エピソード III〜 静子

20.手技

「どうせ後でもう一度入るのだから」

静子はそう言うとドリーの手を取って立ち上がり、シャワーで二人の身体をざっと流すとドリーの手を引いてバスタブから出ました。 そしてキャビネットを開けてバスタオルを取ってドリーに渡すと、自分は先ほど床に落としたバスタオルを拾って濡れた裸身に巻きつけます。

「こっちよ」

慌ててバスタオルを巻きつけたドリーが静子の後を追うと、そこは大鏡の前にシンクが二つ並んだ化粧室です。

「髪の毛だけは乾かさないとね。ここへ座って」

ドリーが椅子に座ると静子が後ろに立ってドライヤーで乾かしてくれます。

「今度は私が」

殆ど髪が乾いたドリーが立ち上がって、静子を座らせます。

「ありがとう、ドリー」

静子の髪を手で愛撫するように梳きながらドリーはドライヤーをこまめに動かして静子の髪の毛を乾かしますが、時折、堪らなくなって髪やうなじにキッスをしてしまいます。

「気持ちいいわ、ドリー」

「私もです、静子夫人」

ドリーはそう言うと露になっている肩に唇を押し付け、静子の身体を抱きしめてしまいます。

「まだ駄目よ、ドリー。さあ、もういいから先にベッドに入ってて」

静子が立ち上がってウォークイン・クローゼットの方へ行ってしまうので、ドリーは仕方なく化粧室のすぐ横の寝室に向かいます。そしてバスタオルを落とすとキングサイズのベッドに裸身を滑り込ませました。

静子はクローゼットに入ったきりなかなか出てきませんが、早くと催促するのも変なのでドリーは黙ってシーツにくるまってじっとしています。 きっと、セクシーなランジェリーでも着けておられるのだわと、静子の裸身に色んな下着を着せたところを想像していると、透けるような純白のガウンを纏った静子がクローゼットから出てきました。 胸の合わせ目の間から何重にもなったゴールドのネックレスが覗いています。

「お待たせ」

静子はベッドに近づくと、ドリーがくるまっていたシーツを勢い良くサッと剥がしてしまいます。

「アッ」

小さく叫んだドリーは丸くなって裸身を少しでも隠そうとしますが、静子がガウンのベルトを解こうとするので、顔だけを横に向けて見つめています。

「どうかしら?」

ベルトを解いてガウンを肩から滑り落とすと、静子の首から垂れ下がった何本ものゴールドのネックレスが、切れ込んだ胸の谷間に掛かる吊り橋のようにキラキラと光っていて、否が応でも豊満な乳房に視線が釘着けになってしまいます。

「綺麗です、静子夫人・・・」

呟きながらひとしきり静子の乳房を見つめていたドリーは、ゆっくりと視線を降ろします。そして、お臍の下、漆黒の飾りのさらに下に予想もしなかったものを目にして息を呑みました。

巨大な人造ペニスです。

「アァ」

黒と白のまだら模様のペニスはその巨大さと共に静子の裸身と融合した快楽の造形美ともいうべき見事な曲線でドリーの心を捉えてしまったようです。

「どお?」

「アァ。美しいです・・・」

喘ぐように口走ったドリーは何の躊躇も無く巨大なペニスに唇を付け、大きく口を開くとゆっくりと飲み込んでいきますが、3分の2程飲み込んだところで亀頭部が喉の奥に当たってしまいます。

「ングゥ」

「無理しなくていいのよ、ドリー」

静子に頭を撫でられてドリーがゆっくりと巨大なペニスを吐き出すと、亀頭部から唾液が糸のように垂れ下がります。

「御免なさい、静子夫人。全部呑み込めなくて」

「いいのよ、これはとても大きいから」

頭を優しく撫でられながらドリーは改めて巨大なペニスを見つめます。

それにしても上手く静子の身体に留められています。巨大なペニスの根元に嵌ったOリングから細い黒皮のベルトが上に2本、下に2本伸びていて、上側の2本はウエストに巻きついた同じような黒皮のベルトに繋がり、下の2本は股間を通って太腿に巻きつきながら お尻の横でウエストのベルトに繋がっています。

「まるで本当に静子夫人にペニスが生えたよう・・・」

呟きながら巨大なペニスを見つめていたドリーは、そこまで言うと目を見張りました。巨大なペニスは本当に静子の身体の中から生えていたのです。

「静子夫人、こ、これは・・・」

「ダブル・ディルドよ。あなただけが気持ちよくなるのは癪だから」

「あぁ、静子夫人」

ドリーは思わず再びペニスに唇を付け、そして大きく口を開いて一旦奥深く呑み込むと、ゆっくりと、そして次第に激しくピストン運動を始めました。反対側が静子のヴァギナに挿入されていると知った瞬間、人造のペニスが静子の本当のペニスのように思えてきたのです。

「あぁ、そんなに激しくしては駄目よ、ドリー」

静子がドリーの頭を押さえてペニスから離します。ペニスの先からは唾液が透明な太い糸となって垂れ下がっています。

「今夜は私があなたのアヌスを愛してあげるのだから。さあ四つん這いになって!」

静子がそう言いながらベッドに上がってきます。

ドリーは観念したように、静子を見つめながらうつ伏せになり、膝を曲げて四つん這いの姿勢を取ろうとしましたが、「あっ」と小さく叫んで動きを止めました。

「どうしたの?」

「静子夫人、ジェルかローションを貸していただけませんか?」

静子はほんの数秒の間、不思議そうにドリーの顔をじっと見つめていましたが、「あ、そうだったね、潤滑剤が必要だったわね」と言うとベッドから下りて洗面室へ向かい、すぐに 白い大きなチューブを持って戻ってきました。

「ジェルは無いけど、ボディローションでもいいかしら?」

「えぇ、それで大丈夫です。あと・・・」

「まだ何か要るの?」

「メディカルグローブなんかお持ちですか?薄手のディスポ・グローブでいいんですが、静子夫人の手を汚さない為に・・・」

「どうして私の手が汚れるの?」

「あぁ、あのぉ・・・、最初にマッサージしていただかないと、そんなに大きなのは入らないと・・・。あぁ、自分でしてもいいんですけど、あぁ、静子夫人にしていただけたら・・・あぁ、恥ずかしい・・・」

ドリーはそこまで言うと、ベッドに顔を埋めてしまいました。

「まぁ、アナルマッサージのおねだりね?」

「ぁ、はぃ」

ドリーは顔を少しだけ上げて静子の方を見ながら小さな声で言いました。

「わかったわ。してあげる。ディスポ・グローブはあったと思うわ。いつかペンキを塗ったときに買ったから」

静子は巨大なペニスを装着した全裸のままで寝室から出て行きました。ウエストと太腿の付根に食い込む黒皮ベルトのハーネスが真っ白な静子のお尻を一層魅惑的に飾っています。

「あったわよ!」

まるで宝物を見つけたような静子の声が遠くで聞こえたかと思うと、軽やかな足音が近づいてきます。そして、「これでいいでしょ?」というアルト・ボイスと共に満面に笑みを浮かべた静子が寝室に入ってきました。

ドリーが頷くと、静子はティッシュの箱ほどのディスポ・グローブの箱からスルリと2枚のグローブを取り出して、長い指を持つ華奢な手に嵌めていきます。とても伸縮性のある極薄のグローブは第二の皮膚のように静子の手にフィットし、嵌め終わった両手を胸の前で軽く開いた姿は、まるで今から外科手術に向かう女医のようです。

手術着の代わりに静子が纏うのは巨大なダブル・ディルドとそれを固定する黒皮のハーネスだけ。そして静子の繊細な指が施術するのはドリーのアヌスなのです。

「さあ、今度こそ準備は完了ね。四つん這いになりなさい!」

静子はそう言うとベッドに上がってきました。

ドリーは静子がベッドに上がるのを見届けると、膝を肩幅に開いて直角に曲げ、四つん這いの姿勢を取ります。

「お、お願いします」

「こんなことするの初めてだから、どうすればいいのか言ってね」

「あ、はい。さ、最初は、中指にローションを付けてアヌスをゆっくりと撫でて下さい」

静子はチューブからローションを搾り出して中指に付けると、ドリーのお尻に近づけます。

「よく見えないわ」

「あぁ、お、お尻を開いて下さい」

「開いてよく見えるようにするのね」

「は、はい」

静子は左手の親指と中指をドリーの尻たぼにあてるとゆっくりと開いていきます。

「ァア、ァアア」

「まあ、アヌスがヒクヒクしてるわ」

「あぁ」

「触ってもいいのね」

「あぁ、触れて下さい」

静子は頷くと、ゆっくりと中指を伸ばしてドリーのアヌスに触れました。

「ァアア」

「これでいいの?」

「ぁあ、そのまま撫でて下さい」

「こうね?」

「ァア」

中指をそろりと動かすたびにドリーが喘ぐので、静子は真剣にドリーのアヌスを見詰めながらゆっくりと中指を動かします。

「ァア、ァア」

ドリーの喘ぎが次第に大きくなり、少し要領が分かってきた静子が喘ぎ声に合わせてゆっくりと円を描くように中指を動かすと、益々大きな声で喘ぎながらドリーがお尻をくねらせ るので、静子は尻たぼを開いている左手がずれないように少し力を入れなければなりません。

「ァア、ァア、ァアアア」

「感じるの?」

「ぇえ、とっても。ァア、静子夫人、お上手です、ァア」

ドリーに褒められて、静子はいつの間にか夢中でドリーのアヌスをマッサージしていることに気がつきました。ドリーを恋の奴隷にするつもりが、逆にドリーの召使になったかのように一生懸命アヌスをマッサージしているのですから。

静子は苦笑しながらも手は休めずに、この不思議な魅力を持ったドリーというオンナのアヌスを愛撫し続けます。すると最初は硬く口を閉ざしていたアヌスが、いつのまにか柔らかく膨らみだし 、まるで呼吸をしているかのようにおちょぼ口が時々開きます。

「アァ、静子夫人。もう、十分ですわ。そろそろ指を中に・・・。ァアア」

ドリーに指示されると、静子は黙って頷いてから中指を真っ直ぐに伸ばしてアヌスの真ん中に軽く触れさせます。

「アァ、静子夫人、そのまま中へ、中へ入れて下さい」

静子の手がまるでドリーに操られているようにゆっくりと動き、中指のほんの数ミリ程がアヌスの中央に侵入すると、まるで意思を持っているかのようにアヌスが開いて静子の指を吸い込んでいきます。

「ァアアアアアーーー」

ドリーはもはや腕を伸ばしたままで上体を支えることはできず、肘を曲げ顔をベッドに埋めるようにしてやっと姿勢を保ちましたが、結果としてお尻を一層高々と掲げた格好になってしまいます。

そして静子が気づいたときには、根元まで深々と侵入した中指にドリーのアヌスが絡みつき、時折ヒクヒクと中指を食い締めるのです。

思わず静子が中指を少し引き抜こうとすると、「ヒィ」という悲鳴が上がり、慌てて静子が動きを止めるとドリーが喘ぎながら懇願します。

「ぁあ、静子夫人、ま、まだ動かさないで下さい。そ、そのまま、しばらく、じっと、ぁあ」

「いいわよ、動かさないから」

静子が息を詰めて中指を根元まで飲み込んでいるドリーのアヌスを見つめていると、次第にヒクヒクする動きは無くなってきます。

「あぁ、もう大丈夫です。ゆっくりと動かして下さい」

「分かったわ。こうかしら?」

静子はゆっくりと中指を引き抜きます。

「ぁあ、そう、そうです、ぁああ」

そして爪の部分だけを残して中指が外に出たところで静子は一旦動かすのを止めます。

「次はどうするの?」

「ぁあ、も、もう一度、深く入れて下さい」

「もう一度入れるのね」

静子が再び中指をゆっくりと挿入していくと、ドリーが「ァアア」と喘ぎます。そして中指を根元まで咥え込むと、「ォオ」と一際高く喘いでから、「ピ、ピストンを・・・」と呻くように言ったのです。

「ピストンね」

静子はもう一度左手で尻たぼを十分に開くと、右手の中指をゆっくりと抜き始めます。

「ァアアア」

ドリーが感極まったような声を上げますが静子はそのまま中指を動かし続け、ほとんど抜けそうになると今度はゆっくりと挿入していきます。

「アゥゥゥウウウ」

抜き差しを繰り返しているうちに、ドリーの喘ぎ声は弱々しくなり、辛うじて「アァ、ウゥ」と呻きながら腰をくねらせるのです。そして何度目かに静子の中指が根元まで挿入されたとき、ドリーが「ウゥ」と呻いた後で喘ぐように言いま した。

「し、静子夫人、つ、次は2本の指を」

「分かったわ。じゃあ、一度抜くわよ」

ゆっくりと中指が抜かれると、ドリーは「ハァー」っと大きく溜息をついた後、「ローションをたっぷりと付けて下さい」と少し震える声で言います。

「分かったわ、たっぷりとね」

静子は左手をドリーの尻たぼから離してローションのチューブを取ると、右手の人差し指と中指を揃えた上にたっぷりと搾り出します。 そして左手でもう一度尻たぼを大きく開くと、ローションをたっぷりと載せた二本の指を近づけます。

「二本の指を入れるわよ」

「ぁあ、お願いします」

静子がゆっくりと二本の指を近づけ、冷たいローションがアヌスに触れると、「ヒィ」という悲鳴があがりますが、静子はそのまま二本の指を押し付けていきます。

「ぁあ、入れて下さい」

心なしかアヌスが開いたような気がして、先ず中指の先が潜り込み、続いて人差し指の先がアヌスをこじ開けるように侵入します。

「ぁあ、ぁああ、そのまま奥まで・・・」

一旦先が入ってしまうと、後は吸い込まれるように二本の指が飲み込まれていき、その見事さに静子はある種の感動を覚える程でした。そして根元まで指が入ってしまうと静子の二本の指はドリーのアヌスに優しく抱かれるのです。

「クゥ・・・」

二本の指を根元まで挿入されて、さずがのドリーも呻き声をあげます。しかし直ぐにその太さに慣れると、ドリーは次の指示を静子に与えるのです。

「ピ、ピストンを!」

「わ、分かったわ、二本でピストンをするのね」

静子は自分の声が少し震えるのを感じながら、気持ちを落ち着かせようと二三回深呼吸をしてから、ゆっくりと二本の指を抜こうとすると、「ぁぁあああ」とドリーが喘ぎます。

ほんの少しの動きも感じ取って快感に変えてしまうドリーのアヌス。ふと静子が股間に目をやると、勃起せずに垂れ下がっているペニスの先からは透明な粘液が糸を引いています。

「つ、続けて下さい!」

静子は気を取り直して再び指を動かします。ドリーの喘ぎ声が大きくなりますが、静子はそれには耳を貸さないように無心で指を動かします。そして二本の指がほとんど抜けそうになると一旦動きを止め、今度は再び挿入し始めるのです。

「ぁあああ、ぁあああ」

静子はまるで何かに取り憑かれたようにピストン運動を繰り返し、ドリーはお尻をくねらせ顔を左右に振りながら、「ぁああ、ぁああ、続けて、続けて」と喘ぐのでした。


inserted by FC2 system