三度目のパーティ

予想はしていましたが、 静子夫人から届いたドレスはまたしてもドレスと言えるようなものではありませんでした。メモが入っていました。


ドリー

当日着て来ていただくドレスです。説明しなくても分かると思うけど、細い方がチューブトップ、太いのがスカートです。前後ろはお好みにお任せします。ではお昼にお待ちしています。

静子

追伸 今日もタクシーでいらしてね。


先週のドレスは薄いながらも白い布でしたが、今日のドレスは同じような輪になっていますが、白い布は4分の1程だけで、残りは透明のビニールです。もちろん透明の方を後ろにするしかないのですが、それでもチューブトップは両乳首 とその間をかろうじて覆うだけしか白い布がありません。またスカートは中心から太腿の半分を覆うだけ。前から見るとヒップから太腿にかけての見事な曲線は完全に露わで、局部に白い布が張り付いているだけに見えます。もちろん横から見ても、後ろから見ても全裸と同じ。お尻も丸見えです。 当然のことながら下着は入ってません。

こんな姿を鏡に晒している間に私は段々と気持ちが高ぶってきて、一刻もはやくパーティに行きたくなりました。今日はドレスに合わせて、シンデレラの靴のような透明のハイヒールを履きます。

玄関のベルが鳴りました。タクシーが来たのです。バッグを持って、一つ深呼吸をしてドアを開けます。今日はメキシカンの若い男性です。私の姿を見て、目を大きく見張ってスペイン語で何かいいましたが、私には分かりません。でもすぐに英語で、素敵なドレス、それに素晴らしいボディですねと言ってくれたので、サンキューと返事しました。でもまだ彼は私の後ろ姿がどんなものか知らないのです。

ドアを出て彼に背中を向けて鍵をかけます。ああ、彼の視線を全身に感じます。また何かスペイン語で言ってるわ。

タクシーに乗っている間、彼はしゃべりづめでした。何とか私の気を引こうとしているのがひしひしと分かりました。

静子夫人の家に着き、料金を払ってタクシーから降りました。幸い周りには誰も居なかったので、小走りに玄関まで走ってベルを鳴らしました。彼はまだタクシーを動かさずにずっと私のお尻を見ています。ああ、誰も来ませんように。

中々召使の方は現われません。そのうちに向うの方から人の声が聞こえてきます。誰か散歩しているのかしら。こっちへ来るようです。早く、ドアを開けて!

私はドアに背中を向けてタクシーの方を向きました。正面を向いているほうが未だ少しは隠す布があります。彼がニッコリ笑っています。婦人が二人、私の方をちらと見て、笑いながら通り過ぎて行きました。

そのとき、ドアが開き、召使の方は私の全裸の後ろ姿に驚かれたようでしたが、にやりと笑うといつものように庭へ案内してくださいました。私がどんな恥ずかしいことをするのかはもう十分ご存知なんです。

既に他のご婦人達は揃っておられ、もちろんドクター・ケイも一緒に静子夫人と歓談されています。夫人が手を上げて私を呼び、私は夫人とドクター・ケイの間に座りました。

召使の方が飲み物を聞きに来られました。私はお水だけで結構と言うと、目の前のグラスに良く冷えた水が注がれました。そしてすぐに食事が運ばれてきました。私は少し不安でしたが、私の前にも皆さんと同じようにパスタが置かれたのでホッとしました。


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