肛宴のお龍

18.官能の器官

前立腺弄りは衝撃的でしたが、それはどちらかと言えば、いつも弄っているアヌスのほんの4,5センチ入ったところに、自分の指を挿入しても届くところにそんな甘美な器官があったのだという驚きから来るもの も大きかったでしょう。しかしそれより奥深くに位置する精嚢は、曲芸師のような柔らかい身体なら別ですが、決して自分では触れることのできない秘密の器官です。そんなところを、しかも見ず知らずの男に弄られるおぞましさはとても言葉に出来るものではありませんでした。そして身体の奥深くに指を挿入されるという恐怖心を和らげてくれたのが、既に板についてきた鉄二さんの乳房への愛撫であったことは私を一層戸惑わせました。

「あぁ、あぁ」

相模屋さんに言われて鉄二さんが乳房を愛撫し始めると私の身体はすぐに高ぶってしまい、精嚢を指で弄られるというおぞましさが、次第に未だ知らない快感を味わってみたいという劣情に変化してきました。

「あぁ、あぁ、てっ……」

思わず鉄二さんと口走りそうになって慌てて言葉を飲み込みました。そして、何本もの手が太腿や脹脛そして腹部に伸びてくると、「いや、いやっ」と喘ぎながらも私は一層大きく太腿を開き、膝が乳房に着くほどに腰を曲げてお尻を相模屋さんの方へと向けたのです。

「よしよし、良い子だ」

相模屋さんはそう言うと人差し指と中指を揃えて菜種油の壺に浸したあと、ゆっくりと引き上げました。

「では今度は精嚢を弄りますぞ、フッフッフッ」

そう言うと相模屋さんは先程の前立腺弄りで十分にほぐれている私のアヌスに最初から二本の指を挿入しました。私は堪らずに「アァァ」と喘ぎましたが 、相模屋さんはすぐに二本の指を少し深く進めてまずは前立腺に触れたのです。

「ハゥゥ」

哀しいことに私の前立腺はもうすっかり弄られる快感を覚えていて、相模屋さんの指がそろりと触れるだけで身体がビクンと反応するのです。

「相変わらず前立腺は敏感ですな。じゃあもうちょっと奥へと」言いながら、相模屋さんは二本の指を付け根までねじ込みました。

「アゥゥゥ」

さすがに指の付け根は太く、アヌスが裂けそうに拡がります。

「この辺りかな?おお、きっとこれですな、お龍さん、押さえますよ」

相模屋さんがそう言った途端に、私は「クゥゥゥゥ」と呻きました。

それは前立腺と似た快感ですが、決して触れてはいけないところを直接弄られているような気がして、私は一気に快楽の高みに追い立てられます。

「オォォォォ」

そして相模屋さんの指が前後に擦るように精嚢を刺激すると、熱いものが骨盤の奥からクリトリスへと流れ、私は「アゥアゥアゥ」と喘ぎながらクリトリスの先から白濁した粘液を ドクドクと吐き出したのです。

それは前立腺液よりもずっと量が多く、粘り気もずっと高くて、クリトリスから恥丘にまで白いロープを渡したようで、しかも脈動の為かところどころが結び目を作ったように太くなっているのです。

「おお、これは沢山出ますな。でも後があるからこれくらいにして、まずは気を遣ってもらいましょうか?」

相模屋さんはそう言うと少し押さえる力を弱めたようで精嚢液は出なくなりました。しかし、その代わりに切ないような快感が急上昇します。

「さっきみたいに深呼吸をするんだ、お龍さん」と相模屋さんに言われて、息を吸いだすと直腸の奥、骨盤の奥がざわざわと疼きます。

「スゥーゥゥゥァアアアア」

そして私が息を吐くときも骨盤奥の快感は休むことなく上昇するのです。

「フゥーーゥゥゥァアアアア」

そして何度か深呼吸を続けると、もう深呼吸どころではなくなってきて、私は「ハァ、ハァ」と浅い息しかできなくなります。

「呼吸が浅くなってきましたよ。もっと深く吸って」

相模屋さんの言葉はもう遠いところから聞こえてくるような気がして、私はウンウンと頷きながら、必死に息を長く吸おうとしました。

しかし、その時にまた骨盤の奥をそろりと撫でられたような気がした途端、自分でも驚く程の大きな叫び声が出て全身が硬直したのでした。

「クゥァワァァアアア」

鉄二さんも若い衆達も驚いて乳房や太腿から手を離し、私は両膝をきつく閉じて脚を横に倒しました。

「クゥァァァアアアアア」

また気を遣らされたのです。

「クゥァァァアアアアアアアアァァァアゥアゥアゥ」

最後は涙声になりながら、顔は上に向けたままでヤクザ達の視線を浴びながら叫びました。

「精嚢でも気を遣りましたな」と相模屋さんが満足そうに頷きます。

「射精はしなかったのかい?調べてやるから脚を広げるんだよ」

お銀さんに言われても、絶頂を極めたばかりの身体を仰向けにするなんてとても恥ずかしくて出来ず、嫌々と首を振ります。

「お京と交替するかい?」

あぁ、私が言うことを聞かないとお嬢様がまた恐ろしい目に。

「あぁ、開きます、開きます……」

私は一度深く息を吸うと、首を左右に振りながら脚を開いていきました。

「アァ、アァ」

「もっと」

「アァ」

「射精を確かめるんだから、割れ目が開いて陰茎が見えるくらい開かないと、お龍さん」

お銀さんが笑いながら言いますが、気を遣ったばかりの恥ずかしいところを見せるなんて。でも私が脚を開かないと、お嬢様が身代わりになってしまうのです。

「クゥゥゥ」

覗き込んでくるヤクザ達と顔を合わせるのは到底耐えられず、私は顔を激しく左右に振りながら、必死で膝を限界まで開きました。

「ほほう、やっぱり射精はしてませんな。押さえてやった時はあれだけ精嚢液を吐き出したのに、気を遣る時は全く出なかったなようですな」

相模屋さんが言うとお銀さんも頷きます。

「まさに女のように気を遣るわけか」と親分さんが納得したように言いました。

「ではそろそろ後門を緩めてもらえますかな?」

相模屋さんに言われて未だアヌスで相模屋さんの指を喰いしめていたことを知った私は、「アァァ」と喘ぎながらアヌスに込めていた力を抜きました。

「どうでしたかな、お龍さん、随分派手に気を遣ったようですが、満足頂けましたかな」

相模屋さんが言いますが、私は何も言えずに黙って横を向いて目を瞑ります。

「言いたくなければ構いませんが、あれだけ叫び声を上げておいて満足できませんでしたとは言わせませんよ。身体は正直ですからな、フッフッフッ。では、次は親分にやって頂きましょうか。前立腺でも精嚢でも。そしてその後は皆さんで順に」

「よし、じゃあまずは俺からだな」

親分さんがそう言いながら私の後ろに周ります。

「一つ大事なことを忘れてましたが、後門に挿入する指の爪は短く切ってやすりを掛けておいて下さいよ。爪が伸びてるとお龍さんの直腸を傷付けるかもしれませんからね」

相模屋さんが言うと親分さんが手を広げて見せます。

「これなら大丈夫ですな。皆さんも親分さんみたいに短く切っておいて下さいよ」

相模屋さんが周りを見渡しながら言いました。

私は放心したように相模屋さんの顔を見ています。

ああ、今から何人ものヤクザ達が私のアヌスに指を入れてくるのです。そして前立腺や精嚢を弄られ、恥ずかしい体液を絞り出され、そして気を遣らされて絶頂に達するこの身体をじっくりと見られるのです。

「ああ、嫌です、嫌です」

急に恥ずかしさがこみ上げてきて、私は首を左右に振ります。

すると、「ところで相模屋さん、これって侘びになってるんですかね?」とお銀さんが言います。

お銀さん、良いこと言ってくれます。そうです、私に気を遣らせるのでは侘びにはなってません。だから前立腺や精嚢を弄るなんて止めて下さい。

「確かにこれだけでは侘びにはなってないかもしれませんが、その後に」

相模屋さんは親分さんとお銀さんを手招きすると、その耳元に何事が囁きました。

「おお、成る程」と親分さんが納得したように言います。

「そこまで考えておられるとは」とお銀さんも関心したように言います。

ああ、そんな。お銀さん、納得しないで。

「じゃあ、そういう事で。では親分よろしく。鉄二さん、胸の方は引き続きお願いしてよろしいかな?」

「ええ、もちろんですよ」

「じゃあ、お龍さん、もう一度天国へ行かせて上げますからね。さあ大きく脚を開いて。今度は気を遣る時も脚を閉じちゃいけませんよ。もし閉じたらやり直しさせますからね」

相模屋さんがそう言うと、すぐに鉄二さんの手が乳房に伸びてきて、私は「嫌々」と首を振りますがしばらくすると「あぁ」と喘いでしまいます。そしてさらに何本かの手が太腿や脹脛に伸びて来ると、心の奥底の別の自分に動かされるように私は大きく脚を開いてしまい、そしてまだ高ぶりの冷めきらない身体はすぐにまた反応してしまうのでした。

大きく拡げた両脚の間では、親分さんが相模屋さんから手ほどきを受けています。

「前立腺を押さえる強さはですね、自分の目ん玉を押さえるような気持ちでちょうど良いみたいです」

「そんなに軽くでいいのかい」

「そうなんです、強く押さえる必要はありません。そして指を入れると分かりますが、前立腺がぷっくり膨れている左右の端から中央に向かって撫でるように押さえてやって下さい。そうすると堪らなくなって前立腺液を吐き出しますよ」

「分かった、分かった。じゃあまずは前立腺からだな」

そう言うと親分さんは菜種油の壺に指を付け、「お龍、たっぷり楽しみな」と言って、私のアヌスに指を挿入してきたのです。


西組の組長将吉が若い衆一人と共に突然南組を訪れたので、折しも組長が不在であった南組は大騒ぎとなった。将吉の頼みを断ったことは皆も承知であったし、組長の平五郎に至っては、相模屋からの金欲しさに将吉を裏切ったことが後悔されてとても屋敷にはじっとしておられず、隣町まで飲みに出かけてしまっていたのである。

妻の雅子は、「あいにく平五郎は隣町の寄り合いとかで出かけておりますが」と平静を装っていたが、長い付き合いの将吉には隠し通せるものではなかった。

「待たせてもらっても良いかな。見ての通り身体も弱ってきてるんで、また出直すのも難儀なこって」

「もちろんですよ、将吉親分。すぐに使いを遣らせてちょっとでも早く帰るように伝えますから、どうかゆっくりなさってて下さい。夕食はもう済まされましたか?」

「いや、最近は食欲も無くて。どうかお構いなく」

「それではお酒とおつまみでもお持ち致します」

「済まんな、雅子さんよ」

雅子は座敷から下がると若い衆の一人を捕まえて、すぐに平五郎に連絡を取るように言った。


東組の座敷では黒塗りの細長い花台に載せられたお龍を十数人のヤクザが取り囲んでいた。両手を後手に縛られて仰向けにされているお龍が唯一身に着けていた肌襦袢は 、前を大きく拡げられているので、絶頂も冷めやらない紅潮した身体をヤクザ達の視線から遮るものは何も無かった。

しかしまず最初に目に飛び込んで来るのは、 生まれて始めて気を遣ったばかりの、まだ高ぶりの冷めない美貌であった。前立腺や精嚢を弄られて泣き腫らした涙の跡も生々しく、乱れた髪や唇の端に残る涎のあとが何度も叫び声を上げた絶頂の激しさを物語っている。しかもそのような行為を、お龍は大勢のヤクザ達に見つめられながら行わねばならなかったのである。

そして少し気持ちが落ち着いてくると、そんなことをしてしまったことが身を捩るほど恥ずかしく思われ、お龍はより一層顔を紅く染めて狼狽えるのであったが、そんな身体を再び前立腺弄り や精嚢弄りに掛けようと、ヤクザ達の手が花台の上に載せられたお龍の身体に伸びているのであった。

均整の取れた身体に不釣り合いなほど豊満な乳房を鉄二に揉みほぐされ、剣の修業で良く発達した太腿や引き締まった脹脛を若い衆たちに愛撫されながら大きく開くと、お龍はゆっくりと深呼吸を始め 、それに合わせて東親分が後門に挿入した二本の指で前立腺を押さえ始めると、お龍は先程のように泣き出すこともなく、瞬く間に快楽の高みに追いやられたのである。

「お龍さんは素質があるようですな。フッフッフッ」と相模屋が揶揄するが、そんな声が聞こえないかのようにお龍は息を吸う度に、「ヒィィィイイイイイ」と悲鳴を上げ、また吐く時にも、「イィィィィィィィ」と呻 くのであった。

「親分、お上手ですな」

「相模屋さんが言うとおり、左右の端から真ん中へ向かって撫でてるんだが、これでいいのかい」

「申し分ないです。お龍さんの乱れようが何よりの証拠。そろそろ乳搾りが見られるかもしれませんから少し強い目に押さえて下さい」

相模屋に言われると、「そうかい」と答えた親分が、お龍の呼吸に合わせて真剣な顔で後門に挿入した指を少し強く曲げた。

ゆっくりと深い息を吸っていたお龍は歯を食いしばって前立腺を押さえられる快感に耐えていたが、ついに我慢できずに「ヒィィィイイイイイ」と叫び、それと同時に小さな陰茎の先からサラサラの白濁液を吐き出した。

「出ましたな」と相模屋が言うと親分も一瞬ニヤリと笑ったが、すぐに真剣な顔になって、「もう一度だ」と言った。

前立腺を強く押される度に何度も悲痛な叫びと共に前立腺液を吐き出したお龍だったが、何度目かに「もう一度だ」と親分が言って再び前立腺を強く押さえられた時には、陰茎の先から恥丘の上へと白濁液を吐き出しながら腰をブルブルと震えさせ、「クゥーッ」という呻き声を上げながら歯を食い縛った。

そして「脚を開いたままで気を遣るんだ」と相模屋が大声で言うと、ガクガクと頷きながら大開脚のままで大きく身体を仰け反らせて絶頂に達したのである。

三度目ということで鉄二も慌てることはなく、「ククククッ」と歯を食い縛りながら全身を硬直させるお龍の乳房を揉み続け、若い衆達もブルブルと震える太腿や脹脛に愛撫を与え続けた。その所為か絶頂は十秒以上も続き、一旦は「ハァー」と息を吐きながら絶頂をやり過ごしたお龍だったが、親分がもう一度前立腺に軽く触れただけで「ククククッ」と歯を食い縛りながら、再び大開脚のままで絶頂に達した。

立て続けに二度も、それも大きく脚を開いたままで気を遣ったお龍は、さすがに恥ずかしさもひとしおと見え、少し落ち着いてくると脚を閉じかけたが、「脚を閉じるんじゃないよ」とお銀の叱責が飛ぶと慌てて大きく開き、しとどに濡れた陰裂とその端から少しだけ顔を覗かせている小さな陰茎をいつまでもヤクザ達の目に晒し続けた。そして時折身体がビクンビクンと震えるたびに、陰茎から熱い愛液を滴らせながら喘ぎ、紅く染めた顔を右に左にと揺らせながら、降り注ぐ淫靡な視線を受けていた。

やっと身体の震えが収まると親分が指を抜き、改めて射精していないことを確認されると一回の前立腺弄りが終了である。

そして、「次は鉄二、お前やってみろ」と親分が指名すると、相模屋が「できれば左側の精嚢を弄ってやって下さい。前立腺液は補充に少し時間がかかるんでね」と言った。


inserted by FC2 system