有馬温泉編(19)

ロウソク責め

括られたままの手首を静子夫人に頭上で固定され、私は裸身を仰向けに横たえています。ペニスを太腿でしっかりと挟み、両脚をピンと爪先まで真っ直ぐに伸ばしてゆっくりと大きく息を吸 い、そのまま息を止めて私の足元に正座しておられる星野夫人の手に握られたロウソクを見つめているのです。

そして何秒かの静寂の後、星野夫人の掲げるロウソクがゆっくりと傾けられ、私は思わず目を閉じました。

「ウッ」

突然快感が骨盤を襲い、ペニスの中を熱いものが流れ、そして右足の甲に熱いものを感じました。

ああ、これがロウソク責めなのです。まず快感が骨盤の奥まで達し、一瞬遅れて熱さの感覚が脳に伝わるようです。

そしてまたしても、「ウッ」

骨盤の奥を快感が襲い、私は太腿をギュッと締め付けてしまいます。今度は左足の甲に熱いものが落ちたのです。

「その調子よ、若女将」

二三回ずつ両足の甲に蝋が垂らされただけで、私はもう恍惚となってしまい、太腿の間はペニスから吐き出された愛液でヌルヌルです。

蝋の落ちる場所は足首へ、そして向こう脛へと少しずつ上がってきます。そして快感の度合いも次第に大きくなってくるのです。

「オォ、ウゥ」

そして蝋が両足の膝小僧に同時に落ちた時には、強烈な快感の為に私は背中を反らし、膝を少し曲げてしまったのです。

「フゥー」と息を吐いて背中を真っ直ぐに戻し、膝も伸ばします。

「そう、良い子ね。脚は真っ直ぐにしてくれないと狙いが外れてしまいますからね」

星野夫人の言葉にうっすらと目を開けると、二本のロウソクは膝よりもさらに上の太腿を狙っています。

ああ、もう。

星野夫人と若女将の手に握られている二本のロウソクが向かい合ってお辞儀をするように傾くと、熱く溶けた蝋がこぼれ、私は思わず目を瞑ります。

「ウウゥ」

膝小僧より少し上の左右の太腿に何滴かの蝋が続けて落ち、私はまたしても背中を反らして膝を曲げてしまいます。

「アァァ」

やっとの思いで吐息を吐きながら体を真っ直ぐに戻します。

「次は膝を曲げないように我慢しなさい」

星野夫人に言われて私は「ハィ」と喘ぎ、うっすらと目を開けて二本のロウソクを見つめていると、星野夫人の持つロウソクが少しこちらに近づき、続いて若女将の持つロウソクも 寄り添うように近づいてきます。

ああ、次は太腿の中央辺りを狙われるのです。そして二本のロウソクが再びゆっくりとお辞儀をし、私は目を瞑って両脚に力を入れます。決して膝を曲げないように。

ズン、ズン、ズン、ズンと、骨盤の中で快感が4度炸裂し、その度に私は、「ウゥ、ウゥ、ウゥ、ウゥ」と呻きながら膝を曲げないように太腿を締め付けると、一瞬の後には、凄まじい快感が局部から下半身を襲い、私は 目を見開いて「ォオオオオオオ」と咆哮を上げながら全身をブルブルと震わせてオーガズムに達してしまったのです。

「もういっちゃったの?」

星野夫人の声を聞きながらも、裸身の震えは止まらず、私は「ゥウ、ゥウ」と呻くことしかできません。

「太腿の途中でいっちゃったら先が思いやられるわね。まだまだ蝋を垂らす所は一杯あるのに」

星野夫人は楽しそうに微笑みながら私を見下ろしておられます。

私は嫌々と顔を左右に振りながら、ふと上目使いに見上げると静子夫人が、それでいいのよと言わんばかりに頷かれるので、私は少し勇気をもらって星野夫人を見つめます。

「太腿の上の方は後のお楽しみにして、先にお腹を責めてあげましょうね。ちょっと熱いけど我慢するのよ」

星野夫人が正座したまま私のウエストの横辺りまでにじり寄られてロウソクをゆっくりと私のお腹の真上へと動かし、そして向かい側からも若女将が 同じようにロウソクを差し出されるのです。私のお腹の上に二本のロウソクが燃えています。そしてそれらがゆっくりと傾けられ、熱く煮えたぎった蝋がツツーと垂れます。

「アゥッ」

蝋の熱さにウエストをくねらせながら耐えると、お臍の周りに白い花が何箇所も咲きます。

ああ、お腹は熱さに敏感なのです。

一度真っ直ぐに立ったロウソクが再び傾けられ、今度はお臍よりもさらに上の鳩尾あたりに花が咲きました。

「クゥゥ」

あまりの熱さに快感が吹き飛びます。

「ああ、お腹は嫌。もっと上の方を」

「そうね、もっと上と言うと、乳房かしら、ドリーさん?」

「ああ、乳房に」

いつの間にか私はハーハーと大きな呼吸を繰り返し、蝋が垂らされるのを待ち焦がれるように乳房を上下させているのです。そして私の望みを叶えるように乳房の上に掲げられた二本のロウソクがゆっくりと傾けられたのです。

「ホォォォォ」

乳房に落ちる熱蝋は熱さと共に快楽を運んできます。両方の乳房にパッと白い花が咲き誇り、熱さと快感に思わずくねらしそうになる体をぐっと堪えて次の蝋を待っていると、乳房で受け止めた快感が骨盤へ向かい、またしてもペニスの中を熱い粘液がドクンと流れるのです。

「ホォォォォ」

二度目の熱蝋の雫が両の乳房を襲い、思わず体をくねらしそうになりましたが、次の熱蝋をも堂々と乳房で受けるために、私は必死で仰向きの体勢を維持します。

「ホォォォォ」

そして三度目の熱蝋の雫をも両の乳房で見事に受け止めた時には、ついに裸身をブルブルと震わせてしまったのです。

「ウゥ、ウゥ、ウゥ」

「そんなに気持ち良いの?」

「ハ、ハ、ハィ」

「次はどこに落として欲しいの、ドリーさん?」

もちろん星野夫人は乳房の中心で固く屹立している乳首が未だ熱蝋の洗礼を受けずに「早く早く」とせがんでいることを知っててこんな事を尋ねておられるのです。

熱蝋の責めで熱く火照った乳房の真ん中に、身体中で最も敏感な性感帯の一つである乳首が冷たく尖っています。

ああ、こんなところに熱蝋を浴びせられたら。

「どこに落として欲しいの、ドリーさん?」

ああ、乳首に。でもそんな恥ずかしいことは言えません。

「もう一度お腹に落としましょうか?」

「ああ、いや。お腹はいや」

「じゃあ、どこ?」

「ああ、ち、ち、乳首を」

そう言っただけで骨盤の中心部がまたしてもドクンと脈打ち、太腿が濡れます。

「まあ、乳首に。そんなことをして大丈夫かしら」

「ああ、大丈夫です。お願いです。乳首に蝋を!」

「じゃあ、やってみるわね。乳首は小さくて狙いにくいから、ロウソクを少し下げないとね。その代わり熱いわよ」

星野夫人は私の乳首から30センチ程のところでまでロウソクを下げられました。

「若女将もこれ位下げなさい。狙いを外さないようにね」

ああ、こんなに低いところから熱蝋を垂らされたら。

「ああ、低すぎます!」

私が叫ぶと同時に二本のロウソクがグイッと傾き、熱蝋がトロトロと垂れて乳首を覆い、次の瞬間には私は「ゥオオオオオオ」と咆哮を上げながら裸身を震わせ、横向きに体を丸めてオーガズムに達してしまったのです。

「ウゥ、ウゥ、ウゥ」と裸身を震わせながら私は1分余りも呻いていたでしょうか。優しい手が肩に触れ、私はゆっくりと仰向きに戻されます。 涙で曇った目を開けると静子夫人が心配そうに覗き込んでおられます。私は「大丈夫です」と頷くと、自分で脚を真っ直ぐに伸ばして再び熱蝋を受ける体勢をとりました。

静子夫人の手が胸に伸びてきて、乳首を覆っている白い花びらを剥がして下さり、乳首が再び外気に触れて「もっと蝋を」とせがみます。

「一度では物足りないでしょう、ドリーさん?」

「ああ、ハイ、星野夫人」

「今度は体を丸めちゃ駄目よ。じっと出来なかったら、何度でも繰り返しますからね」

「ああ、そんな」

「若女将、準備はいい?」

「え、ええ」

若女将の声は少し震えているようです。

そして私の目の先30センチのところにある二本のロウソクが再びゆっくりと傾き、先程よりも多量の熱蝋がドローリと垂れて両方の乳首を襲ったのです。

「クォォォォォオオオオオ」

私は必死で仰向きの体勢を維持します。乳首が破裂しそうな快感が身体中に広がり、骨盤の中心でスパークし、裸身が震え、そして震えが大きくなりガクガクと全身を痙攣させながら、私はまたしてもオーガズムを極めたのです。

涙がポロポロと毀れましたが、 それでも仰向けで両脚を真っ直ぐに伸ばした体勢は崩しませんでした。

「なかなか頑張るわね、ドリーさん。じゃあ乳首はこれで許してあげるわ。次は、先程後回しにしたところね」

星野夫人は再び私の下半身の方へ動きます。

「太腿の中程であんなにいっちゃうんだから、次は大変よ、ドリーさん。さあ、脚を大きく開きましょうか」

ああ、今度は脚を開かなければならないのです。

私は嫌々と顔を左右に振りながら両脚を少しずつ拡げていきます。快感に震える太腿の間に隙間があき、 愛液でヌルヌルになった太腿の内側が晒され、そして股間には先ほどから何度も愛液を吐き出したペニスが力を失って垂れ下がっています。

「もっと大きく開きなさい」

「あぁ」

そしてもうこれ以上は無理というところまで私は大きく脚を開いたのです。

足先から太腿の中程まで、そして腹部から胸にかけてはあちこちに白い花が咲き誇っていますが、太腿の中程から付根にかけて、そして恥丘や下腹部は未だ柔肌が 蹂躙されずに息づいています。そしてそこにこれから熱蝋が垂らされるのです。

「暴れるといけないから脚を押さえてあげましょうね」

星野夫人はそう言いながら私の右膝に跨るように私の方を向いて腰を降ろされ、続いて若女将も促されて左の膝に跨られました。

「静子夫人、ドリーさんの顔を起こして上げて。よく見えるように。そして両手は後ろ手に括り直して下さる。下腹部のロウソク責めは辛いから手が邪魔するといけないから」

「ええ、分かりましたわ」

静子夫人は私を抱くように上半身を起こし、手首を括っていたロープを解いて下さいます。手首にはロープの痕が付いていましたので、私はしばらく手首を擦っていましたが、静子夫人に手を取られると抵抗することなく両手を背中に回して重ねます。そして両手首は後ろで再び括られたのです。

ゆっくりと夫人は私の上半身を寝かせ、次には頭だけを支えて起こして下さいます。いつのまにか星野夫人と若女将の手には真っ赤な血のような色のロウソクが握られ、私の下腹部の上で燃え さかっています。そしてその下ではペニスが息を潜めるように佇んでいるのです。

「準備できましたわ、星野夫人」

静子夫人はそう言うと、私に顔を寄せて唇を合わせて下さいました。

「頑張るのよ、ドリー」

私は涙で濡れる目で夫人を見つめながら、黙って頷きます。

「さあ、どこからしましょう、ドリーさん?」

星野夫人が魅惑的な黒い大きな瞳を輝かせて私をじっと見つめています。

ああ、そんな。私からは言えません。

私は嫌々と顔を振るしかできません。

「言わないと、低いところから恥丘の真ん中に一気に垂らすわよ。あんな敏感なところにいきなり熱い蝋を垂らされたらどうなるか、私にも分からないわ」

ああ、そんな恐ろしいことを言わないで。

「ふ、ふ、太腿から、してください」

私は声を震わせながら恥ずかしいお願いをしてしまいました。

「そうね、太腿でもう一度オーガズムに達したいのね」

「ああ、いえ」

「遠慮しなくてもいいのよ。私たちも見たいから」

「ああ」

静子夫人が私の頭を抱いたまま頬に口付けをして下さいます。

「じゃあ、若女将。太腿から始めましょう。さっき蝋を落としてない所から」

星野夫人がそう言いながら太腿の上の方を撫でて下さいます。そして若女将も左の太腿を愛撫して下さります。

「さあ、垂らすわよ」

血の色をしたロウソクが太腿の上方30センチ程の高さに掲げられます。

「ああ、そんな低いところから!」

「そうよ、同じ高さだと面白くないでしょ。少し熱いかもしれないけど耐えるのよ」

「ああ、怖い」

左の太腿の上にも若女将の掲げるロウソクが燃えています。そして二本のロウソクが同時に傾けられ、血のような熱蝋がトロトロトロと滴ります。

「クォォォオオオオ」

焼けるような熱さに両太腿が叫び、同時に骨盤の奥が快感で燃え上がります。思わず脚をくねらせようとしてもお二人がどっかりと膝に腰掛けておられるので、 太腿を大きく開いたままでこの凄まじい熱と快感に耐えなければならないのです。

「ゥウ、ゥウ、ゥウ」

熱さが少し収まると快感がさらに高まり裸身が震え始めます。そして震える太腿に、今度はより一層付け根に近いところに熱蝋の雨が垂らされたのです。

「ヒィイイイ」

あまりの熱さに膝の上のお二人を弾き飛ばさんばかりに裸身がガクンと跳ね、そしてそのまま私は全身をブルブル震わせながら再びオーガズムを極めたのです。

「ォォォオオオオーーーー」

まるで熱蝋が太腿から局部に侵入したかと思うほど凄まじい快感が骨盤の中を駆け巡ります。

「ォォォオオオオ」

そしてオーガズムの快感にブルブルと震え続ける裸身の、未だ熱蝋の洗礼を受けていない、滅多に外気にも触れることの無い場所、そう、私の敏感な恥丘に熱蝋が浴びせられるのです。

「クゥ」

震える恥丘に降り注ぐ熱蝋の熱さを歯を食いしばって耐え、辛うじて呻き声を吐くと、さらに快感が押し寄せて私は「ォオオオオ」と咆哮を上げながらさらなる高みに昇り詰めます。

そして何度オーガズムを極めても、ひと時の休息すら与えられずにロウソク責めは留まることなく続き、両太腿から下腹部に至る柔肌がビッシリと血のような赤い花びらで埋め尽くされた時には、私は唇の端から涎を垂らしながら「ウゥ」、「ウゥ」と呻き、裸身をブルッ、ブルッと震わせることしかできませんでした。

静子夫人が心配そうに覗き込みます。

ああ、静子夫人、ドリーは耐えましたわ。

そして私に答えるように夫人の手が私の頭を、頬を、肩をやさしく撫でて下さいます。

「どお?気持ちよかった?ドリーさん」

星野夫人が自分も満足したような表情で私を見つめられます。

「ああ、はい」

「それは良かったわ。じゃあ、少し休憩して仕上げにかかりましょうか」

「ああ、まだ終わりじゃ」

「未だ花びらの落ちてないところがあるでしょ」

星野夫人は私の膝から降りて立ち上がると、静子夫人に頭を抱かれて横たわっている私を見下ろしながら仰います。

「ドリーさん、お手洗いへ行ってらっしゃい。仕上げの責めはきついから失禁してしまうといけないでしょ。若女将、一緒に行って世話をしてあげて」

未だ花びらの落ちてないところといえば、ああ、もうあそこしかありません。あんなところに熱蝋を垂らされれば、本当に失禁してしまうかもしれません。

私はすがるように静子夫人を見つめますが、夫人は黙って頷かれるだけです。

意を決して後ろ手縛りのままで立ち上がった私は、俯きながら若女将に向かって「お願いします」と小声で頼み、玄関脇のバスルームに向かったのです。


(注)溶けた蝋は想像以上に熱いです。まず自分の手や体に落としてみてから、愛する人を責めましょう。星野夫人の使われるのは和ロウソクで、融点が低いのでロウソク・プレイに向いています。それでも凄く熱かったですけど。洋ロウソクはさらに融点が高いので、余程高いところから落とさないと火傷をします。SMプレイ用の低温ロウソクもありますので、初心者にはお勧めらしいですよ。

ロウソク・プレイの際は火災に十分気をつけてください。また煙や熱で火災報知器が作動することもありますよ。


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