エピソード III〜 静子:最終章 

ポイント・オブ・ノーリターン(帰還不能点)

マーロン達が庭へ出て行くとすぐに玄関のベルが鳴り、次々にゲストの女性達が現れました。岡田夫人が簡単に紹介してくれますが、彼女達にドリーの恥ずかしい姿を晒すのかと思うと、再び静子は不安になってくるのでした。

最後に現れた二人連れは見覚えがあるなと静子が思っていると、「お久しぶり、シズコ!魔女のウルスラよ。ハローウィンパーティの」と一人が微笑みます。

「ああ、あの時の!シズコです。今日は来てくれてありがとう」

「私は婦人警官のソフィア。覚えてる?」

「もちろん!シズコです。宜しくね」

知った顔を見ると少し落ち着きましたが、逆に知り合いにドリーを晒すのかと思うと、静子は複雑な気持ちです。岡田夫人がドリーの正体を誰にも明かしていない ということだけが頼りなのです。

岡田夫人も含めてゲストの女性達が全員庭のテーブルに着くと、マーロンとミシェルの扮した召使が紅茶とクッキーを出し、女性達は賑やかに話し始めます。静子も一旦席に着きます。

「シズコ、あの4本の杭は何なの?何か植えるつもりなの?」

その中の一人が尋ねます。

「いいえ、そうじゃないのよ」

「何だか杭を取り囲むようにテーブルが置いてあるような気がするけど」

別の一人が続けます。

「直ぐに分かりますわ」

岡田夫人が目配せをして、静子は立ち上がります。

「皆さん、今日は来てくださってありがとうございます。岡田夫人に色々教えて頂いて、今日はちょっとしたパーティを企画させていただきました。こういうことは初めてなので、行き届かないことも色々あると思いますが、どうかご容赦下さいね。では早速、今日の特別ゲストをお呼びしますので少々お待ちくださいね」

静子がテーブルを離れると女性達がざわめき始めます。「特別ゲストって?エリー、何か知ってるんでしょ?」という声が掛かりますが、岡田夫人はニコニコと笑うだけです。

家の中に入った静子は廊下を通って一番奥にあるゲストルームへ向かい、二三度深呼吸をしてから、コンコンコンとドアをノックしました。

「ドリー、準備はいい?」

「は、はい」

心なしか震えているような声がしてドアが開くと、黒皮のビキニを着たドリーが緊張した面持ちで立っています。

「これでいいですか?」

「良いわね。サイドで留めるようになってるし。背中も見せて?」

ドリーがくるりと振り返り、長い髪を束ねて持ち上げて、首の後ろと背中で結んでいる紐を見せます。

「まあ、Tバックなのね」

「静子夫人にだけお見せすると思ってたので」

そう言いながら振り向いたドリーの顔は少し上気しているようです。

「とっても良く似合ってるわ。溜息が出るほどよ」

「ありがとうございます」

「じゃあ、そろそろ行く?」

「ええ」

「本当にいいのね?ここで止めてもいいのよ?」

「大丈夫です、静子夫人。もう決めましたから」

「そう。分かったわ。あなたって言う人は、凄いわね」

「静子夫人が一緒だから」

「あぁ、ドリー」

静子は堪らずにドリーを抱きしめます。

「静子夫人」

ドリーも負けずにしっかりと静子を抱きしめ、二人は唇を合わせて舌を吸いあいます。そしてお互いの唾液を十二分に飲み合ってから静かに唇を離します。

「ハァー」

「フゥー」

「じゃあ、行きましょうか?」

「はい、静子夫人」

「いきなりその格好では何だからバスタオルでも巻いて行きましょう」

「ありがとうございます、静子夫人」

ドリーは一旦バスルームに戻ると、純白のバスタオルを巻いて出てきました。

「それでいいわ。最後にサンダルを履いて。ちょうど黒のサンダルが水着に良く映えるわね」

「そうですね」

ハイヒールのサンダルを履くと、ドリーは一段と背が高くなり、静子は少し見上げるようにしてしばらく見つめてから、黙って頷きます。ドリーも何も言わずにコクンと首を縦に振ります。

「じゃあ、行くわよ」

静子はくるりと身体の向きを変えると廊下へと歩を進め、ドリーは黙って後ろに続きますが、リビングルームまで来ると庭が見渡せ、3つのテーブルに座っている女性達の姿が目に入ります。

「ぁあ」

ドリーの足が止まり、喘ぎ声が漏れます。

静子が歩を止めて振り返ると、ドリーはハァーハァーと荒い息をしていて、その度にバスタオルを巻きつけた胸が大きく上下しています。

「大丈夫?」

静子が心配そうに尋ねると、ドリーは唇を噛み締めるようにしてコクンと首を振ります。静子は何も言わずにもう一度前を向き、庭に出る大きなガラスのスライドドアのところまで来ると、大きく一度深呼吸をしてからガラガラとドアを開きました。

話に夢中になっていた女性達の声がピタリと止み、全員が一斉に静子の方を向きます。そして静子が庭に出て後ろを振り返ると、全ての視線が今まで静子の立っていた空間に注がれます。

庭に面した4枚の大きなガラスドアはコーティングがされているので、天気の良いお昼間に庭から眺めるとまるで鏡のようで部屋の中はほとんど見えません。そして、ガラスドアが開いたところだけが、まるで別世界への入り口のように暗く大きな口を開けています。しかし、人がそこに立てばスポットライトのように午後の日差しを全身に浴びるのです。

暗闇の向こうからドリーが静子を見つめています。

「ドリー、本当にいいのね。こちら側へ出てきたら、もう戻れないのよ。ここがポイント・オブ・ノーリターンなのよ!」

ドリーは静子の目をじっと見詰めると、静かに頷きました。そしてゆっくりと一歩、また一歩と足を進めたのです。

最初にハイヒールに載せた足がスポットライトに浮かぶと、「まぁ、女性だわ」と驚きの声があがります。続いてすらりと伸びた向こう脛から膝が、そして太腿の付根辺りまでが光を浴びてバスタオルの裾が見えると あちこちで大きな溜息が漏れます。そしてバスタオルを巻いた全身が眩い光を浴びると、どこからともなく拍手が起こったのです。ヒューッと口笛を鳴らす婦人もいます。

静子は右手を伸ばすとドリーの手を取り、二人は並んでゆっくりとゲストの女性達のすぐ傍まで近づきました。

「ご紹介しますわ。今日の特別ゲストのドリーさんです」

静子の言葉に合わせてドリーが軽く片膝を曲げて挨拶をすると再び拍手が起こります。

「そしてこの4本の杭はドリーさんの舞台なんです」

女性達が再びざわめき、静子は逆に気持ちが落ち着いて来るような気がしました。

「ではバスタオルを外して美しい身体をお見せして」

ドリーの手を離した静子が良く通るアルトボイスで告げ、ドリーが覚悟を決めたかのように清々しい表情でサッとバスタオルを取り去ると、女性達の間から「ホォー」という声が沸き起こります。いつの間にか横に来ていたマーロンの扮する召使がバスタオルを受け取 ると、ドリーの身体を覆うのは黒皮のビキニとハイヒールサンダルだけです。

「テーブルを一回りして皆さんに良くお見せするのよ」

静子はどうしてそんな事が言えるのかと自分でも驚きながら、身体の芯が熱くなってくるのを感じました。

ドリーは流石に緊張した面持ちでテーブルの間を歩き、女性達は口々に、「まあ、Tバックだわ!」とか、「でも良く似合ってるわね」等と、ドリーの水着姿を批評するのでした。

一回りして戻ってきたドリーは既に息が荒くなっていますが、静子の顔を見ると、大丈夫よという目つきをします。

「皆さん、ではいよいよドリーさんを舞台へご案内します」

静子はそう言うと、4本の杭で囲まれた舞台を指で指し、「さあ、そこに四つん這いになるのよ」とはっきりとした声で命令しました。

ドリーは黙って頷くと、4本の杭に両手と両脚を添えるようにこちら向きに四つん這いになり静子の方へ顔を上げます。

「違うの、向こう向きよ」

ドリーの顔が引き攣りました。向こうを向いて四つん這いになるということは、3つのテーブルにお尻を向けるということです。そして今からされるのはエネマ、そして便意を我慢したままでパワーボールを挿入され、さらにそれを引きずり出されるのです。それらの一切の行為を目の前に座っておられる女性達にお尻を向けて行わなければならないのです。

ドリーは目を閉じて首を垂れ、ハァーハァーと大きく息をしています。やはりこれ以上は無理なのでしょうか。

しかし、しばらく俯いてじっとしていたドリーは、フゥーッと大きく息を吐ききると、顔を上げ目をしっかりと開きました。その顔は全てを悟ったかのように美しく輝いています。

「分かりました」

ドリーはそう言うと、四つん這いのままで身体を回転させ、ピタリと閉じた太腿の間に黒皮のTバックを食い込ませたお尻をこちらに向けたのです。

「脚を開いて!」

「あぁぁ」

静子に命じられてドリーは喘ぎながらも、杭に当たるまで両脚を開きました。

「膝は杭の外側よ!あなた達、手伝ってあげて」

マーロンとミシェルの扮した二人の召使が近づいて、それぞれドリーの左右の脚を掴み、まず右膝を杭の外側まで開いてロープで固定し、そして次に左膝を同じように大きく開いて反対側の杭に固定しました。最後に両手をそれぞれの杭に固定すると、ドリーの準備は完了です。

太腿を90度以上に開いた格好でこちらにお尻を向けているので、Tバックの細い縦紐は辛うじてアヌスの中心部を覆っているだけで、ピンク色の周辺部が縦紐の横から少し顔を覗かせています。そして、光沢のある黒い小さな三角形の布切れが 秘められた会陰部を隠しています。

静子はドリーに近づいて右手の辺りにしゃがむと耳元で囁きます。

「上手く陰嚢をタックしているのね。まだ誰も気づいてないようよ。でも時間の問題だけど」

「あぁ」

ドリーは何も言い返せず、ただ首を左右にゆらゆらと振ります。軽くドリーの頭を撫でてから静子は立ち上がると女性達の方を向きます。

「さあ、皆さん、ドリーさんの準備が出来ましたわ。今から水着を脱いでもらいますから、良ければもっと近くに寄ってご覧になって下さい」

「それじゃ、近くで見せてもらいましょう」

岡田夫人がまず立ち上がると、殆どの女性達がテーブルを離れてドリーを取り囲みます。

「まず、ブラから外しますね」

静子が言うと、岡田夫人が前に進み出て背中に長く伸びた髪を束ねて持ち上げ、背中と首の後ろで結んでいる黒皮の紐を露わにします。

「ありがとうございます、岡田夫人」

静子はドリーの横にしゃがむと首の後ろの紐に手をかけます。

「ドリー、顔を上げて」

観念したようにドリーが顔を上げると、目の前には何人もの女性達がドリーを見つめています。

「外すわよ」

静子の声が消えると同時に、首の後ろで留めていた紐が落ち、乳房を覆っていた三角の布の上半分が折れて乳暈が少し覗きます。

「あぁ」

喘ぎ声を漏らしながらドリーは俯いてしまいますが、「顔を上げて!」と再び静子に命じられると、嫌々をするように首を左右に振りながら上気した顔を前で見つめている女性達の方へ向けるのです。

「今度は顔を下げちゃ駄目よ」

静子の指が背中の紐に伸びます。

「はい」

ドリーが弱々しく答えます。

「外すわよ、ほらっ!」

静子の声と共に黒皮のブラジャーが芝生の上に落ちます。

「あぁ」

喘ぎながらドリーは堪らずに裸身をくねらせ小ぶりの乳房を揺らしますが、顔はしっかりと前に向けたまま女性達の視線を浴びるのです。

「フフッ、やれば出来るじゃない、ドリー」

静子は満足そうにそう言うと、下半身の方へ身体の向きを変えます。女性達の半分位はぞろぞろと後ろ側に回って来ますが、「私はその瞬間の顔を見たいわ」とか言って何人かは正面に陣取ったままです。

「ドリー、覚悟はいい?」

静子の指がボトムの右側の紐を解きだします。

「ぁ、はぃ」

今にも消えそうな小さな声でドリーが答えます。解いた紐を指で摘みながら静子は周りを見回します。

「今度も顔は上げたままよ。もし下を向いたらお仕置きするわよ」

「は、はぃ」

「では外します」

静子が指を離すのと同時にドリーは「あぁ」と喘ぎ、身体をブルブルッと震わせましたが、顔はしっかりと前を見つめています。そして、一瞬遅れて女性達がどよめきました。片側の支えを失ったビキニ部の三角形が崩れ、その下から思いがけないものが顔を出したのです。

「まぁ!」

「やっぱりね、もしかしてそうじゃないかと思ってたのよ」

「私は全然気づかなかったわ」

前方でドリーの顔を見つめていた女性達も何事かと慌てて後ろ側に回って来ます。

「早く全部脱がせて!」

誰かが興奮して叫びます。

静子はドリーの左側に回ると、最後に残った結び目に指を掛けます。

「これで最後よ、ドリー、しっかりと顔を上げてるのよ」

「は、はい」

静子は少し指が震えるのを感じましたが、何とか結び目を解くと、「では脱がせますっ!」と少し上ずった声で言い、ドリーのお尻からサッとボトムを引き剥がしたのです。

歯を食いしばって下半身に突き刺さる視線に耐えるドリーの震える裸身を一瞬の静寂が包み、ついで大きなどよめきが起きるとドリーもさすがに耐えられなくなったのか、「あぁぁぁーーー」と大きく喘ぎながら顔を激しく左右に振り続けたのです。

先ほどまで辛うじて中心部を隠されていたアヌスも今は南カリフォルニアの煌々と輝く太陽に襞の一筋一筋まで露わにされています。そして、ビキニのボトムに押さえつけられていたペニスは、心なしか膨らみを見せながらその先からは透明な糸を垂らしています。

「それは?」

誰かが会陰部に張り付いている肌色のテープを指差しました。

「まだ全裸じゃなかったわね、ドリー」

静子はドリーのお尻の方へ回ると、会陰部に手を伸ばし、アヌスの少し下のテープの端を爪で剥がして指で摘みます。

「剥がすわよ」

「ぁあ」

ドリーがお尻をくねらせると、静子の指がテープから離れてしまいました。

「じっとしてないと剥がせないわ!」

「ぁあ、御免なさい、静子夫人」

ドリーがお尻の動きを止めると、静子の指がもう一度テープを摘みました。

「じっとしてるのよ」

そして静子の指がゆっくりと下がり、テープが少しずつ剥がれていきます。

「ぁぁぁああああ」

ドリーは首を左右に振りながら喘ぎ続けます。そして長さ5センチ程の短冊のようなテープが剥がされた後には深い割れ目が息づいています。

「まさか、ヴァギナなの?」

ウルスラが喘ぐように言います。

静子は魔女仲間の方を見て微笑むと、既に剥がれかかっている二枚目のテープの端を指で摘み、2ミリ、5ミリ、1センチという具合にゆっくりと剥がしていきます。

「ぁあ、ぁぁあ、ぁぁあああ」

テープが少し剥がれる度にドリーが喘ぎます。そして半分ほどテープが剥がれると、割れ目が次第に口を開き、中から薄いベージュのウズラの卵のような塊が姿を現したのです。

「陰嚢だわ!」

誰かが叫び、何人かが「ォオオー」と感嘆の声を上げます。

そして静子がテープを全て剥がしてしまうと、割れ目がさらに拡がりながら、まるで産卵するかのように薄皮に包まれた二つの卵を吐き出したのです。

女性達の間にざわめきが広がり、身体 中に突き刺さる無数の視線を振り払うかのようにドリーは顔を左右に激しく振りますが、大きく拡げられ拘束された局部を女性達の方へ向けて眩いばかりの日の光を浴びていては、まるでじっくりと眺めて下さいと言っているようなもの。産み落とされたばかりの陰嚢は完璧に脱毛されていて、うっすらと血管を透かしながらゆらゆらと揺れ、その向こう側には、これもツルツルに脱毛されたペニスが少しだけ膨らみを見せながら垂れ下がっています。

そして真っ直ぐにこちらに向けたお尻の中心部では、まるで早く早くと催促するように、ピンク色のアヌスが小さな口を時折開いたり閉じたりしているのです。

「まあ、ドリー、おねだりするなんて恥ずかしいわ」

「あぁ、ちがいます」

「しばらくそのままの格好で待ってなさい」

そして静子は立ち上がると女性達を見渡しながら言いました。

「皆さん、次はドリーさんに3リットルの浣腸液を飲み込んでいただきます。準備ができるまで少しだけお待ちくださいね」

女性達がぞろぞろとテーブルに向かい、静子がドリーに一瞥をくれただけでテーブルに戻ると、マーロンとミシェルの扮した召使が再び熱い紅茶とクッキーを供し、女性達はざわざわと歓談を始めます。

賑やかな三つのテーブルとは対照的に、広々とした芝生の中央に大きく脚を拡げた四つん這いで拘束されているドリーの周りだけは静寂に包まれています。真っ青な空に煌々と輝く太陽から燦々と降り注ぐ眩いばかりの光が、うっすらと汗ばんだ裸身を隅から隅まで照らし出しています。そしてしっかりと目を開いて庭の反対側を見据えているようなドリーの表情は、まるで今からその身に起こる事を知らないかのように清々しく、シェイプアップされた肢体と相まって神々しささえ醸し出しているのです。

しかし、ざわめきの中から時折、「ドリー」という言葉が聞こえ、何人かがドリーの方を振り向くと、まるで全身で視線を感じることができるかのようにドリーの口からは喘ぎ声が漏れ 、光り輝く裸身がくねるのです。そして何よりも、少しだけ膨らみを見せているペニスの先からは、途切れることなく透明の粘液が次々に流れ出しては風に舞い、キラキラと光りながら二重三重に太腿に絡みついているのです。

「静子さん、あれを見て。きっと大丈夫よ」

岡田夫人が微笑を浮かべながら目配せをします。

ドリーの方を振り返った静子はしばらく真剣な面持ちで眺めていましたが、岡田夫人の方に向き直って頷くと、スッと立ち上がってドリーの方へゆっくりと近づいて行ったのでした。

{エピソード III 完}

これをもってエピソード I, II, III 、そして私の体験談は完結です。もうお分かりのように、この後は体験談「ペニス型ディルドで浣腸される」に続きます。長い間お付き合い下さって本当にありがとうございました。

2009年11月29日    ドリー・ドライ・クイーン


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