肛宴のお龍

19.小さな滑車

一体どの位の時間が経ったのでしょう。相模屋さんに乳房を揉まれながら、鉄二さんの指で少なくとも三度は絶頂に達し、次にはお銀さんの指で四度は絶頂に達したところまでは覚えていますが、その後は入れ替わり立ち替わり、東組の若い衆達が順に私の後門に指を入れてきては前立腺や精嚢を弄り、その度に私は何度か前立腺液や精嚢液を吐き出し、そして大きく脚を開いたまま気を遣ったのでした。

相模屋さんが言うには前立腺液は補充に時間がかかるが、精嚢液は比較的早くに補充されるそうで、しかも左右に二つありますから、代わりばんこにすれば良いと。 そういうわけで鉄二さんは左側の精嚢を主に弄り、お銀さんは右側の精嚢を弄り、つぎの若い衆は前立腺という具合に、私の三つの官能の器官は代わる代わる徹底的に弄り尽くされたのでした。

如何に射精しないと言えども、 何度か気を遣るとさすがに私も疲労困憊になり、少しお水を飲ませてもらって休憩させて頂きましたが、次の若い衆が指を入れてくるとすぐにまた身体は高ぶって瞬く間に体液を吐き出し、そして何度か官能の器官を弄られるうちに絶頂に達してしまうのでした。

やっと最後の若い衆に気を遣らされ、射精をしていないことを確認されると、長かった官能器官弄りが終わりました。

「それにしても、最後まであれだけ見事に気を遣るとは、しかも脚をおっぴろげたままでなんて、見てる方が恥ずかしかったよ」

お銀さんにからかわれても、何も言う気力が起きません。身体がもうくたくたです。

しかし気持ちが落ち着いてくるにつれて、何度も何度も蹂躙されたアヌスやその回りにベトベト付いている菜種油が気になり出しました。それに射精こそしなかったものの、クリトリスも陰裂も何度も滴らせた愛液でぐっしょりですし、無毛の恥丘にもクリトリスが何度も吐き出した前立腺液や精嚢液の跡があちこちに残っています。

「あぁ、お銀さん、チ、チリ紙をお借りできませんか」

「どうしてだい?」

「あ、あの、局部を拭いたいのです」

「確かにこれはちょっと恥ずかしいことになってるね。分かった拭いてやるよ」

お銀さんはそう言うと、アヌス周りと恥丘は綺麗に拭いて下さいました。しかし、クリトリスや陰裂は「このままの方が都合が良いから」と拭いて下さいませんでした。

「これで前立腺と精嚢弄りは無事終了ですな」と相模屋さんが言いました。

「お京も最後までたっぷりと見学したようだしな」と親分が若い衆二人に押さえつけられているお嬢様の方を見ながら言いました。

「お、お龍さん」とお嬢様の悲痛な声がします。ああ、お嬢様にずっと見られていたのです。

「まあ、お京さんにはあまり参考にはならなかったかもしれませんがな、ハッハッハッ」と相模屋さんが笑いました。

「それと、さすがに途中からは乳を絞っても出ませんでしたな」

「もっときつく絞ってやれば出たかもしれませんよ」と恐ろしいことをお銀さんが言います。

「それじゃ次の詫びの準備をする間、お龍さんにはそこで休んでおいてもらいましょう。但し、さっきみたいな物騒なことにならないよう、両脚は花台の脚に括りつけて、それから念の為に首縄も花台に括りつけておきましょう」

相模屋さんはそう言うと、お尻の下で二つ折りになっていた座布団を除けて下さいました。これで腰を真っ直ぐに伸ばすことができます。そして若い衆達がてきぱきと私を花台に括りつけると、最後に相模屋さんが、肌蹴ていた肌襦袢を元に戻して下さいました。久しぶりに裸身を覆われると、身体の底から気持ちが落ち着くようです。

私の横では次の詫びの準備と称して若い衆達が脚立に乗って天井の梁から二本の縄をぶら下げ、ちょうど背の高さくらいのところに 長さ50センチ程の角材を横に渡して、その両端に小さな滑車を取り付けています。先程倉庫で私の首を吊っていた滑車とは比べ物にならない小さなもので、あれでは私を吊ることはおろか、私の足さえ吊り上げることは出来ないでしょう。

じゃあ、一体何を?

お銀さんと相模屋さんのことですから、きっと私が想像もしない恐ろしいことを考えているに違いありません。私は、そんな恐ろしい滑車を見ないでおこうと思いましたが、どうしても目がそちらに向くのはどうしようもありませんでした。


「お銀姉さん、滑車の取り付けは完了しました。テグスは一番太い6号でいいですか?」と若い衆が言った。

「6号っていうと何ミリ位の太さだい?」とお銀が尋ねた。

「6号っていっても1ミリもありませんぜ。精々、1ミリの半分ってとこですか。それでもでかい魚を釣り上げられますから切れる心配はありませんぜ」

「そうかい、じゃあそれでいいよ。それと錘も色々用意してくれたかい?」

「ええ、もちろん、大小取り混ぜて。テグスの片方の端には錘を引っ掛ける金属の輪っかも付けておきました」

「それは気が利くね。それじゃ花台をその下に」

お銀に言われて、若い衆達が何人かでお龍を載せたまま細長い花台を持ち上げて動かし、両端に滑車を付けた角材の真下に、角材と並行になるように置いた。 そうするとちょうど一つの滑車はお龍の胸の真上辺りに、そしてもう一つの滑車はお龍の局部の真上辺りに位置することになる。二つの滑車を通すように掛けられたテグスの一端には金属の輪が結わえられていて 、お龍の胸の上で揺れている。もう一方の端には何も取り付けられていないが、金属の輪の重みでテグスが滑り落ちないように、角材にぐるぐると巻きつけて止めてある。

「そこでいい」

満足そうにお銀が頷いた。

「お龍さんよ、お待たせしたね。やっと詫びを入れさせてやるよ。さっきはお前さんを喜ばせるばかりだったからね」とお銀は相模屋を見ながらニヤリとした。

「お龍さん、今から一体どんなことをされるか分かりますかな?」と相模屋が言った。

お龍は黙って首を左右に振った。

「そうですか、分かりませんか。こんな所に小さな滑車が二つ取り付けてあって、太いテグスが掛かってるんですよ」

お龍は少し顔を強ばらせたが、やはり首を振っている。

「しかもこちら側の端にぶら下げる錘までいくつも用意されているんですよ。何かを吊り上げる為のものだとは思いませんか?」

お龍の顔色が変わった。

「おや、分かったようですね。この滑車の真下に何があるかを考えれば、分かりますよね」

相模屋はそう言うと、滑車に触れていた手を真っ直ぐに下ろして、お龍の下腹部をポンポンと叩いたのである。

「あぁ、いや、いや」

「ほら、また始めった。お龍さん得意の嫌々ですな。でもそう言われると逆に『吊り上げて下さい』と言わせたくなるのが私の悪い癖でしてな、ハッハッハッ」と相模屋は笑った。

「ではそろそろお龍さんの準備を」とお銀が言うと、「そうですな」と相模屋が肌襦袢の紐を解きだした。

再び裸にされることは覚悟していたとはいえ、しばらくの間でも肌を隠していた後で改めて肌を晒すのはやはり恥ずかしいのであろう、お龍は唇を噛み締め横を向いて耐え ている。

しかし すぐに紐は解けてしまい、「それではお龍さん、もう一度見事な身体を見せて頂きますよ」と言いながら相模屋が前身頃を拡げていくと、お龍は「ウゥゥ」と呻いた。

「何度見ても素晴らしいですな。じゃあ鉄二さん、また乳房を揉んでもらえますか。首縄はもう要らないでしょう」

相模屋に言われて鉄二がまず首縄を外してから乳房を揉み始めると、お龍は否応なく「ハァァ」と喘いでしまうのだった。

「次は下半身ですな。お龍さん、さっきみたいに大きく脚を開いてもらえますか」

相模屋に覗きこまれたお龍は、しばらくは少し曲げた膝を固く閉じたまま嫌々と首を振っていたが、自分がしなければお京に怖い思いをさせるだけだと思ったのか、一つ大きく深呼吸を すると脚を開いた。

「おお、これは聞き分けがいいですな。でももう少し開いてもらわないと。さっきみたいに陰裂が開いて小さな陰茎が顔を出すまで。自分でも見えるでしょう?」

相模屋の言うとおりお龍の頭の下には二つ折りにした座布団が挟まれているので、お龍の目にも無毛の恥丘部を縦に割るような陰裂が手に取るように見えているはずである。その陰裂が開くまで脚を拡げろと相模屋は言っているのである。そしてその後は、クリトリスが吊り上げられることもお龍は承知なのである。

「アァァァ」

お龍が喘ぎながら思いっきり太腿を拡げた。

先ほど前立腺や精嚢を弄られてぐっしょり濡れたままの陰裂の間から、これもまだ前立腺液や精嚢液や愛液を滴らせたままのクリトリス の先が顔を覗かせた。

「おお、見えましたな。結構、結構。じゃあ尻の下にまた座布団を二つ折りにして入れてやって下さい」

若い衆が二人がかりでお龍の腰を持ち上げると、すぐに別の若い衆が尻の下に座布団を挟み、一層陰裂が開いた。お龍の目にも濡れた陰核がはっきりと見えているはずである。

「いいですな、お龍さん、そのまま足を下に降ろした方が楽だと思いますよ。膝で花台を挟むように」

足首を括っていた縄が解かれると、 相模屋の声に誘導されるようにお龍は花台の上に置いていた両足を下に降ろし、まるで花台に跨ったまま上体を仰向きに倒したような格好になった 。そして、今から陰核を吊り上げられることの覚悟が十分できたのか、穏やかな表情を浮かべると、ゆっくりと目を閉じたのである。

「後は、手先の器用なお銀さんにお願いしますよ」


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