有馬温泉編(4)

衆人環視で体を洗う

唯一体を覆っていた白い手拭いも失ってしまった私は、両腕で抱くように乳房と局部だけを辛うじて隠し、大浴場の洗い場に全裸でしゃがんでいます。左右からそして後ろからも男性達に見つめられながら、いまから私は体を洗わなければならないのです。

体を隠すものは両腕以外には何もないのに、シャンプーに手を伸ばすにも、蛇口に手を伸ばすにも、いずれにしても右手か左手を体から離さなくてはなりません。 左右から男性達が、私が腕を体から離す瞬間を見逃すまいと 、覗き込むように 私の裸身を注視しています。また後からも何人かがじっと私を見つめているのです。

ああ、どうしたらいいのでしょう?

私に残された道は右手を離すか左手を離すかのどちらかです。それは、結果的には無毛の恥丘を晒すのか、或いは乳房を晒すのかという究極の選択となるのです。

ああ、どちらも耐えられません。でも 乳房を、まして乳首まで晒すことになればそれこそ心臓が止まりそうです。オトコでいた頃はもちろん平気だったのに、TGになって胸が膨らんでくると、男性の前で乳房を晒すなんて絶対に出来なくなったのです。不思議でしょ?でも乳房に関しては女性の気持ちが本当に良く分かるようになったのです。

というわけで私は思い切って恥丘を晒すことにしました。恥毛が少しでも生えていれば絶対にできなかったと思いますが、完全に脱毛した恥丘は下腹部の続きのよう なもの と思えなくもありません。女性のような割れ目ちゃんは無いし、ペニスさえちゃんと隠れていれば露わにしても耐えられそうです。

 私は立て膝で座っている両太腿を一層きつく閉じてしっかりとペニスを挟んでから、思い切って右手を局部から離し、前に伸ばしてシャワーの栓を捻ります。右側から数え切れないほどの視線が 恥丘に突き刺さり、私は思わず体をくねらせてしまいます。

湯温を調整してからシャワーヘッドをフックから外すなり、私は局部にシャワーを浴びせて少しでも恥丘を隠します。でもシャワーが心地よく恥丘を刺激して、私はまたしても体をくねらせてしまうのです。恥丘からシャワーをもう少し上の腹部に、そして左腕でしっかり隠した胸部へ、さらに首筋へと掛けていくと、男性達の視線がまるでシャワーを追いかけるように、ピンク色に染まった私の裸身 を舐めまわします。

私はまず髪の毛を洗うことにして、一旦シャワーヘッドを壁に戻してから自由になった右手で髪の毛をとめているゴムを外し、今度は頭からシャワーを浴びます。目を瞑って 髪の毛を十分に濡らしてからシャワーを止めて 再び壁に戻します。

次はシャンプーを手に取ろうとしますが片手ではディスペンサーを押し下げることができません。仕方なく私は両方の二の腕で乳房を挟むようにして外側からの視線を遮り、両手を前に伸ばして左手でディスペンサーを押し下げてシャンプーを右手に取りました。私の目には乳首まではっきり見えますが、横からはきっと見えていないはず。

右手でゆっくりと頭をマッサージするようにシャンプーを揉みこみます。左腕はもちろん乳房をしっかりと隠したまま、途中からは目を閉じて、でも顔はまっすぐ前を向けたまま頭のマッサージを続けます。 目を閉じると周りの男性達が遠慮なく私の裸身を見つめているようです。

再び二の腕で両方の乳房を隠しながら手探りで今度は左手にシャンプーを取り、そのまま今度は両手で頭をマッサージします。前かがみになれば乳房は二の腕でうまく隠せるのです。 目を瞑って全くの無防備で頭を洗っている私の全身は男性達の視線の格好の餌食でしょう。乳房は何とか隠せても、綺麗に脱毛した恥丘は先程からずっと晒されたままなのです。

十分に髪の毛をシャンプーした私は体を起こすと再び手探りでシャワーを掴み、頭からお湯をかけて泡を流します。時々シャワーを持ち替えて右から左から丁寧に流します。 長い髪の毛はすすぐのに時間がかかりますが、やっと流し終わってゆっくりと目を開くと、左右の男性達が急に視線を逸らしました。やはりずっと私を見つめていたのです。

次は体を洗います。同じ要領で両方の二の腕で乳房を挟むようにしてボディシャンプーを右手に取り、左腕で乳房を隠してから右手で体を洗います。太腿、お尻、腰、そしてふくらはぎ、足首、足先へと愛撫するようにボディシャンプーを裸身に塗りこめていきます。下半身の次は上半身です。背中、腹部、そして首筋を丁寧に 洗います。 右半身を洗い終わった私はもう一度両手を前に伸ばして今度は左手にボディシャンプーを取り、右腕で乳房を隠しながら左半身を同じように洗います。

全身が白い泡に覆われてくると、少し気持ちが落ち着いてきました。私は 立て膝でしゃがんだ姿勢から少し腰を浮かせると膝と太腿の裏側までシャンプーを塗りつけていきました。 後ろからペニスや睾丸が見えないことを祈りながら。 先程は後ろでウロウロと人が歩き回っていた様子でしたが、今はじっと立ち止まって私の後姿を見つめているようで、背中やお尻にジリジリと視線を感じます。

濡れた髪は適度に脂肪の載った背中の中程まで届いていて、その下には引き締まったウエスト、さらには立派に張り出したお尻や十分に発達した太腿が手を伸ばせば届くところにまったくの無防備で晒されているのです。 そしてまるで男性達を誘惑するかのようにお尻が時折持ち上がって太腿の裏側までが露わになるのです。

全裸を見つめられながら体を洗うという行為に快感を覚えてきた私は、大胆にもお尻の割れ目の間にも指を這わせ、そしてそこを洗う振りをしながらアヌスをそして会陰部を愛撫 するのでした。

「フゥー、ホォー」とため息が漏れてしまいます。

さあ、もうこれで私の体でシャンプーをつけていないところはあと二箇所だけです。そう、乳房と局部。

右の二の腕で右乳房を隠しているのですが、私は左手をその下に滑り込ませて愛撫するように右の乳房にシャンプーを塗りこめていきます。そしてその先に隠れている腋にも。

 「ハァー、フゥー」

右側から視線が乳房に集まります。指で乳首をつまんでころがすように愛撫します。

 「ウゥ」

右の乳房をたっぷり愛撫すると今度は左の乳房です。入れ替わるように左腕で乳房を隠し、その下に右手を滑り込ませてゆっくりと揉み解すように乳房を愛撫します。もちろん乳首も腋も忘れません。 両方の乳房を愛撫し終わった私は「ハーハー」と荒い息をしながら、最後の仕上げに向かいます。

左腕で両方の乳房を隠したまま、先程からずっと晒され続けていた恥丘に右手を伸ばします。皆さんの視線が右手に集まり、これから起きることへの期待が高まります。そして私は太腿を少しずつ開きながら右手を股間に進めて行くのです。

柔らかだったペニスが泡だらけの手に包まれて勃起し始めます。

 「ああ、駄目よ、固くなっては」

左右から大勢の男性に見つめられながらやさしくペニスを愛撫します。先程銀泉に入る前に一度洗ったのに、包皮を被った亀頭部はもう既にヌルヌルです。そろりと包皮を剥き、亀頭部を愛撫するようにシャンプーをつけていきます。

大勢の男性に囲まれて全裸でしゃがんでいるだけでも信じられないのに、股間に手を伸ばしてペニスを弄っているなんて。 私は自分のしていることに酔いしれるように、十分にペニスを愛撫し終わると、さらに右手を伸ばしてその先に潜んでいる睾丸を優しく抱きしめたのです。

「ホォー」

ああ、いけません。つい、睾丸刺激でドライオーガズムに達したくなってしまいます。こんなところでそれはできません。 私は息をゆっくりと吐きながら気を静めて睾丸を優しく愛撫してから、さらに奥の会陰部へを指を伸ばしました。

「ウゥ」

ああ、ここは私の一番の快楽スイッチなのです。ほんの少し指で押さえるだけでドライオーガズムに達してしまいそう。 駄目駄目、いけません。

でもそこからさらに奥に手を進めた私は、またしてもアヌスに触れてしまったのです。

「アン」

右腕はもう肘のあたりまで股間に入り込んでいて、周りで注視している男性達にも私が一体何をしているのかは明らかでしょう。そしてきっと後ろから見ている方達にはお尻の割れ目の奥に私の 指が見えていることでしょう。

これ以上愛撫を続けたらもう後戻りできなくなりそうです。でも、もう少し続けたい。

「ドリー。続けたかったら、してもいいのよ」

ああ、静子夫人の声です。

そして左右からさらに後ろから私を見つめる男性達の気持ちも私の行為を後押ししているようです。 目の前ではリンスのボトルが「私を使って!」と言っています。私がジェルの代わりにリンスを使ってアナルプレイをするのを知っているのですね。 でも股間から指を取り出してすぐにリンスのボトルに手を伸ばすのは、何だかとても恥ずかしい気がします。

私はしばらく中指でアヌスを弄りながらリンスのボトルを眺めていましたが、一つ大事なことを忘れていたのに気づいて思わず頬を緩ませたのです。 髪の毛をリンスするのを忘れていたのです!

男性達に見つめられながら髪の毛をシャンプーしていたので、とにかく早く終わらせようと思ったのでしょう。リンスのボトルが言っていたのはアナルプレイじゃなくて、髪の毛だったのかもしれません。

ゆっくりと股間から右腕を抜き、太腿を閉じます。そして両手を揃えて前に出してリンスをたっぷりと右手にとります。視線が右手に集まります。 私はしばらく右手にたっぷりと乗ったリンスを見つめ、おもむろに髪の毛に伸ばしていったのです。

「フゥー」というため息があちこちから聞こえてきます。御免なさいね、ご期待に沿えなくて。

右手のリンスを髪に伸ばし終えるともう一度両手を伸ばして今度は左手にとって、頭の左側につけていきます。そして次には両方の二の腕で乳房を隠しながら両手で頭全体にリンスを塗りこめていきます。

ヌルヌルのリンスを髪の毛に塗りこめていくうちに気分が再び高まってきます。ああ、このまま指をアヌスに入れたい。そしてそんなことを想像しているうちにペニスまでが勃起してきます。 またも息が荒くなってきました。

私は頭をマッサージする両手を止め、ゆっくりと前に差し出します。そして今回は右手の掌ではなく、人差し指から薬指まで三本揃えた指先にたっぷりとリンスをとるのです。 そして、それらの指がこれから向かい、リンスが塗りこめられていく私の体の部分を想像してしまうのです。

私は左腕を曲げてしっかりと乳房を抱きしめながら指先に盛り上がるように載せられたリンスを見つめます。そして大きく深呼吸をしてから右手の指先を表に向けたまま、リンスが流れ落ちないように軽く右手を丸めてゆっくりと恥丘にまで降ろしてい きます。左右からの視線が右手に、そして恥丘に集中します。

一旦そこで右手の動きを止めて十分に視線を楽しんだ私は、おもむろに太腿を開いていきます。勃起しかけているペニスが頭をもたげてきますが右手の背で押さえます。さらに右手を奥へと進めると手首までが股間に入り込み、ペニスを押さえてくれます。

先程までは体を洗う音が周りでしていましたが、今はシーンと静まり返って左右の男性達はじっと私のすることを見つめているようです。そして後ろにも大勢が居ることが彼らの息遣いでわかります。

本当にするのですか、静子夫人?

「・・・」

夫人からは答えはありません。自分では既に決めているのですが、でも静子夫人に言われるとずっと気が楽になるのです。

お願いです、静子夫人。やりなさいって言って下さい!

「・・・」

ああ、夫人は私に試練を与えて下さっているのですね。いつまでたっても一人で何もできない私に。

私はしばらく目を瞑って何度か深呼吸をしてから、ゆっくりと目を開き、そして右腕をさらに奥へと進めていったのです。 肘までが股間に入り込み、右手はいつでもアヌスに触れることができる位置まで来ました。

本当にするのね、ドリー?

自分に言い聞かせるようにうなづいた私は右手首をゆっくりと曲げていきます。リンスがアヌスに触れます。

「ゥゥゥ」

そしてリンスを塗り込めるように中指でアヌスを周りからマッサージします。

「ホォォ」とため息が漏れてしまいます。

静子夫人にされるのを想像しながら円を描くようにマッサージします。

ああ、周りの男性達は一体どう思っていることでしょう?きっと男湯に入ってきた露出狂のニューハーフと思われているでしょうね。でもそれでもいいのです。

十分にマッサージをされたアヌスは早く指を入れてと口をパクパクします。ああ、まだ駄目、と軽く指でトントンと触れると、その振動が何十倍にも増幅されて骨盤中がズンズンと震えます。

「ハアァ」と喘ぎ声がはっきりと漏れてしまい、男性達の息が止まります。

ああ、もう我慢が。これ以上我慢できません。変態だと思われようが何と思われようが。 私は右手の中指を直角に曲げてアヌスの真ん中に突き立てると、目を瞑ってゆっくりと挿入していったのです。

「クゥー」

アヌスが収縮して中指を喰い締めます。さらに右腕を奥に進めようと上半身を前に倒 すと、ずっと蹲踞の姿勢を保っていた右足の指が益々つらくなってきたので、足首をまっすぐに伸ばして足の甲を浴場の床にペタリとつけて座りこみま す。 これで体勢はずっと楽になりました。 そして十二分に股間の奥へ挿し込んだ右手の中指が目指すのは、もちろん前立腺です。


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