エピソード III〜 静子

18.信頼

「静子夫人。Gストリングを脱がせて下さい!」

Gストリングを脱がされるという事が、何を意味するのかドリーにはもちろん良く分かっています。

静子の美貌には敵わないとしてもアジア系のハーフのような整った顔立ちに長いサラサラの黒髪は人目を引くには十分です。そして小ぶりとは言え美しい形の乳房、鍛えられてはいますが柔らかそうなウエスト、しっかりと張り出したヒップに良く発達した太腿、そしてすらりと伸びた脹脛から引き締まった足首。好んでTバックビキニを身に付けるのが納得できる魅惑的な肢体をドリーは持っています。

しかしGストリングに隠された局部には普通の女性には無いもう一つの器官が、見る人によっては魅力的な器官が秘められているのです。

もちろん静子がその事を知っていることは百も承知です。しかし、知識として知っていたとしても、実際にその器官を目にしたら静子が一体どんな気持ちになるだろうか、もしかして自分のことを嫌いになってしまうのではないか、そう思うとドリーは静子の顔を見つめることはもはやできず、目を瞑って顔を左右にゆらゆらと振り続けたのです。

長い黒髪がパサッ、パサッと音を立てます。

「脱がせてあげるわ。Gストリングを」

静子はドリーの手首を掴んでいた両手を離すとソファーから降り、絨毯の上に正座をします。そしてゆっくりと両手を伸ばすとドリーの腰骨にピタリと張り付いている細い紐に手を掛けました。

「アァ」

早く脱がされたいという期待と、もしかして嫌われるのではという不安。止めるなら今よ。脱がされたらおしまいよ。でも静子夫人に全てを曝け出したい、自分の全てを見て頂きたい。二つの相反する気持ちにドリーの心は揺れ動きます。

そしてそんなドリーの心の奥底を見通しているかのように、静子の両手はGストリングの横紐にかかったままピクリとも動きません。

しかも、こんな時に何という事でしょう。ドリーの不安な気持ちをあざ笑うように、その器官がむくむくと力を持ち始めたのです。

アァ、もう駄目です。目を瞑っていても静子の視線がそこに向いているのがはっきりと分かります。もう後戻りはできません。

ドリーは目を開くと真っ直ぐに静子を見つめます。そして、「早く脱がせて下さいっ!」と吐き捨てるように言うと、今までピタリと閉じていた太腿を少し緩めたのです。

ペニスがさらに頭をもたげ、Gストリングの小さな布地を持ち上げます。

「本当にいいのね?」

揺れ動く気持ちを試すかのような静子の言葉に、ドリーは思わず喘ぎながらGストリングを付けただけの裸身をくねらせてしまいます。そして一旦目を瞑って大きく息を吸い込むと、自らの決心を宣言するかのようにしっかりと目を見開いてコクンと首を縦に振ったのです。

静子が微笑みながら両手を動かし、Gストリングの横紐が1センチ、また1センチとずり下がります。

「アァ、ひと思いに!」

ドリーが哀願すると、静子の両手が大きく動き、横紐は脚の付根あたりまで一気にずり下げられました。しかし、伸縮性の良い生地の所為でしょう、股間に食い込んだ縦紐はピクリとも動かず、局部を覆っている小さな三角形もほとんど形を崩しません。

「もう少し脚を開かないと」

「アァ、そんな」

これ以上脚を開くなんてそんな恥ずかしいこと出来ませんと、訴えるようにドリーは嫌々と顔を左右に振りますが、微笑みながらじっと自分を見つめている静子の視線に背中を押されるように、「ァァアア」と喘ぎながら少しずつ太腿を開いていったのです。

静子の両手が再びゆっくりと下がります。そして肩幅ほどに膝が開いた時、今までお尻の割れ目に食い込んでいた縦紐が、敏感な肌を愛撫しながらスルリと離れました。アヌスに冷たい空気が触れ、Gストリングの後ろ半分が脱がされたことを思い知らされたドリーは思わず顔を横に向けて「イヤッ」っと喘いでしまいます。

「こっちを向いて!」

しかし哀願するようでもあり、また命令するようでもある静子のアルト・ボイスがリビング・ルームに響くと、再びドリーは真っ直ぐに静子の方を見詰めるのです。

そして静子の両手が尚も下がると、ピタリと恥丘に張り付いて秘密の局部を必死に隠していた心細い位小さな三角形がとうとう崩れ始めます。細長い三角は少しずつひしゃげ、恥丘が徐々に露わになります。しかしそこにあるべきはずの黒い飾りは恥丘が完全に晒されても姿を見せません。

「綺麗に脱毛してるのね」

「ハィ」

そして黒い飾りの代わりに顔を出したのは恥丘の直下の異様な膨らみです。

今まで微笑を絶やさなかった静子の顔に緊張が走ります。そしてその膨らみをじっと注視する静子の顔を、ドリーは祈るように見つめるのです。

静子夫人、これが私なのです。私の本当の姿なのです。でも私を嫌いにならないで。お願い、静子夫人。

ドリーは必死に祈りながら静子を見つめますが、静子はその膨らみをじっと注視したままピクリとも動きません。十秒、二十秒、三十秒。

ああ、やっぱり嫌いになられたのね。

目頭が熱くなるのを感じて、ドリーがそっと目を閉じると涙が一筋二筋とこぼれます。

しかしその時、まるで待ち焦がれていたものをやっと見つけたような静子の声が響きました。

「とうとう正体を現したわね」

静子の声のトーンでドリーの気持ちがどれだけ楽になったことでしょう。

「ァア、静子夫人」

喘ぐように静子の名を呼び、うっすらと目を開けると涙で曇った視界の向こうで静子が微笑んでいます。そして静子が下腹部に顔を近づけ、さらにその異様な膨らみに唇を付け た時には、ドリーは感極まって嗚咽を漏らしたのです。

「泣かないで、ドリー」

一旦唇を離した 静子が囁くと熱い息が恥丘を撫で、堪らずにドリーが腰をくねらせると静子の唇が再びその膨らみに密着します。そしてその部分を強く吸われながらGストリングが一気にずり下げられ、一瞬その細い紐は太腿に絡みついたものの、すぐにさらにずらされてドリーが声を上げる間も無く銀色のサンダルを履いた足先から抜き取られてしまったのです。

「ァァアアア」

やっとのことで喘ぎ声が出ました。

静子の唇はピタリとその器官の根元に吸い付いています。そして完全に勃起してしまったその器官が静子の顎を押し上げているのです。

とうとう Gストリングも脱がされてしまったドリーが身に着けているのは銀色のハイヒール・サンダルだけです。頭上に挙げた両手でソファーの背を掴み、小ぶりな乳房を誇示するように反らせた胸の頂きでは乳首が固く尖っています。恥ずかしさのあまり脚を閉じようとしても、両膝の間には静子がその美しい裸身を滑り込ませてしまっているので、 ドリーに出来ることはハイヒールに載せた両足 でしっかりと絨毯を踏ん張り、見事に発達した太腿で静子の裸身を挟みつけることだけです。

しかもまるで最も恥ずかしい部分を隠すように、先程までの小さな布切れに代わって静子の顔が覆いかぶさっているばかりか、その特別の器官の根元には静子の唇がピタリと押し付けられているのです。

「ァァアアア」

ドリーは腰をくねらすこともできず、ただ喘ぎ声を漏らすことしかできません。

そして やっと静子の唇が離れたと思ったら、今度はその器官全体が静子の熱い吐息に抱かれます。

「うつくしいわ。とっても綺麗。ペニスじゃないみたいだわ、ドリー」

「ァア、静子夫人」

思いがけない静子の言葉に喘ぎ声を漏らしたドリーの身体がブルブルッと震えます。そして勃起したまま小さく揺れたドリーのペニスをじっと見つめていた静子は、真っ赤な唇を精一杯開くと、濡れた先端だけを少し包皮から覗かせているドリーの亀頭部を唇の中に納めたのです。

「ホォォォォ」

ドリーが喘ぐと、静子は両手でドリーの乳房を、ウエストを、そしてお尻を撫で回しながら、さらに少しずつペニスを飲み込んでいき、とうとうその全体を口の中に納めたばかりでなく、真っ赤な唇 が再びドリーの無毛の恥丘に密着するまで、さらに深く飲み込んだのです。

「ォォオオオ」と一際大きくドリーが喘いだのと同時に、静子が「ングゥ」と呻き、閉じた目尻から涙が一筋、そしてまた一筋と流れます。

「ァア、静子夫人」

つい先ほどまでは、静子に秘密の器官を見られたら嫌われるかもしれないと不安に慄いていたのに、今は静子にその器官を根元まで咥え込まれているのです。しかも静子の表情、そして呻き声から、静子もまた必死の思いでその秘密の器官を喉の奥深くまで飲み込んでいる ようですし、その証拠に敏感な亀頭部を包み込むように静子の喉の奥がヒクヒクと震えているのです。

「アァ、駄目です、静子夫人」

嫌われるかもしれないという不安が過ぎ去ると、突然蕩けるような快感がペニスの付根を襲ってきました。

このままでは射精してしまうわ。

「アァ、駄目、駄目、静子夫人、そんなことをされたらイッテしまいます!」

ドリーは喘ぎながら両手で静子の顔を抱くように引き離そうとしますが、静子は一層強くドリーの腰に抱きついて離れません。しかも、ゆっくりと顔を前後に動かし始めたのです。

「アァ、駄目です、静子夫人。わ、私にも愛させて」

ドリーは身体をずるずると倒すとソファーに横たわります。そしてドリーが絨毯の上に正座している静子の腰のTバックに手をかけると、 静子はドリーのペニスを咥えたまま立ち上がって中腰になり、下半身をドリーの方へ向けると両膝をドリーの顔を跨ぐように開いてソファーに載せたのです。

「アァ、静子夫人」

ドリーが喘ぎながら静子のTバックをずらすと、脱がせやすいように静子が腰をくねらせます。そしてドリーが夢中で静子のTバックを脱がせてしまうと、目の前には美しく整えられた漆黒の飾りを付けた静子の秘密の花園が、香しい匂いを漂わせながら熱く濡れた満開の花びらから甘い蜜を滴らせているではありませんか。

眼を見張るような美しい光景、それに頭がくらくらするような香りに、 ドリーは自分のペニスが咥えられていることも忘れて静子のお尻に両手をかけると、胸いっぱいにその芳香を吸い込みながら、秘密の花園をグイッと引き寄せます。すると静子はまるで期待していたかのように何の抵抗もせず、蜜 を滴らせている満開の花びらをドリーに吸わせるのでした。

「んむぅ」

しかし 静子はドリーのペニスを咥えたまま一瞬呻きましたが、すぐにピストン運動を再開します。

「アァ、駄目です」

再びペニスの付根が蕩け始め ドリーは必死に蜜を吸って何とか静子の動きに一矢を報いようとしますが、初めて肌を合わせた静子に 秘密の器官を見られただけでなく、その付根までを静子の美しい口に咥えられ愛されているという衝撃は凄まじく、静子が何度かピストン運動を繰り返すと、もろくも屈服の喘ぎを漏らしたのです。

「アァ、静子夫人、わ、私、も、もう駄目です。イキます、アァ、イク、イク、イクゥゥゥァァアアアーーー」

静子の秘密の花園に顔を埋め、静子の香りを思いっきり吸い込むという幸福の絶頂を味わいながら、ドリーの下半身は何度も何度も痙攣を繰り返し、夥しい量の熱い精液を静子の 唇の中に迸らせます。

静子は静かな呻き声を漏らしながら、一滴の精液も零すまいとドリーのペニスを必死に咥えているようです。そしてドリーは余りに凄まじい快感と幸福に包まれて涙を流しながら、射精という生理現象が終わるのを待つのでした。

最後に大きくもう一度身体をブルッと震わせて長い長い射精がやっと終わりました。静子が唇を離すと力を失ったペニスがだらりと横たわり、ドリーは我に返りました。

「アァ、静子夫人。御免なさい、静子夫人のお口でイクなんて、御免なさい」

静子はソファーから降りるとドリーに背中を向けたまま絨毯の上に正座をしています。

ドリーは慌てて身体を起こすと、静子の背中にそっと手を当てて、「御免なさい」と囁きますが、静子はじっとしたままピクリとも動きません。

もしかして口の中に射精してしまったことで気分を害されたのかしらとドリーは気が気でなく、静子の美しい背中に手を当てたまま「御免なさい、御免なさい」と小声で囁き続けます。先程までの嬉し涙は、悲しい後悔の涙となって頬を伝います。

やっと静子が振り向きました。

しかし表情は固いままで、にこりともせずにドリーの方へ身体を近づけます。

ドリーは静子の目をじっと見つめたまま、何も言えずにただ両脚をピタリと閉じて萎えたペニスを隠し、両腕で胸を抱くように覆います。そして静子がドリーの脚を跨ぐようにソファーに両膝を乗せ、尚も身体を近づけるとドリーは 後ずさりするようにソファーの背もたれに背中をピタリと付けますが、さらに静子が身体を寄せてくるともはや逃げ場はありません。そして静子に両手首を掴まれると、そのまま万歳をするように両手を高く持ち上げられ、まだ火照りの冷めない乳房を晒すのです。

「アァ、御免なさい、静子夫人」

眼に涙を一杯に浮かべながらドリーが囁きます。

しかし静子はまるでドリーの声など聞こえないかのように表情を変えず、そのまま豊満な乳房を押し付けてきます。

「アァ、静子夫人」

そしてさらに顔を近づけてきたかと思うと、半開きになっていたドリーの唇に、ついさっきまでドリーのペニスを咥えていた自らの唇を合わせたのです。

もう怒ってはおられないのかしら。

少しホッとすると、静子の唇は自分の精液の味が少しするようです。それに匂いも。

ドリーはあんなに夥しい射精を口で受け止めてくれ、そして飲み干してくれた静子に対する感謝の気持ちを込めて、静子の唇を丁寧に舐めまわします。さらに静子の唇の中に舌を差し入れようとしますが、静子は唇をピタリと閉じてドリーの舌の侵入を許しません。

アァ、やっぱり未だ怒っておられるのね。

再び哀しくなって眼を閉じると涙が毀れます。

しかしその時、ドリーの舌を拒絶していた静子の唇が微かに開きました。そしてドリーが夢中で舌を差し入れようと伸ばすと、静子の唇はさらに開き、ドリーの舌は生暖かいトロリとしたものに包まれたのです。

それが先ほど自分が放出した精液であることがわかるのに数秒の時間がかかりました。

「ンムゥ」

思わず呻くと静子の唇はさらに開き、静子の甘い唾液と混ざって量を増やした精液がトロトロと流れ込みます。

アァ、静子夫人。私のために取って置いて下さったのね。

ドリーは次から次へと流し込まれる自らの精液をゴクンゴクンと飲みながら、もう静子夫人とは離れられないことを思い知ったのでした。


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