静子夫人の甘美な命令

昼食には静子夫人は和食を、私はJALヘルシーメニューのお魚を戴きました。先ほどの騒ぎも忘れて私はご馳走とピノ・ノワールでとても良い気分です。心地良い酔いも手伝って私はいつになく饒舌で、映画のこと、本のこと、さらには静子夫人が普段滅多に聞かない仕事のことも話しました 。

夫人が時々私の後ろに視線を走らせ、「となりの方があなたをじっと見てるわよ」と言います(HBさんです!)。私が振り向くとその方は目を逸らされましたが、私が静子夫人の方を向くと確かに背中に視線を感じます。下半身はアームレストで隠れていますが、ほとんど裸のような上半身を晒しているのですから見られても仕方ありませんね。

食事が終わりデザートも戴いて、さあ映画でも見ましょうかと言って私が冊子を捲っていると、夫人が「私は映画なんかよりもっと面白いものが見たいわ」と言うのです。

「何でしょう?映画より面白いものって?」

「あなたよ」

「私ならいつもご覧になってるでしょ?」

「ここで」

「ここでって?」

「ここであなたがオナニーするところが見たいわ」

夫人が声をひそめずに”オナニー”と言ったので、私はドキンとしました。きっと後ろの人にも聞こえたのではないかしら(HBさん、聞こえましたか?)。けれでも、私の潜在意識下にはその言葉を期待していたようなところがあったみたいで、心臓がドキンとした瞬間、私の骨盤の奥はキュンと鳴いたのでした。

「でもこんな明るいところでは」

「もうすぐ暗くなるから」

「じゃあ、暗くなったら」

私が そう言うと夫人は満足げに私に顔を近づけてくちづけをしました。

「ああ、でも窓側に移らせて下さい」

「通路側だから面白いのよ」

「周りの人に見えてしまいます」と私は小さな声でお願いします。

「シートを倒せば見えないわよ」と夫人。

確かにシェルフラットシートは上半身をすっぽり囲むようなシェルになっているので、絶頂時の表情とかは隠せるかもしれませんがそれでも。。。

こんなところでオナニーするなんで想像しただけで私の心臓は高鳴り顔が赤くなります。私達の後ろの座席は窓側に一人日本人らしきビジネスマンが映画を見ておられます。通路を挟んだ反対側ではHBさんがしきりに私達を気にしています。その後ろは友達同士のようなアメリカ人ビジネスマン二人。私が振り向くとニコッと笑い返します。

こんなところで本当にするの、ドリー?私はすでにペニスから暖かい粘液が流れ出すのを感じました。ああ、はずかしいわ、でもしてみたい。声を上げてしまったらどうしましょう。

私の気持ちを見透かすように静子夫人が枕を指差して、これで口をしっかり覆えば大丈夫よとまるで他人事のように言うのです(本当に他人事ですよね)。

食事の後片付けが終わり、免税品の販売が始まりました。これが終われば消灯時間です。先ほど私の太腿を拭いてくれた黒木さんがカートを押してやってきて、免税品は如何ですかと尋ねますが、私は恥ずかしくて目を合わせられず俯いていました。

私の頭の中はこれからするオナニーのことで一杯で、骨盤の奥がジーンとしてきます。少し寒くなってきたので毛布を上半身にかけます。下半身は露出しておかないと夫人に叱られます。身体が暖まってきて益々興奮が高まってきました。

機内の明かりが消され、ショータイムです。


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