許され、若い衆が足を離すと、お龍は崩れるように脚を揃えて畳の上に横たわったのである。

「そんなに良かったのかい?益々後門が敏感になってきたようだね、お龍さんよ。そんなことじゃ産むときにも大変だよ、ハッハッハ」

お銀は満足そうに笑いながら、ハーハーと荒い息をしながら横たわっているお龍をしばらく眺めていたが、「さあ、二分経ったから四個目を入れてやるよ」と告げた。

ハッと我に返ったような表情を見せたお龍は、イヤイヤと顔を二三度左右に振ったが、すぐに観念したのか、黙って頷くとゆっくりと仰向きになって膝を曲げたまま両脚を上げ、尻を持ち上げながら脚を頭の方に伸ばしてから、限界まで 大きく脚を開いた。

すぐに若い衆がそれぞれの足を掴み、お銀が卵を押し付けてくると、お龍は再び必死に息み始めた。そして最後には 先ほどよりも一層激しく叫び、裸身をガクガクと震わせながら四個目の卵を飲み込んだのであるが、さらに「クゥゥゥォォォオオオオ」と咆哮を上げながら、激しく裸身をくねらせたのである。

あまりの激しさに両足を掴んでいた若い衆は思わず手を離しそうになったが、お龍の足にしがみつくようにして必死に大開脚の姿勢を支えたので、少し顔を出した陰核から、先ほどよりも多量の白濁液を 吐き出したところもはっきりとヤクザ達に目撃されたのである。

「益々激しくなるね。そんなに良かったのかい?」

お銀が蔑むように尋ねると、お龍は濡れた長い睫毛を揺らしながら眼を開き、ハーハーと荒い息を何度かした後、少し充血した眼でお銀を見つめながら頷いた。

「さあ立つんだよ」

お銀が言うと、両脚を支えていた若い衆が手を離した。お龍は我に返ったように慌てて脚を閉じ、そのまま膝を揃えて曲げると 畳の上に裸身を横たえた後、少し顔を起こした。眩い照明が広い座敷の中央に横たわったお龍の裸身を隅々まで照らしている。

「あぁ、肌襦袢を」

お龍は喘ぐようにお銀に哀願しながら、後手に縛られた裸身を捩り、ヤクザ達の視線から少しでも逃れるように豊満な乳房が畳に付く程に上体を捻った。今まで仰向けになって見ていたヤクザ達の顔をまともに見た途端、一糸纏わぬ全裸を晒している恥ずかしさがこみ上げてきたのである。

「いいだろう、肌襦袢を掛けてやりな」

お銀が言うと若い衆が先ほどお龍の身体から滑り落ちた肌襦袢を持って近づき、畳の上で蹲っているお龍にふわりと掛けた。もちろんこれはお銀の優しさでは無い。時々は肌を覆わせることで、次に全裸に剥いた時の恥ずかしさを一層強く味わわせようという魂胆である。

「有難うございます、お銀さん」

お龍がか細い声で言った。

「紐も掛けてやりな」

「へぃ」

若い衆は返事をすると、お龍の肩のあたりをつかんで上体を引き起こし、前身頃を引き寄せてお龍の乳房や腹部を覆い、シュシュッと手際よく紐で止めた。

「あ、ありがとうございます」

お龍が顔を捻って若い衆に礼を言った。

「これでいいかい?じゃあ、立つんだよ、お龍さん」

お銀に言われると、ほんのひと時であっても肌を隠すことが出来たお龍は、何度も気を遣って紅潮した顔に少し安堵の色を浮かべ、お銀に後ろ縄を引かれながら明るい照明の下にすくっと立ったが、すぐに「アァ」と喘いでしゃがみ込んだ。

「どうしたんだよ!」

荒々しい口調でお銀が言うと、「た、たまごが」と言いながらお龍は顔を左右に振った。

「卵がどうしたんだよ!割ったんじゃないだろうね」」

「いいえ、でも、あぁぁぁ」

お銀にきつく問いただされても、お龍は身を捩りながら喘ぐことしかできなかった。

「一体、どうしちまったんだよ!」

お銀が声を荒げたが、お龍は「いや、いや」と言いながら顔を左右に振るだけであった。

「それはですな」

その時、少し離れたところですき焼きの鍋をつついていた相模屋が箸を持った右手を上げた。

お銀もヤクザ達も相模屋の方を振り向いた。

「多分ですがね、4個も飲み込まされたお龍さんの直腸の中は、もう卵でギュウギュウだと思います。お銀さん、4個目を押し込む時には、少し中がつっかえる感じがしませんでしたか?」

「そういえば」とお銀が言った。

「そうでしょう、そうでしょう」

相模屋は満足そうに気味の悪い笑みを浮かべた。

「ということはですな、さっき指で弄った前立腺やその奥の精嚢なんかも卵でギュウギュウと押さえられてるはずなんです。それが証拠に、3個目4個目を飲み込んだ時に陰茎からはかなりの白濁液を溢れさせたでしょう。あれはきっと前立腺液や精嚢液ですな」

「それは思わぬ副産物だったな。早く卵を配らせようと思って3個位飲み込ませたらどうかと言ったんだが、お龍にとっては結構なご褒美だったというわけか」

親分が笑いながら言うと相模屋は大きく頷いた。

「その通り。お龍さんは後門を開かれると同時に、前立腺や精嚢までも押さえつけられたもんだから、二重三重の気持ち良さだったはずですな」

「そうだったのかい、お龍さんよ」とお銀が恥ずかしそうに顔を背けているお龍の顔を掴んでこちらに向けた。

「は、はぃ」

お龍が蚊の鳴くような声で答えた。

「本当にこの女には敵わないね。こっちは仕置をしているつもりなのに、いつの間にか気を遣る手助けをしてるようなもんだ」

お銀が真面目な顔で言ったので、ヤクザ達がどっと湧いた。

「ところで相模屋さん」

お銀がいつもの薄笑いを浮かべた顔に戻って言った。

「お龍が立ち上がれないのも、そのギュウギュウに詰まった卵が原因ですか?」

「多分そうでしょうな。直腸にぎっしり詰まった卵が立ち上がることで位置を変える時に、得も言われぬ快感を与えてくれるんでしょう。さっきの前立腺弄りでもお龍さんはとても敏感に反応しましたから、蠢く卵に反応したとしても不思議ではありませんな。違いますかな、お龍さん?」

相模屋が尋ねると皆が一斉にお龍の方を向いたが、お龍は「そ、そんなこと、知りません」と一層顔を赤らめながら首を左右に振るだけであった。

「ということは無理やりお龍を立ち上がらせても大丈夫ということですね」

お銀が言うと相模屋が「もちろんですよ。でもその時に気を遣るかもしれませんがね」とニヤリと笑いながら答えた。

「それはこっちの知ったこっちゃないですから」

お銀はそう言うと、顎をしゃくって若い衆たちに合図をしてから、「さあ、お龍さんよ、いつまでも休憩してないで立つんだよ」と言って、お龍を後手に縛った縄をきつく引いた。

「アァ、嫌です」とお龍は喘ぎながら抵抗したが、二人の若い衆が有無を言わさずに左右から抱き起こした。お龍は尚も、「あぁ、いやぁ、あぁ、いやぁ」と喘ぎながら肌襦袢を掛けてもらった身体をくねらせていたが、さらに二人の若い衆が加勢をするとひとたまりもなく眩い照明の真下に立たされ、その瞬間、「クククッ」と呻きながら若い衆たちに抱き抱えられた身体をガクガクと震わせたのだった。

「相模屋さんの言った通り、本当に気を遣りやがった」

お銀が忌々しげに言うと、お龍は「あぁ、いやぁ、いやぁ」と尚も身体をくねらせていたが、「あぅ、あぅぅぅうう」と呻きながら再びその身体をガクガクと震わせた。

「おや、また気を遣ったのかい?」

お銀が蔑むように言うと、「卵が落ち着くまで二三度は気を遣るでしょうな」と相模屋が言った。そしてその通り、お龍は「クゥゥゥゥ」と呻きながら再度身体をガクガクと震わせたのであった。

「本当に気を遣るのが好きなんだね、お前さんは」

呆れたようにお銀が言うと、お龍は「あぁ、そんな」と言って恥ずかしそうに顔を背けたが、「ハーハー」という荒い息は次第に収まってきた。

「もういいのかい?」

お銀が尋ねるとお龍は黙って頷いた。

「また余計な時間を食っちまったけど、次はあちらの4人様だ。さっさと卵を配るんだよ」

お銀が指差した方にお龍が顔を捻ると、そこには4人のヤクザ達が既に下帯一つだけの裸になってニヤニヤとお龍を見つめていた。

「は、はい」

お龍は小さく返事をすると、4人のヤクザ達の方へとゆっくりと歩き始めた。


偵察隊に任命された西竜也と南平吉郎は人目を避ける為に少し離れて歩いていたが、ちょうどその頃に東組の門が見通せる場所まで到着した。東の屋敷が面する表通りは南北に走っているが、通りを挟んで向い側30メートル程南にある商店の物置の陰である。そこは街灯が消えていて東組から見られる心配はないし、逆に門灯に照らされた東組の門の付近はよく見えるのである。

「見張りはいないみたいだな」

平吉郎が言うと 竜也は頷いたが、平吉郎は「念の為に北側からも見てくる」と言うと、さっと裏路地に消えた。しばらくすると竜也のところから50メートル程北側の表通りに平吉郎は顔を出し、右手の親指と人指し指でOKの合図をしたので、竜也は通りを渡ろうとした。

その時である。門の内側に人影が見えたので、竜也は慌てて小屋の陰に戻り、それを見た平吉郎も表通りから姿を消した。

しばらくすると裏路地から平吉郎が姿を現した。

「どうした?」

「人影が見えた」

竜也が指差した方を見ると、確かに門の内側に煙草を咥えた男が突っ立っている。

「見張りにしては変だな。門の外を見張ってる風ではないな」

平吉郎が言った。

「確かに」と竜也が頷いた。

平吉郎が言うとおり、その男は周囲を警戒することもなく、煙草をすぱすぱ吹かしながら夜空を見上げたかと思うと、何かにイライラしているように辺りをせわしなく歩きまわり、そうかと思うと今度は 立ち止まって煙草を捨てたかと思うと足で揉み消した後、さらに地面を何度も蹴ったりしている。

そのうちに男は門の外に出て来たので顔が明かりに照らされた。

「鉄二だ」

竜也が呟くように言った。

「若頭の鉄二か?」

竜也が頷いた。

「どうして若頭が外に出てるんだ。今頃はお龍さんを……」

嬲りものにと言いかけて平吉郎は口を噤んだ。竜也がお龍に特別の思いを持っていたことは南組でも噂になっていたのである。

竜也は黙って首を横に振った。

「鉄二が居たんでは表からは無理だな。裏口は無いから塀をよじ登るしかないか」

平吉郎が言うと竜也も頷きながら門の方を見ていたが、その時である。鉄二がスッと門の内側に消えた。そしてガラガラと引き戸を開ける音がしたと思ったら、すぐに今度はガシャン と引き戸が閉まる大きな音がした。

「なんだ、休憩でもしてたのか」と平吉郎が言った。

二人はそのまましばらく様子を伺っていたが、別の誰かが出てくる気配は無かった。

「行くか」

竜也が呟くように言うと、二人は左右を二三度確認してから表通りを横切ろうとしたが、その時、人力車の音が近づいてきたので、二人は慌てて再び小屋の陰に隠れた。

人力は東組の門の前で止まり、芸者風の女が二人降り立った。


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