有馬温泉編(3)

手拭いで前を隠して大浴場へ

私のすぐ右となりに三人、そして左には二人と計五人の男性に体が触れんばかりに挟まれ、背後からは四人の男性に見つめられ、そして脱衣場の入り口付近からも三人の学生さんが 注目している中で、とうとう私は浴衣を、ブラをそしてTバックまでも脱いでしまったのです。私の体を覆うものは入浴用の白い手拭いだけ。それを縦にして乳房から局部までを辛うじて隠します。左手 を大きく広げて手拭いを乳房にしっかりと当て、右手は手拭いが局部からずれないように軽く添えます。もちろん体の後ろを覆うものは何もありませんから、見事につり上がったお尻 や太腿は男性たちの視線の格好の標的になっていることでしょう。太腿で挟んだペニスや睾丸が後ろから見えていないことを祈りながら私はゆっくりと大浴場へと向かいます。

右手でガラスの引き戸をガラガラと開けると大浴場は少しうす暗く、裸身を晒している私はホッとします。足を踏み入れて後ろを振り向くと大勢の目がこちらを見ています。私は誰も後ろから来ないことを確認して引き戸を閉めます。

広々とした大浴場は左側の壁面に沿って洗い場が沢山ならんでいて、男性が二人体を洗っています。床にはほとんど真っ黒な中にキラキラ光る粒が散りばめられた御影石が敷き詰められています。正面には少し薄い灰色の御影石で造った巨大な浴槽が透明な湯を湛えていて、三人の男性が互いに離れて浸かっています。きっとこれが「銀泉」です。右側にはサウナとその手前には小さめの浴槽が 透明の湯を湛えてます。右手奥の壁面はガラス張りで、傾斜地に造られた庭が見渡せます。確かこの階は2階でしたが建物の裏側では1階になるのですね。ガラス張りの壁面の一番右側はドアになっていて、「金泉」と書いた札が下がっています。 庭に露天風呂があるのです。

私は正面の銀泉から入ることにしてゆっくりとそちらへ歩いていきます。奥の方の二人は私に気付かないようですが、手前の左側に浸かっておられ た男性が驚いたような顔で私を見つめています。男湯に突然全裸のオンナが入ってきたのですから無理もありません。私はなるべく離れようと右の壁際まで進み ますが、それでもほんの数メートルしか離れることはできません。

浴槽の縁で私は左膝を立ててしゃがみ、右手を離して下腹部を覆う手拭いを左に少しずらしてから桶でお湯を掬って局部に掛けます。 左膝を立てているので 手拭いを除けても太腿の付け根や恥丘は見えないはず ですが、全裸の横姿を晒していることには変わりありません。太腿からお尻、そしてウエストは完全に露わですし、乳房の膨らみもはっきりと見えているはずです。

体を少し右に捻って左の二の腕で手拭いを胸に押し当てながら、左手を伸ばしてカウパー腺液でヌルヌルになっているペニスを洗い ます。二度、三度と局部にお湯をかけて丁寧にペニスを洗ってから、手拭いを元に戻して局部を隠し、私は立ち上がります。

全裸の立ち姿をじっくり左の男性に見つめられながら、私は右足からゆっくりと浴槽に足を沈めていきます。ああ、熱いけど、気持ちいいわ。 私はゆっくりと腰を降ろし、手拭いで前を隠したまま銀泉の中に体を沈めます。

如何に透明の銀泉でもお湯の中の裸身ははっきりとは見えないはず。私は手拭いを体から離すと浴槽の縁に置き、本当に全裸になって体を伸ばします。ああ、いい気持ち。静子夫人に命令されて大浴場に来て良かったわ。脱衣場では恥ずかしかったけれどお湯に 浸かってしまえばもう大丈夫です。

私は頭を浴槽の縁に載せて体を伸ばして脚を少し開きました。私のところからは綺麗に脱毛した恥丘や落ち着いて小さくなったペニスが見えますが、左の男性からは湯面が反射して見えないはず。時々男性の方を見ると、一生懸命こちらを見つめているようです。私は少しサービスしてあげようと、今度はうつ伏せになります。浴槽の縁に 両手を重ねてその上に顎を乗せて体を伸ばすと、私の体はふわりと浮いて、お尻が湯面から顔を出します。そして男性の方を見ながらゆっくりと脚を開いていきます。男性がお尻を見つめています。ペニスが固くなってきます。

私は両脚を真っ直ぐに伸ばしたまま閉じたり開いたりします。そしてそれに合わせてエナジー・オナニーを始めます。アァ、ハァー。

その時、入り口の戸がガラガラっと開いて何人かが入ってきました。私は大胆なうつ伏せ開脚を止めて元通りにおとなしく座ります。入ってきたのは脱衣場で右側に居た三人連れです。そして左隣にいた二人連れも。さらに、さっきの学生三人連れまで。まあ、二人はお風呂から上がってトランクスを穿きかけていたのに。きっと私を見るためにもう一度入ってきたのです。そしてその後ろからは鏡の前で体を拭いていた二組四人の男性まで。

何と脱衣場に居た総勢十二名がぞろぞろと入ってきたのです。私は体を固くしてお湯の中で小さくなっています。彼らは無言のままざっと下半身にお湯を掛けると私を取り囲むように次々に 浴槽に入ってきます。突然、大勢が入ってきたので奥で浸かっていた二人は驚いたようですが、次第に視線の先で怯えている獲物に気付いたようです。そして先ほどから私を見つめていた左側の男性は、援軍到来に気を良くしてじわりと私に近づいてきます。

如何に広々とした浴槽と言えども、15人もの男性が入ると少し窮屈です。しかも私の周りだけがほんの二三メートルですがポッカリと空いているのです。皆ばらばらのほうを向いて何事か話していますが、視線は頻繁に私の一挙手一投足をチェックしているのです。

先程までは平気だったのに、こんなに大勢の視線を受けては如何に湯面が反射すると言っても、反射をかいくぐって 裸を観察されているような気がして、私は右腕で乳房を抱き、左手で局部を隠します。一体どうするつもりなのかしら。まさか酷いことはしないでしょうけども。私は湯面を見つめてじっとしています。いつまでそこにみんないるつもりなのかしら。

一体どの位の時間が経ったのでしょう。少し暑くなってきました。男性たちも熱いお湯に浸かりっぱなしでは逆上せてきたようで、何人かは浴槽の縁の少し浅くなったところに腰をかけて上半身をお湯から出します。また何人かは浴槽内で立ち上がって歩き回ります。でも誰も湯から出ようとはしないのです。

きっと私が立ち上がって裸を晒すのを待っているのだわ。先ほどは明るい脱衣場で間近で裸を晒しましたから、それに比べれば薄暗い大浴場はまだましです。私は立ち上がって洗い場に行くことにし、手を頭の後ろへ伸ばして 手拭いを探りました。

おかしいわね。さっきここへ置いたはずなのに。首を捻って浴槽の縁を見ますがそこに置いたはずの白い手拭いがありません。

まあ、どうしましょう。これでは本当に全裸を晒すことになります。少し取り乱している私に気づいた男性たちがじっとこちらを見つめています。ますます暑くなってきて額からは汗が流れます。このままだと逆上せてしまいそうです。 両腕で乳房を隠して上半身だけでもお湯から出そうかしら。でも結局は同じこと。いつかは全身を晒さなければならないのですから。

私は決心するとお湯の中で男性たちに背中を向け 、左腕で乳房を隠し、小さくなったペニスを太腿で挟んで右手で局部を隠しながら立ち上がり、ピンク色に染まった裸身を晒します。男性達の視線がお湯を弾いて輝いているお尻に、太腿に、そして背中にも浴びせられます。

私は息が詰まりそうになりますが、でも膝をしっかりと閉じたたまま浴槽の縁を跨ぎ、洗い場 の方を向きました。必然的に裸身を右側から眺められることになり、私は局部を隠している右手の二の腕を右の乳房に寄せ、左腕とで両の乳房をできるだけ隠しますが、ピンク色に染まった全裸を晒していることには変わり ありません。一斉に男性達の視線を浴びながら、私は一番端 の洗い場を目指して 少し前かがみのまま歩き始めました。

ところが、私が洗い場に行こうとしていることに気づいた男性たちは、ザァーと音を立ててお湯から出ると、我先にと洗い場に向かったのです。そして空いているのは 中央の一つだけになってしまったのです。

まあ、そこに座れと言うのね。私は大浴場の真ん中で乳房と局部を手で隠しただけの全裸で動けなくなってしまいました。あんなところに全裸で座 らなければならないのですか?

「そうよ、ドリー。一人であそこに座るのよ」

またもや静子夫人の声です。私は首を捻って天井を見上げます。もちろん夫人の姿はありません。

「頑張るのよ。きっと一人で出来るわ」

やっぱり夫人の声です。

分かりました、静子夫人。これが露出プレイなのですね。

夫人の声に勇気付けられたのでしょうか、 私は洗い場をしばらく見つめてから大きく息を吸い込むと、もちろん乳房と局部は両手で隠したままですが、背中を真っ直ぐに伸ばし、精一杯胸を張って歩き出しました。

真ん中に一つだけ空いた洗い場はほんの数メートル先です。木の椅子がどうぞとばかりに私を誘っています。 ところが私が近づくと右側から手がスーと伸びて木の椅子を隠してしまったのです。 椅子に座れば両方の太腿が局部を遮る役目を果たしてくれるし、アヌスも見えないのですが、それすら許されないのですね。私はあと二三歩というところで立ちすくんでしまいました。

右側に座っているのはどうやら脱衣場に最後に入ってきて私の左側にいた男性のようです。毛深い脚を広げてドカッと椅子に座った格好は40代半ばでしょうか。私の椅子を取ってしまって湯を満たした桶を載せ、 弛んだお腹を揺らしながら何食わぬ顔で手拭いに石鹸をこすりつけています。左側にはブリーフ一枚でじっと私を見つめていた三人のうちの一人が桶にお湯を溜めています。 こちらは30代かしら。比較的筋肉質な体はエクササイズの賜物でしょう。

二人の間にポッカリと空いた1メートル程の空間。壁面に沿ってシャンプー、リンス、そしてボディシャンプーのボトルが並んでいます。それ以外にも有馬温泉 独自の洗顔剤などが数種類置いてあります。桶は伏せて蛇口の下に置かれ、 蛇口の右上の壁にはシャワーヘッドがかかっています。

ああ、そこに全裸で座るのですか?脱衣場では手拭いで前を隠せましたが、今は本当に全裸なのです。しかも椅子もありませんから、しゃがむと後ろからお尻の間を覗かれそうです。

私はしばらくその空間を見つめていましたが、天を仰いでフゥーと息を吐き、ゆっくりと最後の歩を進めて二人の男性の間に入ると、両手で乳房と局部を隠したまま、蹲踞の姿勢から右ひざを床に着け左膝 を立ててその場にしゃがみました。心臓がドキドキします。

右側の男性の手が止まりました。顔もまっすぐに前を向いて居られます。全裸のオンナがすぐ横に座ったのでさすがに緊張して居られるのでしょうか。

しかし首を少しだけ捻って左を見ると、何と左側の男性がこちらを向いてじっと私の裸身を眺めているではありませんか。しかもその隣の方も、またその隣の方も、何人もの方が私の方をじっと見つめているのです。私は思わず俯いてしまって両腕でしっかりと裸身を抱きしめます。

如何に乳房や局部を両腕で覆ったところで、乳房の膨らみは横からはっきりと見えていますし、太腿やお尻は完全に露わなのです。そしてそんな恥ずかしい姿をほんの数十センチしか離れていないところからじっくりと鑑賞されるのです。

私は今度は恐る恐る右を見てみました。ああ、やっぱり。

さっきは緊張しておられた右側の男性も今は目をギラギラさせて私の裸身を舐めるように眺めておられますし、そしてさらにその向こう側にもいくつもの顔が覗き込むように私の方を見つめておられます。

私は思わず再び俯いて目をきつく閉じてしまいましたが、後ろにも人の気配がします。ゆっくりと目を開けると視野の右隅にどなたかの足が見えるではありませんか。左後ろにも。それも二人や三人では無さそうです。

ああ、私は左右だけでなく後ろからも全裸を見つめられながら、体を洗わなければならないのです。


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