エピソード III〜 静子

8.人造ペニス

「ハァー」と息を吐きながらケイトはゆっくりとバスローブの前をはだけます。ブルンと揺れる見事な乳房と対照的に引き締まった腹部が、その真ん中にひっそりと佇んでいるお臍をもセクシーなアクセサリーのように見せています。そして静子がさらに視線を落としていくと、無毛の恥丘の下には 、さっきまで静子が唇を押し付けていたクリトリスやラビアに代わって、人造のペニスが突き出しているではありませんか。

静子は息を呑みました。

黒皮の細いベルトでケイトの腰に固定された、白と黒のまだら模様の それは大きさこそ平均的ですが、見事な曲線を描いて反り返った形はとても力強く、静子はしばらくの間その人造のペニスを自分の身体が受け入れるのだという事実を忘れて 見とれていた程でした。

「触ってみて」

既に高ぶっているらしいケイトに喘ぐように言われ、静子は恐々手を伸ばします。

「あっ」

指で触ると、その人造ペニスは本物のように温かく、静子は思わず手を引っ込めてしまいます。

「びっくりした?お湯で温めていたのよ。しっかりと握ってみて」

静子は上目遣いにケイトを見て頷くと、もう一度手を伸ばします。

「あぁぁ」

勇気を振り絞って静子が少し力を入れて握ると、はちきれんばかりの弾力がその威力を示しているようで、静子は思わず身体をブルブルッと震わせたのです。

「キッスをして」

まるで催眠術にかかったかのように、ケイトの命ずるまま静子は両手で人造のペニスを握ると、見事な形をした亀頭部に唇を近づけ、そして目を閉じて軽く触れました。

「つぎはフェラチオ。たっぷり唾液を付けておかないと辛いわよ」

『辛いって?あぁ、そうなのね。このペニスを私の身体に入れられるのね』

静子は精一杯口をあけて、亀頭部を頬張ります。

「ムゥ」

「しっかり目を開けるのよ、静子」

「ムゥゥ」

眼の前でフルフルと震えているのはケイトの無毛の恥丘なのに、静子が舌を這わせているのは、そこから生えているペニスなのです。頭では、これはさっきケイトがバスルームで付けてきたストラップ・オン・ディルドなのだと分かっていても、ケイトの裸身に見事にフィットし ている人肌の温もりのペニスを頬張っていると、シリコンゴムの味さえも本物のペニスの味に思えてきて、静子は喘ぎながら舌を絡ませ、たっぷりと唾液を 塗りつけながら人造のペニスを飲み込んでいきます。

「ングゥ」

亀頭部が喉の奥に当たって静子がえずいても、まだ半分程しか飲み込めていません。

「無理しなくていいのよ。少しジェルを付けた方がいいわね」

「ぁあ」

喘ぎながら静子がペニスを吐き出すと、ケイトがバスローブのポケットからジェルのチューブを出して静子に渡します。そして静子はジェルを右手の人差し指と中指に取ると、ケイトのペニスに塗りつけていくのです。

『ああ、逞しいわ』

反り返ったペニスにジェルを塗りつけるという動作で静子は再び高ぶってきます。 そしてまるで自分の身体から生えている本物のペニスを愛撫されているかのように、ケイトも腰をくねらせ、そして喘ぎ始めるのです。

「静子、もう十分でしょ。私のペニスであなたを愛したいわ」

ケイトはベッドに上がってくると、静子の裸身を覆っているシーツを剥がし、仰向けにして膝を曲げさせ、両手で静子の膝を掴んで脚を大きく拡げさせて、その間に膝立ちになったのです。そして静子の顔の横に両手を付いたケイトが身体を倒していくと、白と黒のまだら模様のペニスの亀頭部が静子の局部に触れました。

「ぁあ」

『でも位置が少し違うわ』

静子は右手を伸ばしてペニスを掴むと、自分のヴァギナに誘導します。

「そう、そこよ」

ケイトの裸身がさらに倒れるにつれて、人造のペニスは静子のヴァギナに入っていきます。

「ぁあああ」

そしてケイトが完全に静子と重なると、静子は裸身を大きく仰け反らせて喘いだのです。

「イヤァァァアアアアア」

静子の唇がケイトの唇で覆われ、ケイトの舌が入ってきます。

「ムゥゥォオオオ」

ピタリと肌を接しているのは柔らかなケイトの裸身です。見事な乳房が静子の乳房に押し付けられ、乳首と乳首が擦れあって快楽の火花を散らすようです。

それらのに、ケイトが腰を動かす度に、力強いペニスが静子のヴァギナの中で動き回るのです。

『ああ、こんな事って!』

頭ではストラップ・オン・ディルドだと分かっていても、静子の身体はペニスを持ったオンナに抱かれて燃えあがるのです。

「も、もう、イクわ!」

ケイトの唇から一瞬だけ逃れて、静子は口走りました。そして再びケイトの唇に覆われながら静子は両腕でケイトに抱きつき、両脚までケイトの腰に絡ませて自分の方へ引き寄せながら オーガズムに達したのです。

「ィィィィイイイイイ」

骨盤中の筋肉が凄まじい力で収縮し、ヴァギナがケイトのペニスを引き千切らんばかりに食い締めます。

「クゥゥゥゥウウオオオオ」

目の前が薄暗くなり、ケイトに抱かれたままブルブルと震える身体が深い谷底に落ちていくような気がして、静子は必死にケイトに抱きつきます。そして、もう声も出せないほどの快楽の絶頂で、静子は自分を抱きしめているケイトの身体が同じようにブルブルと震えていることに気付いたのです。

『ああ、ケイトもイクのね!』

そしてペニスがもう一度深々と静子のヴァギナを抉った瞬間、ケイトの唇が離れ、「ゥゥゥゥォォォオオオオオオオーーーーー」と獣のような咆哮をあげるケイトの両腕が骨も折れんばかりに静子を抱きしめ、抱きしめられた静子も歯を食い縛りながら 死にもの狂いでケイトを抱きしめ、さらに一段と高い絶頂の極みへと達したのです。

「キィィィィイイイイイーーーー」

二人はブルブルと震える身体で必死に相手を抱きしめながら、同時に相手のブルブル震える身体に抱きしめられるのです。

『ああ、ケイト、愛してるわ、ケイト』

静子にとって長い長い幸福の時間が続きます。十秒、二十秒、三十秒と。

『このままずっと抱かれていたい』

でも二人の身体の震えは徐々に収まり、身体の力が抜けてきます。必死にペニスを食い締めていた静子のヴァギナも次第に力を緩め、今はもう赤ん坊を抱くような優しさでケイトのペニスに包んでいますが、本来なら力を失ってしまうはずのペニスは相変わらずその逞しい形のままなのです。

『ああ、ケイト、あなたのペニスは未だ・・・』

まるで形を確かめるように静子のヴァギナがケイトのペニスに絡みつきだします。そしてケイトが再び腰を動かし始めたのです。

『ああ、また、また来るわ!』

ヴァギナがしっかりとペニスに絡みつくと、一層その逞しさを感じてしまい、静子はまたしても絶頂へと駆け上がります。

『ああ、そんな!』

そしてケイトが自らも喘ぎながら何度か激しく腰を動かすと、二人は泣き叫びながら再びそろってオーガズムに達し、身体を震わせながら互いの震える身体を必死に抱きしめるのです。

しかし、しばらく抱き合っていた二人の身体の震えが徐々に収まり、静子のヴァギナが次第に力を緩めても、ケイトのペニスは依然として逞しい形のままです。

『ああ、ケイト、ああ、あなたのペニスは・・・』

静子のヴァギナが再びケイトのペニスに絡みつきます。そして立て続けのオーガズムの所為か一層敏感になっている静子のヴァギナは、まるで静子とは別の意思を持った生き物のように、ヒクヒクと痙攣しながらケイトのペニスを奥深く飲み込もうとし、それに釣られるように骨盤内の全ての筋肉が収縮を始めるのです。

『ああ、そんな、まだ、まだ駄目よ、ああ、休ませて、ああ』

静子は何とかこの快感の誘惑に負けまいと歯を食い縛ります。

しかし、不死身のペニスを持ったケイトが、同じように食い縛った歯の隙間から呻き声を漏らしながら腰を動かしだすと、静子はもう堪らずにケイトの動きに合わせるように自らも腰を突き上げ始め、二人は獣のような咆哮を共鳴させながらまたしてもオーガズムを極めたのです。

ガクガクと裸身を震わせながら二人は互いの身体を抱きしめます。そしてようやく震えが収まり、静子のヴァギナが相変わらず力強さを失っていないケイトのペニスを感じると、静子は必死の思いでケイトの身体を押し退けたのです。

「御免なさい、ケイト。私はもう駄目。少し休ませて」

脚を閉じて横を向くと、静子のヴァギナはまだペニスを咥えたそうにキューッと収縮します。

「私も休憩したいわ、静子。でも、気に入ってくれたのね、私のペニス」

静子の横にごろんと仰向きになりながらケイトが答えます。

「ああ、ええ、凄いわ、あなたのペニス」

「少し休んだら、もう少し楽しみましょうね」

「ああ、まだ、するの?」

「もちろんよ、私のペニスは不死身なのよ」

ケイトはそう言うと、「フフッ」と含み笑いをします。

「ああ、ケイト、今度は私に付けさせて、そのストラップ・オンを。あなたを愛してあげたいわ」

「いいけど、静子。でもこれはストラップ・オンじゃないのよ」

「ええっ?」

キョトンと見詰める静子の顔の前に、ケイトは静子の愛液で濡れそぼったペニスを見せ付けるように膝立ちになります。

「良く見て」

ケイトの指先に目をやると、逞しいペニスの根元には太いO(オー)リングが嵌っており、4本の細い黒皮のベルトがOリングに留められています。 4本のうち上側の左右の2本はケイトのウエストにきつく巻きついており、下側の2本はそれぞれ左右の太腿の付根に巻きつくように後に回り、お尻の横でウエストを巻いたベルトに繋がっています。

ケイトはまずお尻の両側の留め金を外し、続いてウエストにきつく巻きついているベルトの留め金を外しました。これで人造ペニスはケイトの局部から離れるはずです。

ところがケイトはペニスの根元に食い込んでいたOリングを引き剥がすと、4本のベルトを付けたまま、ペニスの先から抜いてしまったのです。

ペニスを固定していたOリングとベルトが外されたのに、ペニスは依然としてケイトの局部から突き出たままです。

「まさか!」

「もっと良く見て!」

ケイトが喘ぎながらツルツルの恥丘を指で撫で擦り、ペニスの根元付近の皮膚を少し引っ張ります。

「まあ、ケイト!」

人造ペニスがケイトの身体から離れないのも当然です。静子の身体に挿入されたペニスとは反対向きに、もう一つのペニスがケイトのヴァギナに挿入されているではありませんか。

ケイトは外に出たペニスを掴むと、「ハァァァアア」と熱い吐息を漏らしながら自らのヴァギナが咥えこんだペニスをゆっくりと抜きました。

「まぁあ!」

『何て大きいの!』

ケイトの身体に挿入されていた人造ペニスは静子の身体に挿入されていたものよりも、一回り、いえ二回りも太くて長いものでした。

『あんなものをヴァギナに挿入したまま、ケイトは私を・・・』

「静子、付けてあげるからこっちを向いて膝立ちになって。多分、病気は大丈夫だけど、念のために同じ方を入れるわね。一応、この細い方を責め手が入れるのが基本らしいわ。その方が角度がしっくりするみたい。さっきはいきなり太い方だと静子がびっくりすると思って、私が太い方をもらったのだけど」

微笑みながら説明するケイトに促されて、まだ呆然としている静子がケイトに向かい合うようにベッドの上に膝立ちになって大きく脚を開くと、ケイトが細い方のペニス、つまり先ほどまで静子のヴァギナに入っていた方のペニスを局部に押し付けてきます。もちろん静子のヴァギナはまだ愛液で濡れそぼっていますから、ペニスはスルリと奥まで入ります。

「ァアア」

「手で押さえてて」

細い方を自分のヴァギナに挿入されたまま、静子は右手で太い方のペニスを軽く握って支えます。

『ああ、なんて大きいの!』

自分の手で握ってみて、静子はその巨大さを改めて感じるのです。

ケイトは4本のベルトが付いたOリングを手にすると、静子の局部から突き出したペニスにOリングを通していきます。根元の辺りは太いので、ケイトが少し力を入れてOリングを根元の方へずらしていくと、それはペニスを静子のヴァギナに一層深く押し込むことになり、その度に静子は喘がざるを得ないのです。

「これでいいわ。後はベルトを留めるだけよ」

ケイトはまずウエストに回したベルトを身体の横で軽く留めてから、左右の太腿の付根に回した2本をお尻の横で留めます。そして静子の身体に挿入されているペニスの角度が真っ直ぐになるように、それぞれのベルトを少しずつ締め付けていきます。こうすることで、外に突き出たペニスも真っ直ぐに逞しい姿を晒すことができるのです。

ベルトが締め付けられるにつれて、内側に向いたペニスが一層深く静子のヴァギナに潜り込み、しかも太くなっている根元の部分が心憎いまでに微妙にクリトリスを刺激するのです。

「ああ、ケイト、もう十分よ」

静子は右手で自分の局部から生えたペニスを握り締めながら、左手でケイトの腕を掴みます。

「駄目駄目、まだ緩いわ。これじゃ私を愛することなんてできないわよ」

そう言いながらケイトが下側の2本のベルトを一層きつく締め、最後にウエストに回したベルトをギューッと引き絞ると、内側に向いたペニスは静子のヴァギナの最奥までその先端を届かせただけでなく、その太い根元で静子のクリトリスを押し潰さんばかりです。

「ああ、ケイト、きつ過ぎるわ!」

静子はもはやペニスを握っていることはできず、声を上ずらせて両手でケイトの肩にしがみつくのです。

「これでいいわ、静子」

ケイトはやっとベルトを締め終わると、膝立ちになっている静子の前にうずくまって巨大なペニスを見詰めています。そしてチラッと静子を見上げたその眼は、静子が思わず身震いするほどの情欲に溢れていて、静子は堪らずに自らのヴァギナに挿入されたペニスを食い締めてしまうのです。

「ァア」

そしてケイトが大きく口を開いて、巨大なペニスの亀頭部を咥えると、静子はまるでそこに自分の神経がびっしり繋がっていたかのような衝撃を受けて、一際大きく喘いだのです。

「ォォオオオ」

ケイトは亀頭部を完全に口の中に納めると、静子を見上げながらさらに深くペニスを飲み込んでいき、静子はケイトの唇の感触を巨大なペニスで感じながら何度も何度も自らが挿入されたペニスを食い締めるのです。

『ああ、そんなに深くまで』

細くて短い方のペニスでさえ静子は半分位しか飲み込めなかったのに、それより二周りも太くて長いペニスをとうとうケイトは根元まで飲み込んでしまい、最後には静子の恥丘に 大きく開いた唇を触れさせたのです。

「ハァァ」

静子が感極まって喘いだのと同時に、ケイトが「ングゥ」と呻きました。閉じた目尻から涙が一筋二筋と流れます。

「ぁあ、ケイト!」

静子はケイトの顔を両手で優しく抱くように挟むと、ゆっくりと自分の身体から離していき、ケイトは目を瞑ったまま至福の極致のような表情でペニスを吐き出していきます 。そしてケイトの唇から ペニスが再び姿を現すにつれ、静子は改めてその巨大さを思い知 ったのですが、それをケイトのヴァギナに挿入するのだと思ったとき、静子は今まで経験したことの無い不思議な高揚感を覚えたのです。

それは、ついさっきケイトに、あなたを愛してあげたいわ、と言った時の気持ちとは異質のものでした。ケイトをオーガズムに導いてあげたいという気持ちには変わりは無いのですが、もっと積極的、いえ攻撃的とでも言えるような欲望が沸き起こってきたのです。

『何なの?この気持ちは』

「ハァー、ハァー」と息を吐く静子は、恍惚とした表情で依然として目を瞑ったまま静子のペニスに口付けをしているケイトを見詰めながら当惑していました。

しかしケイトが「フゥー」と熱い吐息をついて静子を上目遣いに見上げた時、静子の口から今まで静子自身が想像もしたことのない言葉、自分が口に出すなんて夢にも思わなかった言葉が零れたのです。

「あなたを犯したい!」


ストラップ・オン・ディルド: 女性の腰や局部にベルトで固定するペニス型のディルド。単にストラップ・オンとも呼ぶ。日本ではペニスバンドと呼ばれる。  (本文へ


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