エピソード II〜 ジーナ

11.Tバックでサンタモニカピアへ

待ちに待った土曜日になりました。結局今週はボスと一緒に出かけなければならなかった水曜日以外は、毎日午後2時頃には帰ってきて三十分ほど肌を焼きながらランチを食べました。お陰でビキニの痕もほとんど目立たなくなったのです。

軽い朝食を食べてから念入りにシャワーを浴びます。そして陰嚢もいつも以上に丁寧に納めて、ハート型に切った肌色のテープで留めます。何しろ今日は 極小の下着さえ付けずにTバックビキニだけでサンタモニカ・ピアの人混みを歩くのです。

局部を覆うのはこの薄い人工皮革のようなボトムだけ。そして黒い革紐を食い込ませたお尻を大勢の視線に晒すのです。想像しただけで骨盤の奥が熱く蕩け、ペニスの先が濡れてきます。

ボトムを身に着け、テープがはみ出していないことを念入りにチェックします。幸いペニスは赤ん坊のそれのように小さくなっています。そして鏡の前でブラを着けようとしていると、玄関のチャイムが鳴りました。

「ローラよ」

ドアの向こうでローラの声がします。

「すぐに開けるわ!」

バスタオルを身体に巻きつけて玄関を開けると、 黒のブラだけを上半身に着けたローラがニッコリと微笑んでいます。私と同じ薄くて柔らかな人工皮革のような生地のブラからローラの豊満な乳房がこぼれそうです。下半身はグレーのホットパンツに覆われていますが、その下に はあの黒皮のようなTバックビキニをお尻に食い込ませているのでしょう。

「入って!今、ブラを着けようとしてたところなの」

「手伝ってあげるわ」

ローラはそう言うと黒のポーチバッグをリビングのテーブルに置いて寝室に入ってきて、ブラの紐を背中と首の後で結んでくれました。そして、ローラがホットパンツを脱ぐとお互いに日焼け止めクリームを塗り合いっこして、もう一度ローラはグレイのホットパンツを、そして私はオレンジ色のホットパンツを穿きました。

「タンクトップは?」

「今日は暑いくらいだから要らないけど車に載せておけば?私も車に置いてきたの」

「じゃあ、行きましょう!」

私はローラとお揃いの黒のハイヒールサンダルを履くと、サングラスを掛け、オレンジのタンクと白のポーチバッグを掴んで玄関を開けます。

「私の車でね!」

「お願いするわ、ローラ!」

* * *

毎週のように来ているサンタモニカ・ピアの駐車場は今日も超満員です。何度もぐるぐる回ってやっと帰ろうとしている家族連れを見つけ、そのあとに止めることができました。

「やっと止められたわね」

ホッとして私が言うと、ローラは「そうね」と言いながら、もうホットパンツを脱ぎ始めています。

「ここで脱いじゃうの?」

「外で脱ぐ?」

「とんでもない。でも未だ心の準備が・・・」

「ジーナ、あなたが言い出したのに、どうしたの?」

言いながらローラはホットパンツを脱いでTバックビキニだけの姿になってしまいました。やはり女性としての経験が長い所為でしょうか、いざとなるとローラは大胆になれるのです。それに引き換え私ときたら、言い出すことはできても肝心の時になると怖気づいてしまうのです。

「早くしないと先に行っちゃうわよ」

グレイのホットパンツを後部座席に放り投げると、ローラは今にもドアを開けそうな素振りです。

「ああ、待って、置いて行かないで、直ぐに脱ぐから」

私は車の周りに誰も居ないことを確認すると、少しだけお尻を浮かして一気にオレンジ色のホットパンツを膝までずり下ろしました。

皮のシートの冷たい感触がお尻全体に伝わり、まるで何も穿いていないような気になります。

私は慌てて右手をお尻に伸ばして、確かに革紐が食い込んでいることを確認します。そして、もう一度周りを見渡してからホットパンツを足首まで下げると、そのままサンダルを履いた足から抜いてしまいました。

「脱いだわ、ぁぁあ」

骨盤の奥がキュンと悲鳴を上げ、熱いものがペニスの中を流れました。肌色のインナーが付いているとは言え、極小の下着も付けていない私のペニスを覆うのは薄い人工皮革のような生地のTバックビキニだけなのです。

「もしペニスが固くなったら・・・」

思わず私は呟きます。

「大丈夫。ならないわ、絶対。あなたはお尻を見られるとペニスは固くならないのよ」

「そうね、そうだったわね」

私はローラに倣ってホットパンツを後部座席に放り投げると、「さあ、行きましょう!」と自分を励ますように大きな声を出してドアを開け、思い切って外に出たのです。

いつもにも増して真っ青な南カリフォルニアの空にはお日様がギラギラと輝いていて、その光が私の身体に燦燦と降り注ぎます。そしてほんの数秒も陽の光を浴びているとお尻が熱くなってきて、私はお尻を覆うものが何も無いことを思い知ります。ほんの数週間前に始めてビキニで外へ出たときとは比べものにならない恥ずかしさです。そしてローラが言ったとおり、ペニスが固くなる気配は全く無く、念のために指で布地の上から触ってもほとんど分からない位に小さくなっています。

「さあ、行きましょう、ジーナ」

いつの間にかこちら側に回って来ていたローラは微笑みながら右手を差し出すと、身体を捻って私に後ろ姿を向けます。

まあ、黒い革紐を食い込ませたローラのお尻の何て素敵なことでしょう。

思わず見とれていると、「どお?似合う?」とローラが尋ね、「ぇ、ええ、とっても似合ってるわ」と答えながら私は左手を伸ばしてローラの手を握り、サンダルを履いた足を踏み出しました。

「ジーナも向こうを向いてみて?」

「えっ?」

「あなたのお尻も見てあげる」

「あ、ありがとう」

私は手を離すとローラに背中を向けます。

「とっても素敵よ。キッスをしたくなるわ」

ローラはそう言うと、ポンと私のお尻を叩いてからウェストに腕を回してきたので、私もローラの腰に腕を回し、二人は身体をくっつけたままピアの方へと歩いて行きました。

駐車場の車の間を縫うように歩いていても、いつ誰に後から見られるかもしれないとドキドキしていましたが、駐車場の端まで来ると目の前の道路は大勢の人で賑わっています。ビーチに近いとはいえ、殆どの女の子はショートパンツにタンクトップ、上はブラだけの子も沢山います。でもビキニのボトムだけの子はちらほら見えるだけ。

こんな中にTバックビキニで入って行くのかと思うと骨盤の奥が疼いてしまい、思わず立ち止まるとその瞬間に熱いものがドクンとペニスを流れました。

「大丈夫?」

「ええ、でもドキドキするわ」

「そうね、私もよ」

ローラはそう言うと強く私の腰を抱いてくれ、私もローラにすがり付くように寄り添います。

「じゃあ、行きましょう」

ローラは私の手を握ると恥ずかしさを微塵も見せずに堂々と胸を張って人込みに入っていきます。そして私もローラに負けまいと、背筋をピンと伸ばして付いて行きます。

前にも横にもそしてもちろん後にも人が一杯です。そんな中をお尻を完全に晒して歩いているなんて。

私は自分がこんなことができるなんて信じられませんでした。いえ、一人では絶対にできなかったでしょう。ローラと一緒だから、ローラが同じTバックビキニを着てくれて、手を繋いでくれているからできたのです。

ああ、ローラ!

私はローラを引き寄せるとウエストに手を回します。するとローラも私の腰に腕を回してくれます。そして歩きながら私はローラのウエストに回した手を少しずつ下に降ろすのです。

ローラも私が何をしようとするのか分かったみたいで、同じように私の腰に回した手を降ろしてきます。

私の手がローラのTバックビキニのサイドの紐を越えると、ローラの手も私のTバックビキニの紐を越えます。サイドの紐を越えれば、もう腰を覆うものは何もありません。

ゆっくりと歩きながら私はその手をさらに降ろし、ローラの手もゆっくりと下がります。

ああ、お尻を触って!

私がさらに手を降ろしてローラのお尻に触れると、ローラの手も私のお尻を撫で、再びペニスの中を熱いものが流れました。

身体がブルッと震え、思わずローラの顔を見ると、ローラも少し顔をこちらに向けてニッコリ微笑みます。

「ありがとう、ローラ。いつか見た白昼夢が叶ったわ」

「白昼夢って?」

「ああ、それはね、夢に見たのよ、あなたとこうして歩くのを」

「そうだったの」

ゆっくりと歩を進める度にローラのお尻が右左と交互に盛り上がり、お尻を愛撫しているつもりが逆にお尻に手を愛撫されているようで、私の手が次第に熱を持ち始めます。そして ローラの手で愛撫されながら同じように左右交互に盛り上がる私のお尻も熱く火照リ始め 、代わりばんこに踏み出す足に合わせるようにその熱が骨盤の奥に快楽のリズムを創り出し、そしてドクンドクンとベースがリズムを刻むように熱い愛液となってペニスの先から零れるのです。

「ああ、ペニスがもうヌルヌルよ」

顔をローラに近づけて私は囁きます。

「私もよ、ジーナ。あぁ、あそこで休憩しましょう」

いつかもソフトドリンク を買った露店の行列に並びます。私のお尻を愛撫しながらも結果的に少しは隠すことになっていたローラの手が、まるでお尻を見てくださいと言わんばかりに上にあがってウエストに絡みます。私も負けずにローラのお尻を完全に晒します。只でさえその長身と美貌で目立つローラが黒い革紐をお尻に食い込ませてじっと立っているのですから、人々の視線を集めないわけにはいきません。そしてその隣には少しは背は低いものの、女性としては長身の私が同じように黒革の紐を食い込ませたお尻を露わにしているのです。

それにしてもTバックビキニの快感って何て素晴らしいんでしょう。一体どなたが発明されたのか知りませんが、スカートを脱いで下着で歩いていたら犯罪なのに、こうして堂々と 細い紐を食い込ませたお尻を露わにしても罪にはならないのですものね。

私たちの後ろに並ぶのを皆さん遠慮されているのか、いつまで経っても私たちは最後尾です。その為に、私たちの後姿、つまりお尻は通り過ぎる人々の視線に晒され続けてい るのです。視線を感じる度に私は閉じた太腿にギュッと力を入れてしまい、骨盤の奥から熱いものがペニスを通って流れるのです。

やっと順番が来て私たちはいつものようにレモネードを買い、露店の横のフェンスにもたれてストローでレモネードを吸います。

「お尻を隠すとホッとするわね」

フーと長い息を吐いてから、私はローラの方を見て言いました。

「そうね。海辺ならともかく、Tバックでピアを歩くのは刺激が強すぎるかもしれないわね」

「でも、そのぎりぎりのところが一番感じるのよね。海辺だとTバックの女の子は結構いるから、あんまり刺激は無いでしょ?でもTバックで街中を歩くと、頭のおかしい露出狂だと思われるでしょうね。それがピアだとお店とかも一杯あるから街を歩いている感じなんだけど、ビキニやTバックで歩いていても、『まあ大胆』で済むのよね」

「ジーナの露出哲学ね」

「まあね。あくまでも下品にならないように」

「上品な露出というわけね」

そう言うと、ローラはゴクンゴクンと喉を鳴らしてレモネードを飲み、ふと顔を海の方に向けました。

「ああ、今日は夏にしては珍しく空気が澄んでるわね。カタリナ島があんなにはっきりと見えるわよ」

そしてローラはくるりと向きを変えると、フェンスの上に手を付いて沖のほうを指差します。当然のことながら、お尻が人々の方を向くのです。

まあ、大胆なローラ!

私はローラのお尻とローラのお尻に視線を走らせる人たちの顔を交互に見つめます。そして、「どこ?」と尋ねながら私も皆さんの方にお尻を向けたのです。

「折角来たのだから、隠すのは勿体ないわよね」

ローラに言われて私は頷き、すぐにお尻に視線を感じて骨盤の奥が熱く疼きはじめます。

「ぁああ、どこ?カタリナ島は?」

「ほら、あそこよ」

言いながらローラは顔に掛かったブロンドを掻き揚げようと、サングラスを外して手に持ちます。そしてそのまま、沖のほうを指差そうとしたした時に、ローラの手からサングラスが滑り落ちたのです。

「あっ!」

「アッ!」

思わず私も叫びましたが、幸いサングラスは海には落ちずに、フェンスの直ぐ外側の土の上で止まりました。

「ああ、良かった!」

ローラはそう言うとフェンス越しに手を伸ばしますが、もう少しのところで届きません。

「ああ、どうしよう」

私も手を伸ばしますが、全然届きません。

「あっ、ジーナ、そのまま手を伸ばしてて」

いつの間にかしゃがみ込んでいるローラがフェンスの隙間を見つけたようです。その隙間からローラの指が出てきました。

「ああ、もう少しよ、ローラ」

そしてローラの指がサングラスを摘まみました。

「掴んだわ」

「そのまま、少し持ち上げられる?」

「できると思うわ」

隙間を通ったローラの指がサングラスを掴んだまま、少しずつ上がってきます。

「その調子よ、もう直ぐ!」

私はフェンスの上についた左手で身体を支えながら、フェンスの向こう側に身体を乗り出すようにして右手を伸ばします。 高いヒールが浮くほどに左脚は爪先立ちになり、右足は地面から浮いて少し外に開いてしまいます。

「ジーナ、もう少しよ」

「もうちょっとで届きそう」

私が必死で右手を伸ばしていると、ローラが驚いたような声で囁きます。

「まあ、ジーナ、あなたの格好ったら」

「ええっ?何っ?」

「革の紐からアヌスが顔を出しそうよ」

「ええっ、そんな」

ローラに言われて気が付きましたが、Tバックでこんな姿勢をとれば、恥ずかしいところが露わになるのは当然です。でも私は気付かない振りをしてそのままの姿勢を取り続けたのです。

ああ、いいの、このままで。見たい人は見ていいのよ!

そして喘ぐように言ったのです。

「いいの、ローラ、もう少しよ」

「ああ、ジーナ、いいの、本当にいいの?人が一杯見てるわ」

「いいの、いいのよ」

私が囁くように言うとローラの指がまた少し上がり、たとえアヌスを見られても構わないわと、私がさらに身体を乗り出すとやっとサングラスに指が届きました。

「届いたわ。指を離して、ローラ!」

しっかりとサングラスを掴むと、私は勢いを付けて身体を起こしました。そして、「はい、サングラス!」とニッコリ微笑みながらローラに渡す時、視界の隅では大勢の人達が急に動き出したり、向こうを向いたりしたのです。

まあ、みんな見てたのね。

急に身体の力が抜けたのか、再び骨盤の奥が熱く疼くのを感じます。

「ありがとう、ジーナ!」

ローラがそう言いながら唇を重ねて来ると、またもやドクンドクンと熱いものがペニスを流れたのです。


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