肛宴のお龍

30.鉄矢の卵 

局部をしとどに濡らしたまま、 引きずられるように座敷の入り口付近に連れて来られた私は、再び肌襦袢を羽織らせてもらいました。裸身を少しの間だけでも肌襦袢で隠せるのは有難いのですが、それも実は私を裸でいることに慣れさせない為のお銀さんの企みなのです。薄暗い入り口付近では肌襦袢を羽織らせておいて、座敷中央の明るいところで素っ裸にすることで一層私の羞恥を煽ろうというのです。こんな風に羞恥心までもお銀さんに操られているようで、私は涙が滲むほど悔しいのですが、だからと言って折角羽織らせてもらった肌襦袢を自分から脱ぐなどということは恥ずかしくて出来ず、結局はお銀さんの思うがままに操られてしまうのです。

また、愛液が滴る程に濡れた局部や内腿を拭わせて下さいとお願いしようとも思いましたが、それは却ってお銀さんに私をいたぶる口実を与えるだけだと思い直し、ヌルヌルした太腿をそのままピタリと閉じて 正座していたのです。

「す、少しお水を頂けませんか?」

肌襦袢を羽織らせてもらって一息つくと、全身疲労困憊であることがひしひしと感じられます。休む間もない立て続けの責めの後は、先ほどから全身の力を振り絞って何度も何度も息み、挙句に不本意ながらも何度も気を遣ってしまったのですから。

「おやまあ、贅沢な仲居だね」

お銀さんは呆れた顔をしましたが、若い衆に合図して水の入った湯呑みを持って来させると、後手に括られて手の使えない私にお水を飲ませて下さいました。

ゴクンゴクンと飲み干したお水の美味しいこと。しかし私にはしなければならないことが待っています。

「有難うございます」と頭を下げた私は、肌襦袢の裾を太腿で挟むと仰向けになり、膝を揃えたまま胸に付く程に曲げます。

お銀さんの目には腰の物を付けていないお尻が露わになっていることでしょう。

菜種油をタップリと付けたお銀さんの指が私の後門に伸び、有無を言わさずに3本の指で後門が開かれ、何度か私を喘がせると、次に卵が押し付けられるのです。

「もっとしっかり息まないか。手間取らせると脚を開かせるよ!」

お銀さんの叱咤の声が飛び、私は必死に息みますが、他人に見られながらアヌスを開くことがどんなに恥ずかしいことか。しかし私にはその恥ずかしさに耐えて卵を飲み込むことしか他に道は無いのです。

「フムゥゥゥゥウウウウ」

死に物狂いで息むと、卵がグイッとアヌスにめり込み、骨盤の奥から熱いものがクリトリスに流れます。

「アァァァ」

「また濡らしやがって、ほらもう一息だ」とお銀さんが一際強く卵を押しこむと、「イヤァァァァァ!」と叫んで私は卵を飲み込みました。

しかし思わず横向きになろうとした身体は若い衆達に押さえられ、私は仰向きのままで「くぅぅぅぅ」と呻きながらブルブルブルっと身体を震わせたのです。辛うじて顔だけは左に捻ってヤクザ達の視線から逃れましたが、ドクンドクンとクリトリスから熱いものが流れて陰裂を濡らしてしまったことは、はっきりと見られてしまいました。

「また気を遣ったのかい?」

お銀さんに尋ねられて私は黙って頷きました。

「卵を飲み込む時にも産む時にも気を遣ってたんじゃ身体が持たないんじゃないかい、お龍さんよ?」

お銀さんに揶揄されても私には言い返す言葉もありません。

「さあ、立つんだよ」

お銀さんに後ろ縄を引かれ、若い衆に抱えられるようにして立ち上がらされると、すぐにお銀さんの手が前に回って細紐が解かれます。

「アァッ」

分かっていたこととは言え、肌襦袢の前が開いて乳房や太腿が露わになると思わず喘ぎ声が出てしまいます。

そしてすぐに背中を押されて、明るい座敷の中央によろめくように押し出された時には、肌襦袢はとっくに滑り落ちて私は再び素っ裸になっていたのです。

「アァァァ」

お銀さんの企み通り、私は恥ずかしさに耐え切れずにその場にしゃがみこんでしまいました。

「立つんだよ!」

再びお銀さんに後ろ縄を引かれ、若い衆達に抱きかかえられるように立ち上がらされます。

「ほら、今度は鉄矢さんだよ」

お銀さんに言われて顔を上げると、座敷の向こう側から眼帯を付けた鉄矢さんがこちらを見ています。

「さあ、次は俺だな。早く卵を産んでもらおうか」

鉄矢さんはそう言うと帯を解き始めます。

「おいおい、鉄矢、どうするつもりだ」

親分さんが笑いながら尋ねますが、鉄矢さんは黙って着物を脱いで下帯だけの姿になり、さらに下帯を緩め始めます。

「待て、鉄矢、それは次のお楽しみだ」

親分が真剣な顔になると、鉄矢さんは「まあまあ」と笑いながら、一物がギリギリ顔を出さない程度にまで下帯をずり下げ たところで止めます。下腹部を覆う剛毛が露わになりました。

「まあ、それならいいだろう」

親分さんも笑います。

「早く行くんだよ!」

お銀さんに再び背中を押され、私は太腿をピタリと閉じたまま、少しうつむきがちに短い縄で繋がれた足を少しずつ動かします。熱く火照った乳房が揺れてヤクザ達の視線を集めます。

やっと鉄矢さんの会席膳の前まで来ると、鉄矢さんが私の全身を舐めるように見た後、会席膳に両手を掛けました。

さっきの相模屋さんのように会席膳を自分の身体の方へ動かそうというのでしょう。

ところが鉄矢さんは胡座に組んだ脚を崩すと、膝を軽く伸ばして脚を開き、会席膳を45度回転させてから、一つの角が股間に当たるまで近づけました。そして膝を立てて両足で会席膳を挟むようにしてから、股間に当たっている膳の角に卵を産む小鉢を置いたのです。

そんな所に置いた小鉢にどうやって産めと言うんでしょう。

「これは素晴らしいですな、鉄矢さん」と相模屋さんが嬉しそうな声を上げましたが、私はどうしていいか分からずに立ち尽くします。鉄矢さんの脚に当たるまで前に進んだところで到底小鉢の中には産めそうにありません。

あっ、後ろ向きになればいいのです。

私はホッとして会席膳の前で後ろ向きになろうとしました。

「何をやってるんだよ!」

お銀さんのきつい声が飛びました。

「後ろ向きじゃないよ、ちゃんと鉄矢さんの方を向いて産むんだよ!」

「あ、は、はい。でもどうやって」

「惚けるんじゃないよ。あの小鉢の中に産もうと思えばどんな格好をするか決まってるだろう」

私はもう一度小鉢と鉄矢さんの身体を眺めました。あの小鉢の位置にお尻を持ってこようとすれば……鉄矢さんの身体に跨るしか……この素っ裸の身体で跨るしか。

本当にそんな格好になれというのですか?

私は後ろを振り向いて縋るようにお銀さんを見詰めました。

「やっと分かったようだね。じゃあ、さっさとするんだよ」

ああ、何と私は素っ裸のままで鉄矢さんの身体に、それもずり下げた下帯一つの身体に跨らなければならないのです。 鉄矢さんが着物を脱いだのはこの為だったのです。全裸の私と肌と肌を接しようという企みだったのです。

先ほど相模屋さんに身体を接するようにしゃがんで大きく脚を開いたのとは訳が違います。それに相模屋さんは着物を着ておられましたが、鉄矢さんは下帯一つ。私が全裸で跨れば、まるで対面座位の体位で愛の交歓をするようなもの。

今まで一度も男性と肌を接したことなど無いのに、この宴席でしかも仇である鉄矢さんに抱かれるような格好をしないといけないとは。

「もたもたするんじゃないよ!」

お銀さんが私のお尻をピシリと打ちました。

「アッ、ハ、ハイッ」

私は鉄矢さんの方を向くと、「お、お膳を少し持ち上げて下さい」と喘ぐように言いました。

さっきのように両足を結んだ縄を会席膳の脚の下をくぐらせようと思ったのです。

「ほらよ」と言って鉄二さんがお膳を持ち上げて下さり、私は膝をピタリと閉じたまま足を開いて少しずつ前に進みますが、 斜めになった会席膳の対角線の長さは両足を繋いだ縄よりも長く、如何に頑張って足を拡げても会席膳を跨ぐことはできません。

「こりゃ無理だな」

鉄矢さんはそう言うと会席膳を自分の横の方に避けて下さいました。

「まずは俺に跨るのが先だ」

邪魔な会席膳が無くなったので、私は足を閉じて少しずつ歩を進め、だらしなく脚を投げ出している鉄矢さんの内腿に当たったところで立ち止まりました。

あとは鉄矢さんに跨ればいいのです。

私は先ほど相模屋さんの卵を産んだ時のように、できるだけ局部を鉄矢さんの視線から隠しながら脚を開いて蹲踞の姿勢を取りました。大きく開いた太腿の内側が鉄矢さんの脇腹に触れて身震いが起きますが必死に我慢します。

「何やってんだよ!」

お銀さんの厳しい声が飛びました。

「そんなとこにしゃがんだって駄目だろう。ちゃんと跨らないと」

後ろを括った縄を急に引かれて私は立ち上がらされ、慌てて膝を閉じました。

「お前さんの足は鉄矢さんの脚の向こう側だよ」

私は恐る恐る右足を上げて鉄矢さんの太腿を跨ぎます。

「駄目だ駄目だ。それじゃ縄が引っ掛かってしまう」

鉄矢さんに言われて 私は慌てて足を戻します。

「お銀さんよ、足の縄を解いてやっちゃ駄目かい?」

鉄矢さんに尋ねられたお銀さんは親分さんの方を見ます。

「お龍も大分大人しくなってきたようだからいいだろう。ただ念の為にそれぞれの足には縄を結わえておいて、端を若い者に握らせておくんだ」

「分かりました、親分さん」

お銀さんが答えたのと同時に、既に私の後ろに集まってきていた若い衆達が私の左右の足に取り付くと、両足を繋いでいた縄を解き、代わりに2メートル程の長い縄をそれぞれの足に結わえました。

「これでしっかりと跨げるだろうよ」

鉄矢さんはそう言うと、だらりと伸ばしていた足を胡座に組み直し、お銀さんは、「ほら、早く」と言うと、再び私のお尻をピシリと打ちました。

「は、はいっ」

私はもう一度ゆっくりと右足を上げて鉄矢さんの太腿を跨ぎました。しかし、鉄矢さんが胡座を組んでいるので、左足で鉄矢さんの太腿を跨ぐ為には大きく膝を開かなくてはなりません。しかも私の局部は鉄矢さんの目の前です。

私が中腰になってもぞもぞしているとお銀さんの叱咤が飛びました。

「さっさと脚を開いて跨ぐんだよ!」

「あ、は、はいっ」

しかし私の局部は先程から何度も気を遣った所為でしとどに濡れています。太腿をピタリと閉じて鉄矢さんの視線から何とか隠しているのに、どうして脚を開くことができましょう。

「それともお京と交代するかい?」

お銀さんが再び私のお尻をピシリと打ちました。

「おれはお京でもいいんだぜ」

鉄矢さんが上目遣いで言います。

「あ、そ、それだけは」

私は一つ大きく息を吸うと、鉄矢さんの視線を避けるように首を捻り、左足をズルズルと開いていきました。

「アァァ」

熱く火照った局部に冷気が忍び込み、入れ替わるように粘液の太い糸が何本も太腿に糸を引きます。

「もう、そんなに濡らしてるのかい、お龍よ」

鉄矢さんが揶揄しますが、私はそれには答えずに、一刻も早くこの恥ずかしい体勢から逃れようと左足を大きく開いて鉄矢さんの太腿を跨ぐと同時に、慌てて鉄矢さんの身体の上にしゃがみ込みました。 恥ずかしい程に大きく太腿を開かねばなりませんが、濡れた局部をずっと鉄矢さんの目の前に晒すことなどとても出来ません。

しかし勢い余って局部が鉄矢さんの下腹部に触れてしまい、その瞬間私は小さな悲鳴を上げてしまいました。

「ヒィッ」

それは先ほど相模屋さんの着物に触れた時とは桁違いの刺激です。堪らずに思わず腰を浮かせましたが、その為には鉄矢さんの肩に顎を載せるように前かがみに成らざるを得ず、熱く火照った乳房を鉄矢さんの胸に押し付けることになって、今度は固くしこった乳首が喘ぎます。

「ウゥゥゥ」

「おいおい、いきなりからそんなにおっぱいを押し付けてくるとは、お龍も大胆だな」

「それじゃ、会席膳を元に戻しますね」

お銀さんがそう言ってお膳を私のすぐ後ろまで持って来ると、鉄矢さんは再び胡座を崩して脚を開き、斜めにした会席膳を両脚で挟むように、一つの角が自分の股間に当たるまで引き寄せました。

「そんなに尻を上げてると小鉢には産めないよ」

お銀さんがそう言って、私のお尻をピシリと打ちました。

「アッ、ハイッ」

「そうだな、そんなに緊張してたんじゃ卵は産めないぜ。俺に身体を預けるようにしないとな」

「もっと足を拡げて鉄矢さんの上に乗っかるんだよ。できないのなら足縄を引っ張ってやろうか?」

「あっ、いえ、自分でしますから」

こんなところで足を括った縄を引かれれば、 それこそ鉄矢さんの下腹部の上に尻もちをついてしまい、まともに局部を押し付けることになってしまいます。先ほど少し触れただけでも悲鳴を上げる程の刺激だったのに、身体を預けるなんてとんでもありません。私はそんなことにならないように、しっかりと両足を踏ん張って少しずつ外側にずらしながら、お尻を下ろしていきました。

しかしそんな格好は物理的に無理だったようです。

もう少しでお尻を下ろしきれると思った瞬間、私はバランスを崩して後ろに倒れそうになり、「アッ」と叫んだ時には鉄矢さんの両手でガッシリと抱かれていました。先ほどまで踏ん張っていた両足は宙に浮いて、濡れた局部が鉄矢さんの温かい腹部に押し付けられ、「アァァ」と喘いだのと同時に 熱いものがクリトリスに流れます。そして思わず腰を捻ると、鉄矢さんの身体の上で私の裸身がヌルリと滑り 、下帯をさらにずり下げながら鉄矢さんの下腹部に局部を密着させることになったのです。

「アゥゥゥ」

鉄矢さんの下腹部に生えた剛毛が局部をいたぶり、私は熱い喘ぎを我慢できません。

「おいおい、もうヌルヌルじゃないか、お龍」と鉄矢さんが一層強く私の裸身を抱きしめます。

「アァ、イヤァ」

私は何とかもう一度踏ん張ろうと足をばたつかせますが、「足を括ってやりな」というお銀さんの一言で、足縄をもった二人の若い衆が私の両足首を掴んで交差させると、その上から縄をグルグルと巻き付けます。

これで私は両脚で鉄矢さんを挟んだまま身動きが取れなくなったのです。

「いい格好だね、お龍さんよ。それなら小鉢に産めそうだ」

お銀さんはそう言うと、私の前に回ってきて腰を下ろし、相模屋さんの懐中時計を手にしてから、私の顔を覗き込むように言いました。

「1分以内に産むんだ。じゃあ数えるからね、イチ、ニイ、サン、シ」


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