チャイナタウン編(3)

ショーの主役

暗闇に目が慣れてきた時には既に陳夫人の姿はそこにはありませんでした。そして、カシャッという微かな音がしたかと思うと、目の前がパッと明るくなり、スポットライトに照らし出されたのはアシスタントのレイチェルです。チェロが再び低い声で歌い始めます。

両手を揃えて高く掲げた彼女は、未だ目隠しをされたままですが、突然自分がスポットライトを浴びたことが分かったのか、強張らせた美貌を力なく左右に振り、するとアップに結った金髪が揺れ、スポットライトの光を浴びて輝きます。

しかも高く掲げて揃えた両手首には手錠が掛けられ、黒い台の上部の金属横棒に固定されているではありませんか。

客席がざわめき始め、そんな気配を感じ取ったのか、レイチェルは唇を半ば開いて「ハァー、ハァー」と荒い息を吐き、細い布からはみ出させた豊満な乳房を揺らしながら体までくねらせ始めるのです。

ボーイがヘッドフォンを持って現われ、レイチェルの頭に被せます。きっと素敵な音楽が流れているのでしょう。レイチェルの表情が穏やかになり、リズムに合わせて体を小さく揺らし始めます。

レイチェルのとなりの床にスポットライトの丸い形が浮かんだと思ったら、陳夫人が登場されました。先ほど見せた思いつめたような表情はすっかり消えて、華やかな美貌が輝いています。そして両手には灰色のロープを、いえ、先ほど陳夫人の太腿に絡み付いていた蛇を掴んでおられます。夫人は両手を拡げて高々と掲げると二匹の蛇を客席にじっくりと見せられます。

胴体の中ほどを夫人の美しい手のひらに支えらて垂れ下がった蛇は1メートル足らずの長さでしょうか。しかし頭部のすぐ後ろ辺りが異様に膨れています。先ほどはあんな膨らみは無かったのに。

チェロの歌声が止まると、代わって陳夫人が美しい声で話し始められました。

「この子達が今日の主役、エッグ・イーティング・スネークです。名前の通り、卵を食べる、というか丸呑みにするのです。頭の大きさの何倍も大きな卵を食べることができるのですよ。この子達もついさっきどこかで大きな卵を食べてきたみたいですね。ほらこんなに膨れているでしょ。そして大きな卵を食べるとしばらくは何も食べなくても大丈夫なのです」

ボーイが籠を持って現われ、陳夫人は二匹を籠に帰すと、別の蛇を取り上げられました。

「この子がどうやって自分の頭の何倍も大きな卵を飲み込むのか、今からお見せします。そしてレイチェルにも見てもらわないとね。あとで彼女にも手伝ってもらいますから 。でもその前に皆さんにレイチェルの素晴らしい体を見ていただかなくては」

そう言うと陳夫人は蛇を籠に戻してレイチェルの方へ歩み寄られました。 再びチェロが優しい音色を奏ではじめます。夫人はヘッドフォンを外し、両手首を固定している手錠を外すと、レイチェルの耳元で何事か囁かれます。

レイチェルは大きく深呼吸をすると一歩前に進み出てスポットライトの中に立ち、客席に向かってその素晴らしいイブニング姿を堂々と晒します。そして 両手を上げて首の後で組みなさいと陳夫人が優しい声で命令すると、レイチェルはゆっくりと両手を上げ、美しい腋を晒すのでした。豊満な胸はさらに盛り上がり、乳房が細い布を持ち上げます。足を肩幅に拡げてじっとしていなさいと陳夫人が言い、後ろに回って首の後の紐を解き始めます。

レイチェルは観念したように漆黒のピンヒールに載せた足を大きく開いて顔を斜め上に向けたまま微動だにしません。紐を解き終わった陳夫人は二本の布の端を指でつまんで レイチェルの顔の左右で誇示したあと、さっと指を離しました。一瞬の後、レイチェルの体を覆っていたイブニングドレスは漆黒の輪となって床に落ち、ピンク色に染 まったレイチェルの裸身を覆うのは極小の白いレースのGストリングスだけです。わずかに太腿をよじらせたレイチェルはスポットライトに見事な乳房を晒すという羞恥の為か、口を半開きにしてハーハーと荒い息をし、その度に豊満な乳房 が上下に揺れて、一層その豊かさを強調することになってしまいます。

再び手錠を手にした陳夫人はレイチェルの周りをゆっくりと一周したあと、再び後に回って、首の後で組んだレイチェルの両手に手錠をかけたのです。カチャリという音が部屋に響き、続いて レイチェルの「ハァー」という喘ぎがしみわたります。

次は台に載りなさいと陳夫人が命じ、手錠を持ってレイチェルを 後ろに下がられます。レイチェルは後ろ向きに恐る恐る歩を進め、スポットライトがレイチェルの裸身を追いかけます。台にふくらはぎが軽く当たると、そこに座るように 陳夫人が命じます。そして陳夫人に手錠を支えられながらレイチェルはゆっくりと台の上にお尻を載せ、そして次に上半身を仰向けに横たえます。さらにレイチェルは嵌められた両手を陳夫人に引っ張られて頭上に伸ばし、 台の端の金具に手錠を繋がれます。

陳夫人は今度は脚の方へ回ります。レイチェルは太腿も膝も、そして漆黒のハイヒールに載せた足首をもピタリと閉じて夫人の手を待っているのです。

夫人が両手を伸ばしてレイチェルの両足首を掴み、一度客席の方を見渡してから、高々と持ち上げられます。レイチェルの見事な脚線美がスポットライトに照らされます。そして夫人はレイチェルの右足首を掴むと、大きく右に傾けて右側の金属棒に膝を絡ませ、そしてその上方に取り付けられていた足枷に右足首を固定したのです。レイチェルは何とか膝が開かないようにと左足を右足に沿わせています。

でも次に夫人が左足首を掴んで大きく左に傾けると、一瞬抵抗を示したものの、レイチェルは大きく脚を開いて、左足を左側の金属棒に絡めて固定されてしまったのです。

私は思わず大きく開いたレイチェルの股間に視線を走らせてしまいましたが、スポットライトの光を浴びるレイチェルの局部は真っ白の極小Gストリングスで辛うじて隠されています。

「ではいよいよレイチェルの目隠しを外します」

陳夫人はそう言うと台の横のボタンを押し、するとグイーンという音を立てながら黒い台の向こう半分が持ち上がり、レイチェルの上半身は観客席からもよく見えるように起き上がったのです。もちろん二本の金属棒に固定された両脚はそのままですから、大きく開いた脚の間にレイチェルの上半身が覗いているという格好なのです。

陳夫人はレイチェルの後ろに回ると目隠しに手を掛けます。そしてチェロが高々と歌い始めると同時に、サッと目隠しを外されたのです。

スポットライトに顔を照らされたレイチェルは眩しさと恥ずかしさの両方の為でしょう、顔を横に向けて裸身を細かく震わせています。でも、それにしても何という美貌でしょう。陳夫人に諭されて、魅惑的な大きな青い目を瞬かせながらレイチェルが正面を向くと観客席からはホーというため息が漏れるのでした。

「さて、いよいよ主役とのご対面です」

陳夫人は足元の籠を開けると、右手を差し入れて、ひょいとそれを持ち上げるとレイチェルの目の前にかざしました。

一瞬の間を置いて、「ヒィー」というレイチェルの悲鳴が上がりました。

「驚くのは未だ早いわよ、レイチェル。この子がどうやって卵を食べるのか、今から一緒に見ましょうね」

レイチェルは夫人の言っていることが理解できないようで、ポカンとした顔で夫人の手元を見詰めています。

夫人が合図をするとボーイが透明の筒と小さな笊を持って登場しました。夫人は手に持っていた蛇を首に巻きつかせると、透明の筒をボーイから受け取り左手で持つと真っ直ぐ縦にして観客席の方に見せます。太さは5センチ、長さは30センチ程の透明のプラスチックのようです。次に夫人は笊の中から卵を取り上げました。

ニワトリの玉子よりは少し小さめですが、長さが3センチ程で茶色の模様が綺麗です。

「新鮮なウズラの卵です」と夫人が説明します。

まあ、ウズラの卵ですって?アメリカのウズラはきっと大きいのですね。

夫人は透明の筒を少し傾けると卵を中に滑りこませました。筒の反対側は閉ざされていて、スポンジが敷いてあるようで、卵は底まで転がると静かに止まりました。

夫人は今度は30センチ程もある大きなスポイトを笊から取り上げます。中には透明の液体が入っています。

「この子が好きな匂いなのですよ」

夫人はスポイトの先を透明の筒に差し入れると、スッと奥までスポイトを挿入し、そして黄褐色のゴムを親指と人指し指で握り潰すと、スポイトの先端からポタポタと透明の液体が滴って卵を濡らしました。

「これで準備は完了です。ほら、もう匂いに感づいたようです」

夫人の首に巻きついていた蛇が早くも動きだしました。そして夫人の左の肩から二の腕に、そして肘を超えて手首へと向かって進みます。

夫人は体を横に向けると、透明の筒をレイチェルの両脚の間にかざします。レイチェルは顔を強張らせ、青い目を大きく開いて筒を見つめています。

蛇は夫人の手首にまでもう達して筒の中を覗き込んでいます。そして頭を左右に何度か振ったかと思うと、筒の中に頭を滑りこませていったのです。胴体が夫人の腕をスルスルと滑り、頭は筒の中を下へ下へと進みます。黒い細い舌がチロチロと筒の内側を探っているようです。

そしてとうとう舌が卵を探り当てたようです。蛇は一旦立ち止まると、大きく口を開きます。いえ、口を開くと言うよりも、突然頭だけが別の生き物に変わったかのように、自分の頭の大きさの何倍にも大きな口が現われたのです。そして巨大な口が卵に襲い掛かります。

ああ、まだ卵の方が少し大きいわ。

すると蛇の口がさらに一段と大きくなったのです。きっと顎が自由に外れるのでしょう。口の皮膚が伸び切って千切れそうです。じわじわと卵に襲いかかり、そしてゆっくりとゆっくりと卵を飲み込んで行き、とうとう卵が完全にその蛇の巨大な口の中に納まりました。

「フー」というため息が客席のあちこちから漏れます。気が付いたら私は静子夫人の手をギュッと握りしめていました。

「凄いわ」

静子夫人は何も言わずに頷くばかりです。

「さあ、もうお分かりになったと思いますが、次はレイチェルとこの子達との共演でございます」

チェロの調べが突然大きくなり、レイチェルが「ヒー」と悲鳴を上げます。

陳夫人がレイチェルに近寄り、ボーイが笊を差し出すと、「嫌、止めて!」とレイチェルは叫びながら拘束された裸身をガクガクと揺らします。

「仕方ないわね」と言いながら陳夫人はレイチェルの口にボールギャグを咥えさせ、レイチェルはもう「アグゥ、アグゥ」と呻くことしかできません。

陳夫人が次に笊から取り上げたのは小さなハサミです。

「暴れると怪我をするわよ」

夫人はそう言いながら左手でレイチェルの腰をさすり、Gストリングスの紐に指を掛けるとハサミを開いてその片方の刃を滑り込ませ、一度客席の方を振り向いてから、カシャリと音を立てて紐を切断したのです。

「グゥ」とレイチェルが喘ぎ、片方の紐を失ったレースのGストリングスは捲れて金色の恥毛が覗きます。

夫人は今度は反対側に移動して、残った紐を同じように摘み上げるとハサミを滑り込ませました。

「グゥー、グゥー」とレイチェルが呻きます。

しかし夫人は客席の方に微笑みながら、ハサミを握り締め、一瞬の後、金色に輝く恥毛がスポットライトに照らし出され、そしてその下には真っ白な小さな布切れが垂れ下がったのです。

夫人はさらにその白い布切れを掴むと、一気に引きずり出しました。もうこれでレイチェルの裸身を覆うものはありません。

客席の視線が一気にレイチェルの局部に集まります。そして皆が注目するうちに、金色の恥毛の下の辺りが少しずつほころび始め、ついには透明な雫がはっきりと誰の目にも明らかになってきたのです。

「そう、その調子よ。あなたもしっかりと準備しておかないとね」

陳夫人はそう言いながら優しくレイチェルの恥丘を撫で擦り、レイチェルはそれに応えるように体をくねらせるのです。

「でもこちらの方は私がお手伝いしないと無理ね」

陳夫人の指がほころびを見せ始めているレイチェルの局部のさらに下方へと伸びます。

「ングゥー」とレイチェルが声にならない抗いを示します。

台の上に仰向けになり天井に向かって垂直に伸ばした両脚を限界まで大きく開かれていては、決して人目に触れるどころか自分でも見たことの無い秘められた部分さえもスポットライトに照らし出されるのです。

陳夫人がメディカルグローブを嵌めた右手の人差し指と中指をそろえて差し出すとボーイが透明の粘りのある液体をチューブから搾り出します。そして夫人は左手の二本の指でレイチェルの秘められた箇所を拡げると、透明の粘液をつけた右手でその部分をやらわかくほぐし始めるのです。

「ングゥー、ングゥー」とレイチェルが呻き、体をくねらせますが、頑丈に造られている金属棒の枠はビクともしません。

「十分にほぐしておかないとあなたが辛くなるのよ」

いつのまにか夫人の人差し指はレイチェルの体の中に入ってしまっています。そしてしばらくすると今度は中指までも。

二本の指を奥まで飲み込まされたレイチェルの呻き声は少しずつ熱を帯びてきます。そして二本の指を飲み込んでいる部分のすぐ上の部分も、もうすっかり熟したように、しっとりと濡れた真っ赤な花びらを満開にして、トロトロと熱い蜜を垂らしているのです。

「さあ、もう準備はいいようね」

夫人はグローブを嵌めたままの右手を笊の中に入れると卵を一つ取り上げて客席に示します。先ほどと同様の大きなウズラの卵です。そして左手でレイチェルの秘められた箇所を開くと、卵をそこに押し当てたのです。

「ゥグゥ」

「ゆっくりと息を吐きながら開きなさい」

「ゥグゥ」

「そうよ、その調子」

しばらく陳夫人が卵を押し付けていると、まるでその部分は生き物のように卵を飲み込み始めたのです。そして卵がレイチェルの体の中に姿を消しても、夫人は中指だけをその箇所に差し入れて卵をできるだけ奥まで挿入しようとされるのです。

「つぎは、こちらの方ね」

夫人はメディカルグローブを脱ぎ捨てると、もう一つの卵を取り上げられました。そして満開の花びらを左手でより一層広げると、大きなウズラの卵を蜜で濡れそぼった部分に押し当てられたのです。

「ング」

卵は何の抵抗も無くスルリとレイチェルの体内に収まり、またしても夫人は中指を差し入れてなるべく奥のほうへと卵を挿入されたのです。

つぎに夫人は長い大きなスポイトを取り出されました。そしてレイチェルの目の前にかざして、「ングウ」という呻き声を上げさせてから、スポイトを花びらの真ん中に突き立てようとされますが、さすがに今度はレイチェルの抵抗も尋常ではありません。

「ングゥー、ングゥー」と激しく呻きながら腰をガクガクと揺らすのです。ボーイが笊を床に置くとレイチェルの両太腿に抱きついて、身動きを封じます。

「じっとしてないと怪我をするわよ」

陳夫人は冷たく言い放つと、スポイトを花びらの真ん中に突き立て、そしてゆっくりと差し入れていかれるのです。

「ングゥー、ングゥー」とレイチェルは泣きますが、ボーイに抱きつかれている腰はビクとも動きません。

まあ、あんな深く。

スポイトが半分以上見えなくなったでしょうか。ようやく夫人はゴムを握り潰し、中の液体をレイチェルの体内深く注がれたのです。

夫人は笊の中からもう一本のスポイトを取り出されました。そしてもう一度レイチェルの目の前にかざしてから、今度はもう一つの秘められた箇所に突き立てていかれたのです。

「ングゥー、ングゥー」とレイチェルは泣き、ボーイが必死で太腿に抱きつきます。そして体内深く再びレイチェルは謎の液体を注がれるのです。

ようやくスポイトを抜かれ、ボーイがレイチェルの体から離れました。チェロの調べが一段と高くなります。

陳夫人はレイチェルから少し離れて立ち、ボーイが籐の籠を抱いて近づきます。夫人はおもむろに両手を籠に入れ、そして籠から手を出した時には二匹の蛇が夫人のそれぞれの手に巻き付いています。

夫人は客席にしばらく二匹の蛇を示してから、ゆっくりとレイチェルの方へ近づきます。

「ングゥー、ングゥー」とレイチェルの呻きが大きくなります。

夫人はレイチェルの目の前に二匹の蛇をしばらく掲げてから、一匹を右の足首に、そしてもう一匹を左の足首へと巻きつかせたのです。

二匹の蛇は見知らぬ人間の匂いに戸惑っているのか、しばらくは頭をあちらこちらへと振っていましたが、とうとう自分達の好きな匂いに気付いたのでしょう、足首からするするとふくらはぎの方へと巻きつきながら降り始めたのです。

二匹の蛇が完全に陳夫人の腕から離れると、夫人もレイチェルの傍から離れます。舞台の上でスポットライトを浴びているのはレイチェルと、そしてショーの主役である二匹の蛇だけです。

チェロの調べが止まり、静まり返った部屋にはレイチェルのくぐもった喘ぎ声だけが響きます。

ふくらはぎをそしてピンクに染まった太腿に蛇が巻きつき、ゆっくりとレイチェルの二つの部分に向かいます。蛇たちにはその奥に隠された卵は見えませんが、体の中に注がれた謎の液体が蛇たちにそのことを教えるのです。

もう蛇の頭は今にも局部に達しそうです。

「ングゥー、ングゥー」とレイチェルは泣いて体をガクガクと揺らせますが、そんなことをしても蛇の動きを止めることは到底できません。

右脚から降りてきた蛇が濡れた満開の花びらに舌を這わせています。そして左脚から降りてきたもう一匹は、その直ぐ下の、陳夫人の指で十分にほぐされた秘められた箇所に今にも 達しそうです。

私は静子夫人に思わず抱きつき、静子夫人は私の肩をしっかりと抱いて下さいます。

ああ、蛇が。

ついに二匹の蛇はそれぞれが狙っているレイチェルの部分に頭を潜り込ませたのです。

「ングォオオオオ」

ボールギャグを噛み砕かんばかりにレイチェルが呻き声を上げ、私は思わず目を瞑って静子夫人の胸に顔を埋めてしまいました。


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